◇ 第103回関西学生リーグ前期第4節◇対大経大◇4月19日◇ヤンマースタジアム長居
【前半】関大1-0大経大
【後半】関大0-0大経大
【試合終了】関大1-0大経大
スターティングメンバー
GK山田和
DF桑原、髙橋、松名、藤谷
MF村井、三木仁、宮川、北村
FW 大矢、堀
前期リーグ第4節・大経大との一戦に臨んだ関大。序盤はセットプレーから押し込まれる時間帯もあったが、徐々に流れをつかみ始める。すると前半28分に、MF宮川大輝(文2)のゴールで先制に成功した。追加点が欲しかった関大だが、後半は1点を追う大経大に押し込まれる展開に。その中でも、GK山田和季(社4)を中心とした堅い守りで、得点を与えない。1-0で勝利を収め、今季初のリーグ連勝を収めた。

前節にリーグ初勝利を飾った関大。連勝を目指し、大経大との前期第4節に挑んだ。序盤はコーナーキックやロングスローから、押し込まれる時間帯が続く。だが、全員の集中した守りで隙を与えない。前半10分以降からは、関大も徐々に流れをつかみ始める。FW堀颯汰(人2)が、相手の前がかりな守備で空いた背後へ積極的に抜け出し、攻撃の起点に。立て続けにシュートチャンスを演出し、相手ゴールに迫る。
クーリングブレイク後も果敢に攻め続けると、迎えた同28分。相手のゴールキックを回収し、FW堀が左サイドへと展開する。MF北村圭司朗(法3)からバイタルエリアでパスを受けたのはMF宮川。狙い澄ましたシュートは相手に当たるも、ゴールへと流れ先制点を獲得した。その後もギアを上げ、勢いのある攻撃から追加点を狙うが、終盤にはピンチを招く場面も。しかし、GK山田和のセーブが光り、得点を与えない。1点のリードを保ち、後半へとつなげた。


負傷により、ハーフタイムでDF髙橋哲也(文3)に代え、DF山本圭晋(経1)を投入。後半は、1点ビハインドの大経大に押し込まれる展開が続く。クリアボールを相手に回収され、なかなか前進することができない。同20分には、MF真田蓮司(法3)をピッチに送り込むが、依然として状況を打破することができず。すると、同26分にスローインの流れからペナルティーエリア内でハンドを取られ、ペナルティーキックを献上。この日最大のピンチであったが、立ちはだかったのは紫紺の守護神・GK山田和だった。冷静にコースを読み当て、同点弾を阻止。その後もピンチは続いたが、全員の集中した守りでゴールを守り切る。関大の後半のシュート数は0本と、厳しい状況ではあったがウノゼロで勝利を収めた。

今季初のリーグ連勝を収めた関大。次戦は、J3・FC大阪との大阪選手権準決勝に挑む。Jの舞台で好調を維持し、勢いにも乗っているFC大阪。しかし、プロが相手であろうと、大会4連覇と天皇杯出場をそう簡単に譲るわけにはいかない。『全員サッカー』の真価が問われる大一番。チーム一丸で勝利をつかみ取る。【文/写真:岩口奎心】
▼GK山田和
「前節に引き続きしんどい展開にはなったが、全員でしっかり守り切って勝ったことは良かった。でも、得点力不足がまだ課題であるし、前半のチャンスで決め切らないと、チームが上に行くためにはまだまだ足りないなと思う。(今節の自身のパフォーマンス)この試合だけを見たら、自分の中ではかなり良かったと思う。でも、それが次の試合とか、ずっと継続してこのパフォーマンスを出していかないと、先のステージ、自分が目指してる場所にはまだまだたどり着けない。(次戦・大阪選手権準決勝への意気込み)自分たちは大阪選手権4連覇が懸かっているが、それでもチャンピオンとしてではなく、自分たちはチャレンジャーの気持ちを持って戦う。そこは全員が意識してやらないといけない」
▼MF宮川
「相手が大経大ということで、タフな試合になることはわかっていた。攻める時間とかもあったけれど、みんなで耐えて勝てて良かった。(ゴールシーン)北村選手からいいパスがきて、ゴールを見たときにめちゃくちゃコースが空いていた。そこにに流し込むだけという感じだった。(ゴールパフォーマンスについて)太いヘアバンドを付けているから、試合前から決めたらやってやろうと思っていた。ちょうどアニメも見ていたから、やったという感じ。(今節の自身のパフォーマンス)今日は競り合いや球際の部分で負けたりしてしまったところがあるから、まだまだやれたかなという印象。(次戦・大阪選手権準決勝への意気込み)相手がJ3ということ。自分たちはチャレンジャーだと思うから、どんどんチャレンジして、勝って4連覇につなげられたらいいなと思う」
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