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◇第36回出雲全日本大学選抜駅伝競走◇10月14日◇出雲大社正面鳥居前ほか

[最終結果] 16位 2:19.13
1区 谷村恒晟(安全3)
2区 岡村和真(情2)
3区 坂東壮琉(商4)
4区 平野圭人(環都2)
5区 大槻涼人(政策2)
6区 秋山翔太朗(法3)

「打倒関東」を目標に掲げ、3年連続9回目の出雲駅伝に挑んだ関大陸上競技部。1区終了時点で15位と少し出遅れ、巻き返しを図るも、なかなか順位を上げることはできない。前半から勢いのある京産大を抜かすこともかなわず、16位と悔しい結果に終わった。

S__373735440-200x133 【陸上競技】3年連続の出雲駅伝は16位と悔しさ残る結果に
△応援に駆け付けた選手たち

1区に起用されたのは、5000㍍でチームトップの記録を持つ谷村だ。3㌔を過ぎたところから先頭のペースが上がり、集団は縦長に。谷村は必死に先頭集団に食らいつく。しかし、残り1.5㌔地点で先頭がさらにペースアップ。そこに着いて行くことができず、トップと46秒差の15位でタスキを渡した。

出雲駅伝初出場の岡村。5.8㌔と最も最短区間である2区に出場した。いいペースだが、順位を上げることはできず。1区終了時には後関大の方につけていた北海道学連選抜に抜かされ、順位を1つ落とす形でレースは3区に。

IMG_5356-200x133 【陸上競技】3年連続の出雲駅伝は16位と悔しさ残る結果に
岡村(左)、坂東主将

3区には出走選手唯一の4年生、坂東主将が走った。全日本大学駅伝予選会時にはけがの影響で走ることができなかった坂東。1つでも順位を上げたいところだったが、他大学の選手のレベルも高く、差をつめることはできない。順位は変動することなく、16位でレースは終盤戦に突入した。

4区は平野が駆け抜ける。3区の坂東からタスキを受け取ると出雲路を快走。順位を上げることこそかなわなかったが、15位の北海道学連選抜を猛追した。タスキを受け取った時点では、約50秒の差があったが4区終了時には約15秒までその差を縮めた。自身も区間16位と関大勢最高の区間順位をマーク。停滞気味のチームの息を吹き返すような走りを見せた。

S__373735438-200x133 【陸上競技】3年連続の出雲駅伝は16位と悔しさ残る結果に
△平野(左)、大槻

平野からタスキを受け取った大槻は5区に挑む。小さなアップダウンが連続する難しい区間とされている5区。軽快に走り抜けるには、高い技術が必要となる。大槻は平野が詰めた差をさらに縮め快走。最終的には約15秒あった差を2秒まで縮める素晴らしい走りを見せ、タスキをつないだ。

最終区を任された秋山は、ひとつでも順位を上げるべく全力で出雲の地を駆け抜けた。前半からハイペースで走り、差を縮めた場面も見られたが、追いつくことはできず。最終結果は16位と「打倒関東」を達成することはできなかった。

IMG_5442-200x133 【陸上競技】3年連続の出雲駅伝は16位と悔しさ残る結果に
△秋山

昨年は地方勢トップだったのもあり、今年の出雲駅伝は悔しさが残る結果に。しかし、駅伝シーズンはまだ始まったばかり。11月3日には全日本大学駅伝に挑む。目の前の課題に真摯に向き合い、成長を遂げた選手たちが伊勢路を駆け抜けるに違いない。【文/写真:井原郷志、木村遥太、春田史帆】

▽坂東主将
「(今日のレース全体を振り返って)関西勢トップ、地方勢トップ、打倒関東を目標に掲げていたんですけど、橋にも棒にもかからないような結果だったので、悔しい気持ちが9割9分を占めています。(エースの亀田仁一路(=2024年度卒)が抜けてから初めての駅伝で、どういうところに意識して練習に取り組んだか)飛び抜けたエースが抜けたので、新たにエースを作っていくこと。それに加えて、全体の層の厚さ。駅伝は1人では勝てないので、誰が走っても目標を達成できるような層の厚さにする気持ちで、全員で粘り強く練習をしてきました。(出走選手が2、3年生が中心だったので来年にもこの経験が生きるのではないか)自分以外は戦力として残りますし、6月の全日本大学駅伝予選会を走った10名は、ほば全員残るので戦力は100%上がると思います。なので、今年、達成できなかった目標は来年の後輩たちに引き継ぎたいなと感じています。(フィニッシュタイムは、昨年とそこまで変化はなかった)今年の方が比較的暑かったので、そこまで悪くはなかったです。ただ、周りのレベルが上がってる中で自分たちが少し下がってしまっているというのは明らかな後退なので、来年は1、2分以上向上できるようにチーム全体でやってほしいなと思います。(全日本大学駅伝に向けての意気込み)出雲駅伝がゴールではなく、全日本へのスタート地点だと捉え直して、目の前の練習に心身に取り組みながら、次は確実に地方勢トップを取り返せるように真摯に向き合っていきます」

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