◇ RIGAVIL CUP 2025関西大学連盟春季リーグ戦◇対京橘大◇4月20日◇龍谷大学深草キャンパス
[第1セット]関大25-27京橘大
[第2セット]関大25-22京橘大
[第3セット]関大25-15京橘大
[第4セット]関大27-29京橘大
[第5セット]関大8-15京橘大
[試合終了]●関大2-3京橘大
リーグ4日目の相手は、1部3位につけている京橘大。首位の関大は、連勝記録を4に伸ばすべくこの戦いに挑んだ。

相手のサーブから試合が開始。先制点を奪われるも、関大の最初の得点を鮫嶋優香(政策3)のブロックで奪う。その後は土屋美咲(情3)のサーブでブレイク。さらに、花岡明里(商1)と森﨑美春(情2)の2枚ブロックで、2連続ブロックポイントも生まれた。中盤、土屋に代わって江城萌那(文4)が入る。安定したレシーブから攻撃につなげ、3点差をつけた。しかし、京橘大も徐々に点差を詰め、デュースにもつれ込む戦いに。24-25で関大がタイムアウトを取り、直後の点数を奪うも、最後は相手のスパイクを上げられず第1セットを献上した。

第2セットは伊関主将の2連続得点からスタートするも、その後は相手が5連続得点。伊関主将と鮫嶋のブロックで流れを断ち切ると、後山七星(ななせ=政策2)や土屋の多彩な攻撃で点差を詰めていった。中盤は相手の速攻に対応できずに得点される場面が目立つ。それでも、途中交代の佐藤彩音(社2)のストレートスパイク、土屋のサービスエースやバックアタックでブレイク。20点以降は取って取られての展開が続くもリードを守り切り、第2セットを奪う。ゲームを振り出しに戻した。

第3セットは相手に連続得点を許さず、終始関大の流れに。サイド3選手のブロックアウトで得点を量産。笹野文乃(文4)が相手セッターのツーを拾うなど、粘り強いバレーを展開する。森﨑の1枚ブロックや、花岡のダイレクトも決まり、関大の勢いは止まらない。最後は土屋がライン上へのスパイクを決め、10点差をつけこのセットを獲得した。

このセットを取って勝利としたい第4セット。第3セットとは違い、関大に連続得点が生まれない。それでも、田中のサーブレシーブから攻撃につないだ。花岡がダイレクト、ブロード、1人時間差などさまざまな攻撃を見せ、必死に相手に食らいつく。終盤相手のミスが続き追いつくも、相手のタイムアウトから連続得点を許す。サービスエースでセットポイントを握られた。関大も点数を取り返しデュースに持ち込むが、27-29で第4セットを奪われる。勝負は最終第5セットへ。

15点の戦いで緊張が走る第5セットが開始。一つ一つのプレーに大歓声が沸き起こる。第4セットの序盤同様、関大に連続得点が生まれず点差をつけられた。しかし、土屋や佐藤のスパイク、花岡のサービスエースで同点に追いつく。相手が先に8点に達し、コートチェンジ後にも連続得点を奪われる。関大がサイドアウトを奪うも、相手がサイドアウトをすぐさま奪い4連続得点し、15点目を獲得。セットカウント2-3で関大が敗北した。
今リーグ初の黒星を喫した関大。開幕4連勝がかかっていただけに、悔しい敗戦となった。現在はリーグ2位につけている。次に待ち受ける相手は関福大。次戦こそ勝利をつかんでみせる。【文:松嶋奈央/写真:中山桜希】
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