◇女子第60回関西学生リーグ戦第１戦◇対神大◇４月６日◇関西大学アーチェリー場

【試合結果】
［50㍍競技］関大941－740神大
［30㍍競技］関大1013－932神大
［Ｇ．Ｔ（グランドトータル）］○関大1954ー1672神大
※メンバー５人中、上位３人の記録

昨年はリーグ戦３位に終わり、自力での王座進出ができず、悔しさを味わった関大アーチェリー部女子。それから１年。一人一人が地力を高め、リーグ初戦に挑んだ。相手は神大。前半戦から仲田聖（社２）、山田梨乃（環都４）を中心に得点を重ね、リードを広げる。後半50㍍競技でも差を広げていき、危なげなく初戦勝利を果たした。

関大が後半で開始した50㍍競技。１エンド目は山田、仲田、竹中志香（文２）が50点以上を記録し、好調な滑り出しを見せた。松田和瑚（文４）、福原綾乃（情３）は50点を超えることはなかったものの、大きな点数の乱れはなく競技を進めていく。３人が300点を超えをたたき出し、941―740と大きくリードをつけて、試合を折り返した。

続く後半30㍍競技。的との距離が近くなると関大の勢いはさらに加速する。中でも一貫して強さを見せたのは山田だった。３エンド目で山田が満点の10点を３射で連続で射抜く30金を２回連続で記録し、チームを引っ張る。福原は前半で点数が伸びなかったが、後半で少しずつ安定。４エンド目まで55点以上でまとめ、325点を記録する。大きな崩れもなく、30㍍競技も終了。上位３名は山田、仲田、竹中となった。最終結果は1954―1672。相手を圧倒して勝利を収めた。

開幕白星スタートとなった関大アーチェリー部女子。次戦は梅花女大との一戦に。王座出場を見据え、次戦も必ず勝利をつかみに行く。【文／写真：木村遥太】

▼山田
「（自身の点数はどうだったか）練習試合でも664点は出ていなくて、自己新記録だったので、１戦目でこの点数が出せたのは良かったと思います。（50㍍競技で意識したこと）最初、崩れてしまったところがあったので、そこから切り替えて、すぐにうつことを意識しました。（今年の目標）個人としては670点を出すのが目標です。部としてはブロック優勝を目指していて、一番の山場になるのが同大戦だと思うので、同大戦に向けて、個人としてもチームとしても成長していけるように頑張りたいです」