令和8年度関西学生春季リーグ戦第2節◇対関学大2回戦◇4月12日◇阪神甲子園球場
関 大 010 006 221=12
関学大 000 031 040=8
(関)百合澤、西山、礒田、中原-笠井
(学)森津、伊丹、奥野谷、國定、鯛谷-塚野、小林舜
1(指)渡邊拓
2(二)金森
3(右)中村
4(中)山本峻
5(遊)宮本青
6(一)澤村
7(捕)笠井
8(三)森内
9(左)河田
先発 百合澤
雲1つ無い青空のもと行われた対関学大2回戦。勝ち点に王手をかけている関大は、きょうも油断することなく総力戦で臨んだ。投手戦となった昨日とは打って変わって、笠井康生(法4)と山本峻輔(人3)の本塁打2本を含む12安打を記録。大量得点で投手を援護した。投げては、先発に抜てきされた百合澤飛(たか=人3)が、初回から走者こそ背負うものの4回まで無得点に抑える。その後得点を許すも、投手陣の継投で要所を締め、見事連勝で勝ち点を奪取した。
初回、先攻の関大は中村莞爾(安全4)が右前安打を放つ。続く山本峻が敵失で出塁し、2死一、三塁に。いきなり先制の好機を作るが、この回は無得点に終わる。先発投手の百合澤は、先頭に四球で出塁を許すも、宮本青空(はる=経3)の好プレーで併殺を奪い、ピンチを背負うことなく3人で斬った。

2回には笠井の一振りがチームに勢いをもたらした。振り抜いた3球目はライトスタンドへ綺麗な放物線を描き、笠井はガッツポーズ。今季チーム初本塁打を聖地・甲子園で放ってみせ、貴重な先制点をあげた。関大スタンドは大きく沸き、『大空を超えて』が響く。裏では2死満塁のピンチを背負うも、百合澤が気迫の投球で空振り三振に打ち取り、流れを持ち込んだ。

しかし、5回に関学打線に捕まる。四球や失策が絡み1死満塁になると、相手3番に適時二塁打を浴び、3点を献上した。この流れを切るべく、2番手に起用されたのは西山恒誠(文2)。依然としてピンチは続くも、ゴロに抑え最小失点で切り抜けた。

関大の反撃は、ここから始まる。6回、無死一、三塁の場面で澤村凪人(情2)が内野安打で走者を生還させた。続く好調の笠井は左前適時二塁打を放ち、力強いバッティングでチームを勢いづける。さらに、森内大奈主将(情4)が死球を受け無死満塁に。そこから、河田流空(りく=文4)、金森洸喜(法3)、中村の適時打、山本峻の犠飛でこの回一気に6点を奪い、逆転に成功した。


7回には相手投手が崩れ、押し出しで2点を追加。また、裏には西山に代わりルーキーの礒田桜士朗(法1)がマウンドに上がる。リーグ戦初出場ながら三振を奪うなどの好投を見せ、関学大のイニング連続得点を阻止した。
5点リードで迎えた8回、表では1死一、二塁からまたも笠井が適時二塁打を放つ。続く森内主将も、初球を弾き飛ばし本日2本目となる左前二塁打でこの回も2点を追加。しかし、裏にまたピンチが訪れる。続投の礒田の四死球が重なり、無死満塁に。緊迫した場面に起用されたのは守護神・中原海晴(商4)。先頭を三振に打ち取るも、二者連続で適時二塁打を浴び4点を奪われる。しかし、中原の真価はここから。相手4番を空振り三振に抑え流れを切り、これ以上の得点は許さず。リードを保ったまま最終回を迎えた。


ジリジリと迫ってくる関学大から逃げ切るべく追加点が欲しい最終回。金森、中村が三振に倒れ2死となるも、打席には4番・山本峻。フルカウントから振り抜いた打球はレフトポールギリギリの本塁打となり、ダメ押しの1点を追加した。本日チーム2本目の本塁打に、関大スタンドだけでなく球場が揺れる。裏では、中原が走者こそ背負うものの進塁を許さず抑え切り、試合終了。3時間3分にも及ぶ激闘を制した。

最後の最後まで『情熱の野球』に相応しいプレーで、これで3連勝の関大。全国制覇のため、負けられない戦いはまだ続く。次も勝利を収め、流れをつなげたい。【文:宮寧彩/写真:水井陽菜】
▼笠井
「(2回の本塁打の手応えは)あまり会心ではなかったし、風もレフト方向気味だったので、入るかな、どうかな、という感じで一応本気で走りました。(適時二塁打も2本、打撃の調子は?)昨日全然打てなくて。そのダメなところをグラウンドに戻って修正したので、うまくはまったのかなと思います。(出塁時のパフォーマンス)Heliosの今年のテーマの『Rock You』です。いつも応援してくださっているので、本当に励みになります。(次戦に向けて)昨日もそうですがずっとピッチャーに頼りっぱなしだったので、次もしっかり援護できるように、野手陣で頑張っていきたいと思います」
▼山本峻
「(今日の試合を振り返って)百合澤がピッチャーということで、僕らが点を取らないと勝てないなと思っていたので。しっかり打者が頑張ろうっていう話をしていました。(9回の本塁打の感触は)監督が、『逆方向に打ったら良い風吹いてるぞ』と言っていて。それで入ったなって感じです。(次戦に向けて)次の相手は同大。そこでもしっかりと勝ち切って勝ち点を拾って、神宮まで勝ち進めるように頑張っていきます」
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