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◇第45回総合関関戦◇6月12日 ◇関西大学千里山キャンパス東体育館器械体操練習場

器械体操の関関戦が行われた。今年は、男女とも勝敗がつかずエキシビションでの開催。個人戦形式がとられ、それぞれが華麗な演技を披露した。

関大からは、男子8人、女子7人が出場。「男子団体1部昇格に向けてより高い難易度の構成を組んできた」と青木瞭吾主将(人4)。結果は、絶対的エース・古川智英(商3)が優勝。2位には、古川も絶賛する次期エース候補のルーキー・本木翼(商1)が2位にランクイン。3位には、つり輪で好演技を見せた加島駿佑(人2)が輝いた。

 女子は、槌谷彩里裟(商2)、ルーキー・荻根澤遥(文1)が優勝。普光江彩和(文3)が3位に入った。東野真奈(政策4)、猪上夏菜子(安全4)はこの試合をもって引退となった。試合後には、涙ぐむ姿も見られた。関学大の選手は、男子2人、女子1人のみの出場となったが、関大の選手が応援。また、応援団も駆け付け会場は盛り上がった。

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古川
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△本木
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△加島
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△坊崇将
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△青木
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△藤田空知
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△倉田晃利
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△津本隼弥
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△東野
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△猪上夏菜子
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△普光江彩和
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△吉池香南子
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△槌谷彩里裟
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△荻根澤
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△真田結佳子
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△両校の選手たち

次の大会は8月に開催される全日本インカレ。今年1年の集大成となる大会だ。おのおのが演技の構成の質をあげるため、さらに歩みだす。【文/写真:永松愛】

▼古川
「両校の親睦が深まり、試合をけがなく終えることができました。
鉄棒で閉脚エンドーと閉脚シュタルダーです。今年から新たに難易度が上がった技で、自分の中で満足のいく完成度を披露することができました。新しい技を入れた分、今まで使用していた他の技でミスが出たため、そこを課題として練習に取り組みたいと思います。とりあえずミスなく演技を通しきり、全日本インカレでは個人総合優勝、団体では一部昇格です」

▼本木
「関学と一緒に試合をして、演技も応援も楽しかったです。(関関戦へ挑戦した技)鞍馬のロス、鉄棒のチェコ式車輪、ロシア式車輪です。(自分の演技の出来栄えと課題)新しい技を入れた種目で失敗してしまったので、新しい技を入れて安定して通せるようにするのが課題です」

▼加島
「ミスはありましたが、全員が怪我なく無地に終われたので良かったと思います。
(関関戦へ挑戦した技は)吊り輪の前方経過車輪からのバラバノフです。自分的に床、吊り輪、跳馬、平行棒はEスコアを残せたのが収穫で、良かったように感じたが、鞍馬の簡単な技でミスを出してしまったことと鉄棒のトカチェフで落下してしまったことが課題だと感じました。今回の課題を踏まえて、失敗のない安定した演技ができるように頑張ります」

▼東野
「関関戦が引退試合になるということで4種目出場させて頂きました。段違い平行棒と跳馬はこれ以上はないほど上手くできたと思いますが、平均台と床では沢山ミスをしてしまったのが心残りです。関関戦前の練習では段違い平行棒と跳馬でミスが多かったのですが、ミスを引きずらないで切り替えることができたのが収穫で、ミスが多いことが課題です。関関戦が引退試合なのでもう試合に出ることはないですが、引退までまだ時間があるので特に平均台と床の通しをミスなしで出来るように練習に励みたいです。中学・高校では文化系の部活動に所属していたため運動系の部活動とは無縁でしたが、大学進学を機に何か新しいことに挑戦してみたいと思い、以前からかっこいいなと思っていた体操を大学から始めました。順調に上達できた時期もあった一方で怪我をした時期や怪我が怖くて以前はできていたことが全くできなくなったり時期もあり、上達の兆しが見えない時期も多々ありました。一人では何もできない状態でしたが、コーチや先輩、同期、後輩がアドバイスや補助、応援などで沢山支えて下さったおかげでここまで続けることが出来ました。部活動を通じ、新しく物事に取り組むことに遅すぎるということはないことや苦手意識があっても練習次第で良い方向に変えられること、出来なかったことが出来た時の喜びは何物にも代えがたいということを実感しました」

▼猪上
「集大成となる試合で、決してベストの結果とは言えませんでしたが体操を始めてから4年目にして初めてお褒めの言葉をいただきました。それだけで少し報われた気持ちでいます。最後に関学の友人と同じ班で回れたことが何より大きい収穫でした。社会的にはもちろん、体操部も目まぐるしく状況の変わった4年間だったと思います」

▼荻根澤
「関関戦自体が3年ぶりということで、無事に開催されたことに感謝しています。そして、伝統ある一線に出場できたことを非常に嬉しく思います。普段の試合とは違い、応援団の方々の厚い応援もあり、新鮮な気持ちで、楽しみながら試合をすることができました。また、関学の選手の方々との交流を深めることができ、良い思い出となりました。今回の試合では、今できることは全部出し切ました。しかし、平均台の落下などのミスもありました。全日本インカレにむけてもっと安定させて、きれいな演技にしていくことが今後の課題です。Eスコアを上げるために、これからもよりいっそう美しい体操を追求していこうと思います。さらに、新しい技にもどんどん挑戦していきたいです。次戦ではパワーアップした自分を見せれるように、毎日コツコツ頑張ります」

▼槌谷
「優勝できてよかったです。平均台落ちすぎたのが課題です。
次の試合はノーミスで」

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