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◇第56回春季関西学生リーグ戦◇対太院大、龍大◇4月19日◇大阪青山大学

[第1試合]
関 大 102 000 2=5
太院大 001 001 0=2

1(三)荒木
2(中)村上
3(一)玉岡
4(投)新屋
5(捕)大塚
6(DP)石田
7(二)上田
8(右)中野
9(遊)勝目
FP(左)髙川

ついに春季リーグ戦が開幕。勝目結月主将(人4)率いるソフトボール部女子の戦いが始まった。初戦は昨秋2位の太院大。終始関大ペースで試合が進み、春季リーグ戦初勝利を飾った。

先攻の関大は先頭打者・荒木咲音(人2)が積極的な攻撃で左前安打を放ち、好機を作る。村上心優(文1)が犠打を決め、荒木は三塁に進塁。玉岡奏(人2)の中犠飛の間に荒木が生還し、先制点を挙げる。その裏、マウンドには新屋ひなた(人4)が上がった。1番打者に三塁打を打たれるも、その後は三振で抑える。

IMG_9996-200x133 【ソフトボール女子】春季リーグ初戦は快勝!2戦目は惜敗となった
△新屋

2回は大塚弥香(やこ=人4)の四球、上田陽花莉(文3)と中野海咲(人3)の安打で1死満塁のチャンスに。しかし、あと1本が出ず無得点で攻撃を終えた。守備では得点圏に走者を背負うが、相手に得点を与えない。

3回は1死から玉岡の左前安打と四球で一、二塁に。続く大塚が走者一掃の右越適時二塁打を放ち、2点を追加。裏は安打と盗塁で1死三塁のピンチを迎える。2番打者に中前適時打を打たれ、1点を失った。さらに足を使った攻撃で進塁を試みる太院大。だが、捕手・大塚が盗塁を刺し、進塁を許さない。

4回は互いにチャンスを作れず無得点。5回表は今試合初の三者凡退で攻撃を終える。その裏、無死一塁になった時点で、新屋に代えて、桑原和沙(あいさ=人1)がマウンドへ。2死満塁のピンチを迎えるが、三振で切り抜けた。

IMG_0297-200x133 【ソフトボール女子】春季リーグ初戦は快勝!2戦目は惜敗となった
△桑原

6回表は無得点となり、裏の守備へ。順調に2死を取るも、長打を2本浴び1点を返される。1点差に詰め寄られた最終回の攻撃。この回先頭の荒木が左前安打で出塁する。続く村上も一、二塁間を破る安打で好機に。玉岡は凡退し、新屋は犠打で進塁に成功。そして3回に得点を挙げた大塚が打席に立つ。放った打球は中飛かと思われたが、相手の失策が絡み2得点を挙げる。裏は中野の好プレーが見られるなど、5-2で勝利をつかみ取った。

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△大塚

リーグ初戦を白星で飾った関大。1年生の活躍も光り、チーム一丸で勝利をつかみ取った。春季リーグ優勝に向け、一戦必勝で最後まで関大らしく戦い抜く。

▼勝目主将
「(主将として迎えた春季リーグ戦はどのような気持ちで挑んだか)本当にいろんな準備という部分で、(春季リーグに)入ることへの不安は一切なかったです。みんなもその思いがあった分、どんどん自分たちのソフトボールができていました。調整期間も含めて、自信を持ってこの舞台に挑めたかなと思っています。(ほとんど毎回走者を出していた今試合を振り返って)攻撃の部分としては、ほんとにみんな調子が上がってきているバッターが多くて。そこで一人一人の役割や、全員が後ろにつなぐという、1人でやらないソフトボールを試合前に話をすることができたので、そういうところがつながったと思います。(1点差に詰め寄られた際の声かけは)とにかくやることは変わらないので、特にちょっと追いつかれそうになった時の裏の回に、『今回しっかり雰囲気を作っていこう』みたいな、ベンチから攻撃に行く時に雰囲気を作ってという形の声かけはしました。(次戦の龍大戦への意気込みは)まずは目の前の1勝ずつを取っていくというところなので、次の試合も全員の力で勝っていこうかなと思っています」

▼大塚
「(どのような気持ちで挑んだか)やれることは全部やってきたので、本当に自分たちの力を出せたら勝てるかなと思ったので、ほんとにいつも通りという感じです。(試合を振り返って)初回に得点が入った時は先頭が出て1球で送ってという、得点が入る流れが来たので。打ってつないで、打って返すという関大らしい流れで点数を取れたと思います。(最終回、好機での打席に立った際の気持ちは)投手が1年生の桑原に代わったので、ほんとに少しでも楽に投げさせたいという思いはあったので、点差を離しておきたいというのは考えていて。いい当たりではなかったんですけど、どんな形でも点につなげたらいいなと思っていました。(龍大戦に向けて)1戦目で緊張はだいぶほぐれたかなと思うので。やっぱりやってきたことを全部出すつもりで、一戦必勝で勝てたらいいなと思います」

[第2試合]
関 大 000 012 00=3
龍 大 300 000 01x=4

1(三)荒木
2(中)村上
3(一)玉岡
4(DP)新屋
5(捕)大塚
6(二)上田
7(左)髙川
8(右)中野
9(遊)勝目
FP(投)桑原

同日に行われた試合で太院大を倒し、勢いに乗る関大は龍大と対戦した。初回に3点を失い、追いかける展開から同点まで追いつく。両者同点でタイブレークに突入するが、惜しくも初黒星を喫した。

1回表、村上が内野安打で出塁し、盗塁を決める。続く新屋も四球で塁に出て、盗塁。足で相手のペースを乱し、続く大塚も四球で出塁する。2死満塁になるも、後続が三振に倒れ無得点で攻撃を終えた。
その裏、太院大戦の途中からマウンドに上がった桑原が登板。四球で先頭打者を許すと、安打と味方のミスが重なり、一挙3点を失う。

追いかける展開となった2回表は三者凡退に打ち取られ、反撃することができない。3回表では、玉岡が右越安打で二塁まで進むも、得点にはつながらず。続く3回裏は桑原に代わり山本萌楓(人3)が登板した。先頭打者を許すもゴロなどでアウトを重ね、0で抑える。そのまま得点が奪えず迎えた5回。試合が動いた。井上心羽(文2)の中前安打から荒木の左安打で得点圏に走者を置いた関大。四球などもあり、2死満塁になる。次の打者の新屋が左適時打を放ち1点を返した。そのまま勢い乗りたい関大。裏の守備で、山本が相手打者を3人で斬って取り、流れを引き寄せる。続く6回表、先頭打者の園部真央(法1)が右中間を抜く痛烈な安打で二塁まで進む。続く石田暖(のん=安全1)が四球で出塁し、無死一、二塁に。そこから𠮷田梨乃(人4)が犠打を決め、走者を得点圏に進める。そしてこの好機で打席が回ってきたのは勝目主将。中堅に打ち返し、走者一掃の適時二塁打を放った。同点に追いついた関大は追加点がほしいところだったが後続が倒れ、勝負は7回へ。7回表、太院大戦で4点を挙げた大塚が左安打で出塁する。しかし、惜しくも得点とはならず。その裏は山本が好投で守り抜き、試合はタイブレークへ。二塁に走者を置く状態から始まるタイブレーク。中野が犠打で走者を三塁に送るも後続が倒れ、裏の守備へ。なんとしてでも失点を防ぎたい関大だったが、先頭打者に中堅手を超える安打を打たれてしまう。決勝点を献上し黒星を喫した。

IMG_0115-200x133 【ソフトボール女子】春季リーグ初戦は快勝!2戦目は惜敗となった
△勝目

初回に3点の差をつけられたが終盤に追いつき、最後まで勝敗が分からない接戦となった今試合。黒星を喫したものの、次につながる1戦となった。次戦は園大と対戦。全員で勝利に向かって進む姿から目が離せない。【文/写真:井藤佳奈、湯浅あやか】

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