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◇第102回関西学生リーグ後期第6節◇対京橘大◇10月13日◇関西大学高槻キャンパス第1グラウンド

【前半】関大0-0京橘大
【後半】関大0-0京橘大
【試合終了】関大0-0京橘大

スターティングメンバー
GK山田和
DF桑原、大西、木邨、吉村瑠
MF村井、和田、三木仁、真田
FW堀、吉永

後期リーグも折り返しとなる今節は、前期で引き分けた京橘大と対峙(たいじ)した。前半序盤こそピンチを招く場面が続いたが、流れは徐々に関大に傾きチャンスを作り出していく。後半も決定機があったものの、決め切ることができない。スコアが動くことなく試合終了のホイッスルが鳴り、前期に続き勝ち点1を分け合った。

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△応援に駆けつけた部員たち

関大ボールでキックオフした今節。序盤は試合が落ち着かず、ピンチを招く場面が続く。しかし、GK山田和季(社3)のセーブもあり、ゴールラインは割らせない。攻撃陣の背後への抜け出しから、徐々に関大も試合の流れをつかみ始める。前半15分、右サイドのスローインからDF桑原航太(社2)がクロスを供給。ファーサイドから頭で合わせたMF真田蓮司(法2)だったが、惜しくも相手GKのセーブに阻まれた。

今節でも、DF桑原とDF吉村瑠晟(経3)の両サイドバックが、積極的な攻撃参加でサイドから厚みのある攻撃を仕掛ける。そこに、技術力が高いMF真田とMF村井天(経2)らが関わり、細かくパスをつなぎ局面を打開。ペナルティエリア内への進入やクロスから、ゴールへと襲い掛かる。しかし、フィニッシュのシーンで決定力を欠く場面が続き、ゴールをこじ開けることができない。

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DF吉村瑠

また、セットプレー時にはMF和田健士朗(人2)が高精度のキックを披露。競り合いが強いDF木邨優人主将(政策4)や、DF大西志有太(文3)がターゲットとなるが、枠を捉えることができない。前半終了間際には、DF吉村瑠がペナルティエリア内でドリブルを仕掛け、相手DFに倒される。だが、審判はノーファールの判定。チャンスが多かったものの先制点を奪うことができず、試合を折り返した。

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△MF三木仁太(政策3=左)とMF和田

ハーフタイムでDF桑原に代え、DF髙橋哲也(文2)を投入。後半はより一層関大がゲームを支配する展開に。しかし、それ故に前がかりとなった関大の背後が空くことや、自陣でのミスを突かれカウンターを受ける場面も。そこでは、リーグ最小失点を誇る守備陣の活躍が光った。GK山田和のセーブや、スピードに定評のあるDF髙橋の素早い戻りからピンチを脱する。

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△DF髙橋

後期リーグ第4節大院大戦に続き、サイドバックでの起用となったDF髙橋。守備だけでなく攻撃時にも、その存在感を発揮した。同19分、FW堀颯汰(人1)、MF村井とつなぎDF髙橋のいる右サイドへ展開する。相手DFラインとGKとの間に正確なクロスを供給。これを途中出場のFW大矢瑞樹(情3)が頭で合わせるも、うまくボールを叩くことができず。シュートはゴール枠上へと外れた。

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△FW大矢

また、前田雅文監督は攻撃に変化をつけるべく、交代カードを切っていく。MF和田とFW堀に代え、攻撃にアクセントを加えられるMF宮川大輝(文1)や、強烈な左足を持つFW日笠蓮康(情1)を投入した。途中出場の選手が、攻撃時には起点となり、守備時には前線からハイプレスをかける。しかし、時計の針が進む中で、なかなか得点を奪えない。後半のアディショナルタイムは4分。この短い中でも数回の決定機が訪れたが、最後までネットを揺らすことはできず。今節もスコアレスドローで試合を終えた。

3連戦を3戦引き分けに終え、思うように勝ち点を伸ばし切れなかった関大。リーグ内では最小失点であるものの、今季の課題である得点力不足は解消しきれていない。今節でリーグが折り返しとなり、ここからは上位チームとの直接対決が待っている。「ここで負けたら終わり、勝っていくしかないと思う。厳しいゲームが続いていくが、最後までしっかりやっていきたい」と前田監督。次節は勝ち点1差で追いかけている、現在首位の京産大だ。直接対決を制し、再び首位の座へ。後期リーグ最初の正念場を迎える。【文/写真:岩口奎心】

▼前田監督
「(チャンスは多かったが決めきれず引き分けに終わった)チャンスまでは持っていけている。そこからのクオリティというのは、FW陣を中心にしっかり質を上げてやってほしい。失点は0に抑えられているから、守備のところは評価できると思う。(リーグ最小失点だが得点が伸びない)得失点は低いと思うが、最小失点を狙えるチームでもある。得点力を構築していくことはなかなか難しい。後ろが0で粘りながら、得点は少ないかもしれないが、1点を取って勝っていく。もしくは多くて2点ぐらい取って勝つというのが理想的なのかなと思う。(ここまでの後期リーグを振り返って)他チームのサッカー部への力の入れ方とか選手の質を考えた時に、特にうちが勝っているというわけではない。前期は上手くいき過ぎた部分もあるから、実際はこれぐらいの結果なのかと思う。(次節以降の意気込み)これから上位チームとの直接対決が始まる。ここで負けたら終わり、勝っていくしかないと思う。厳しいゲームが続いていくが、最後までしっかりやっていきたい」

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