◇2025年度関西学生シングルス選手権大会2日目◇4月19日◇桃山学院大学
[4回戦]
●北村いるみ(商4) 欠場
●大村友里(商2)1-4岩元(神松陰大)
○西村ゆめ主将(社4)4-1三宅(関学大)
○江口咲礼紗(さらさ=社3)4-2浪岡(天理大)
○永橋舞雪(人4)4(10-8)3西村(神和大)
[5回戦]
●浦山皐(社1)1-4石原(神松陰大)
●江口1-4柴田(立命館)
●永橋2-4岩元(神松陰大)
○西村主将4-2富永(関学大)
[6回戦]
●西村3(2-7)4岸浦(関学大)
昨週の大雨の影響により、1日目から1週間後に開催された関西学生シングルス選手権大会2日目。関大からは3回戦を勝った大村、西村、江口、永橋、浦山の5名が出場した。4回戦では永橋が接戦の末にファイナルゲームに突入。両者、譲らぬ攻防が続くも、勝利を収めた。5回戦では西村主将が両者、ゲームカウント2-2から2ゲーム連続で取り切り、ベスト8進出を果たす。関西ベスト4入りをかけて挑んだ6回戦は岸浦(関学大)と対峙(たいじ)。勝利まであと1歩に迫ったが勝ち切ることができず。ベスト8で幕を閉じたが、今大会で4名の選手がインカレ出場を決めた。
4回戦で大村は岩元(神松陰大)と相まみえる。終始、相手のペースで試合が進み、得点することができない。ゲームカウント1-4で敗北を喫した。

江口の4回戦の相手は天理大の浪岡。序盤は相手にリードを許し、3ゲーム終了時点でゲームカウントは1-2に。しかし、第4ゲームから流れは江口ペースになった。3ゲーム連続で取り切り、ベスト16入りを果たす。
5回戦、相手は立命大の柴田だ。第3ゲームまで相手ペースで試合が進み、窮地に追い込まれてしまう。ゲームカウント0-3で迎えた第4ゲーム。サービスゲームでデュースにまでもつれ込むんだが、粘りのプレーでこのゲームを取り切った。この調子で2ゲーム目を取り切りたい第5ゲーム。連続得点で1点リードを許すも、再び得点し互角の戦いを繰り広げる。しかし、ミスが相まって勝利することはできなかった。

永橋が4回戦で対峙(たいじ)したのは神和大の西村。第1ゲームは連続失点し相手ペースになるかと思われたが、そこから永橋が4点連続で得点し、第1ゲームを取り切る。第2ゲームはデュースに持ち込まれると、このゲームを落とすことに。その後も一進一退の攻防が続き、勝負はファイナルセットにまでもつれ込む。7点で決まらずデュースに入ったが何とか勝ち切り、5回戦に駒を進めた。
4回戦が終了し、続けて5回戦に挑む。相手は4回戦で大村が敗北を喫した相手、岩元(神松陰大)。互いに点を取り合う接戦が繰り広げられる。第4ゲーム終了時でゲームカウントは2-2。第5ゲームはコート内に返球することができず先制点を許すも、連続得点で1点リードの状態に。しかし、同点に追いつかれると3点連続で失点する。ゲームカウント2-3になり、後がなくなった第6ゲーム。常にリードされた状態でこのゲームを落とす。ベスト16で幕を閉じた。

4回戦を不戦勝で5回戦に挑んだ浦山。対するは神松陰大の石原だ。デュースにもつれ込むゲームもあったが、相手ペースで試合が進み、4ゲーム終了時点でゲームカウントは1-3に。後がない第5ゲームでもなかなか得点することはできず。5回戦で姿を消した。

西村主将は4回戦で三宅(関学大)と対戦。リターンから攻め、いきなりゲームを奪取する。その後も自身のペースで試合を進め、相手にほとんど得点をさせない。ゲームカウント4-1勝利を収めた。
5回戦では関学大の富永と相まみえた。互いに攻め合い、一進一退の攻防が続く。第5ゲームではデュースになるも、相手のアウトによりこのゲームを奪った。勝利まであと1歩に迫った第6ゲーム。際どいコースを狙った相手の攻撃や自身のアウトでまたもやデュースに突入する。ここから西村が実力を発揮し、3連続得点でベスト8入りを決めた。
関西ベスト4入賞を懸け、岸浦(関学大)と対峙(たいじ)。第1ゲームこそ取られたが第2ゲームから接戦を繰り広げる。厳しいコースを狙いゲームポイントに。しかし、そこからミスもあり3連続失点。追い込まれたが、ラリー戦や揺さぶりをかけた攻撃で試合を振り出しに戻した。続けて第3、4ゲームを奪い、ベスト4入りがちらつき始める。迎えた第5ゲーム。相手に先にゲームポイントに到達されるも、相手のアウトを引き出す攻撃を用いてデュースにもつれ込ませる。だが、その後のラリー戦を制せずゲームカウントは3-2に。ここから試合の主導権を相手に握られ、第6ゲームも奪われる。関西ベスト4入りに赤信号が灯る運命のファイナルゲーム。先に7点先取したら勝ちになる中、先制点はネット越しに速攻され相手に献上する。続けて失点するも西村の強烈な一撃で1点差に。しかし、自身のアウトが2度続き、さらにはネットにあたる失点が続き、点数は1-6と窮地に追い込まれる。このままでは終われない西村がラインぎりぎりを狙う攻撃で2点目を取るも最後は自身のスマッシュがネットにあたり無念の敗北。関西ベスト4にはあと1歩届かなかった。

今大会の結果を通じて4名のインカレ出場が決まった。また、5月3日、4日には春季リーグを迎える関大ソフトテニス部女子。昨秋の準優勝を超える優勝を見据えて。今大会での経験を生かし、成長を遂げてみせる。【文/写真:木村遥太】
コメントを送信