◇2025年春シーズン第1節◇対慶大◇4月20日◇関西大学中央グラウンド
[第1Q]関大28-0慶大
[第2Q]関大7-7慶大
[第3Q]関大14-0慶大
[第4Q]関大10-14慶大
[試合終了]関大59-21慶大
新チームとなり迎えた第1戦は、慶大と対戦した。第1クオーター(Q)から4つのタッチダウン(TD)を奪う。そこから終盤まで相手を寄せ付けず、大差をつけ春の初戦を勝利で飾った。
慶大のキックから始まった試合。スコアボードが動いたのはその直後だった。QB高井法平(人3)からWR藤田晃成(文2)へボールが渡り、TD。相手にボールを触らせず、速攻で得点を獲得した。

そこから関大の猛攻は止まらない。RB前川礼男(経3)が相手を見事にかわし、TDを決める。その後25㍎付近でQBサックを決められそうになるも防ぎ、ゴール前12㍎まで近づいた。そしてRB山㟢紀之主将(経4)のランプレーでTD。3つ目のTDが決まった。第1Q終盤には、QB高井からWR新井力央(文3)への18㍎のロングパスが通り、TD。一挙28点を獲得した。

続く第2Qでは序盤の勢いからは打って変わって均衡した戦いとなった。序盤から相手にQBサックを連続で決められ、エンドゾーン手前4㍎まで迫られる。相手がギャンブルを選択するも、関大が守り抜き得点を許さなかった。そこから再び、WR新井への約40㍎のパスが通る。パスプレーで陣地を広げ、RB前川が押し込み追加点を獲得。その後TDを決められ、両者TDを1本ずつ決め第2Qを終えた。

大きくリードを保ったまま迎えた後半戦。WR藤田がTDを決め、得点を追加する。その後も、RB山㟢主将が今試合2本目のTD。中央へのランプレーで得点し、相手との差を大きく広げた。

守備の場面ではDB石井慶汰(経4)がインターセプト、LB東駿宏(人3)がQBサックを決め、チームを盛り上げるプレーを見せる。
迎えた最終Qは相手のペースで試合が進んだ。関大はK畑生武之進(商3)のフィールドゴールとランプレーで10点を獲得。対して慶大は2本のTDを決め、勢いに乗る。しかし、関大は相手を寄せ付けずに大差で勝利した。

序盤の大量得点から失速があったものの、ロングパスが多く決まり、好スタートを切った関大アメフト部。次戦は、昨年悔し涙をのんだ早大と対戦する。昨年の雪辱を果たし、勝利を飾るために。これからの飛躍に期待が高まる。【文:湯浅あやか/写真:市場薫、川元咲季】
▼RB山㟢主将
「(試合を振り返って)まずは勝ててうれしいというか安心したというのが一番自分の中では大きいです。オフェンスとしては59点を入れたのはまず1つのいい結果なのかなとは思います。最初は28点を獲得できたけれど、やっぱり時間が経つにつれて止まっていったっていうのがまず課題としてあります。一旦この結果を喜ぶんですけど、現状に満足してはいけないなというのが今の気持ちです。(自身の2つのTDについて)自分自身、得点は絶対入れたかったので、1本ではなくて2本決められたのはすごくいい結果として残ったのかなと思います。(次戦の早大戦への意気込み)今年の春シーズンのキーとなる試合はやっぱり早大戦だと思っていて。昨年の春の結果もですし、秋に引退試合になってしまった相手も早稲田だったので、この春で早稲田と対戦できるので、しっかり準備して結果で見せられるように練習していこうと考えています」
コメントを送信