◇令和6年度新人戦4回戦◇対大経大◇4月6日◇関西大学弓道場
【試合結果】関大99-94大経大(全120射)
春の陽気の中迎えた新人戦ブロック決勝は、強敵・大経大と対峙(たいじ)。序盤から接戦となったが、安定した射を披露し99-94で勝利を収めた。
先発メンバーは、宮川匠吾(経2)、村松璃輝人(経2)、福永凌佑(社2)、小林勇太(文4)、清水葉万(環都3)、西口桜桃明(おとあ=環都3)。全員が初矢をあて、関大の流れを作る。宮川、福永、清水、西口の4人が皆中を果たし、村松、小林はそれぞれ3中。チームは22中と高い的中率を誇る。しかし、相手校も好的中を記録し、22-19で試合はスタートした。


続く2立目では、宮川が再び皆中を記録し、さらに小林も皆中。3立目では、宮川、西口が皆中する。村松、福永、小林、清水も3中と全員が高い的中率となった。2、3立目を好的中で終えたが、相手校と同じ的中数でなかなか差を広げることができない。

「相手の的中はあまり気にせず、自分たちのやれることをやろうと毎回話していました」と宮川。チーム一丸となって臨んだ4立目は、21中を記録し8中差をつけた。最終立は、宮川、福永、西口が皆中を記録し、チームは19中に。この時点で関大は勝利を決定させ、見事決勝進出を決めた。

次戦は、立命大、関学大との三つ巴決勝戦。3年前に優勝を果たした際に対戦した因縁の相手と、再び顔を合わせることが決まった。3年ぶりの優勝に向け、全員で勝利をつかみにいく。【文:速水咲良/写真:吉野日菜多】
▼宮川
「(意識して取り組んできたこと)大切な場面で、射技の課題である早くなってしまうというのだけ起こらないように。応援してくださる方に、がっかりさせないようにとりあえずやりきろうかなと思って、今週の試合に挑みました。(差がなかなか離せない状況の中チームで話し合ったことは)毎回24分の20あて続けるというのを意識して、相手の的中はあまり気にせず、自分たちのやれることをやろうというのを毎回話していました。(試合を振り返って良かった点)初立は24射のうち22中で、それでチームが流れに乗れたのかなと思って。そこからも、崩れることなく最後までできました。(見つかった課題)急いでしまうというか、大切な場面で力んでしまうといったところです。(次戦に向けて)チーム全体として的中を底上げして、いい勝ち方で優勝したいと思います」
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