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◇第 42回全日本大学女子駅伝対校選手権大会◇10月27日◇弘進ゴムアスリートパーク仙台ほか◇

[最終結果] 14位 2:10.25
1区 石松空(文4)
2区 大西友菜(安全1)
3区 有田茉合香(人3)
4区 伐栗夢七(法4)
5区 前田彩花(商2)
6区 岩本風音(社3)

17年連続の出場となった全日本大学女子対抗選手権大会(全日本大学女子駅伝)。夏の練習を乗り越えた紫紺の選手たちが仙台の地を駆け抜けた。1区石松がシード圏内まで39秒、15位で2区へとタスキをつなぐ。巻き返しを図るも、なかなか順位を上げることができない。5区を走ったエース・前田が、区間5位の走りを見せた。しかし、アンカー・岩本は、シード権内まで順位を押し上げることはできず。14位とシード権獲得には届かなかった。

レース全体の流れを左右する大事な1区を任されたのは石松。今大会に1年生から出場している経験豊富な選手だ。レースは初めの1㌔を3分13秒で過ぎるとその後もハイペースな展開に。2㌔あたりまで先頭集団について行くが徐々に離されてしまう。それでもラスト1キロ地点では、併走していた京産大を突き放すなど粘り強い走りをみせ、15位でタスキをつないだ。

IMG_6614-200x135 【陸上競技】3年連続のシード権獲得には届かず、悔しい結果に終わる
△石松

関カレで800㍍などを走ったルーキー・大西は最短距離の2区を駆け抜けた。順位を上げたいところだったが、後ろにいた大学に追い越される。1つ順位を落として3区にタスキを託した。

IMG_4912-200x133 【陸上競技】3年連続のシード権獲得には届かず、悔しい結果に終わる
△大西からタスキを受け取った有田(左)

3区を走ったのは全日本女子駅伝初出場の有田。レース序盤は前を走る大学をなかなか捉えることができない。それでも、懸命の走りでチーム順位を1つ前に押し上げ、15位でパート長、伐栗にタスキをつないだ。

S__375496715_0-200x133 【陸上競技】3年連続のシード権獲得には届かず、悔しい結果に終わる
△有田(左)から、タスキを受け取った伐栗(右)

4区を託されたのは伐栗。石松と同じく4度目の出場となる。4区は急激に変化する気象や風向きに対応を必要とする難しい区間だ。東洋大を抜かしたものの、後方から追い上げてきた日体大に抜かれ総合順位としては順位を上げることが出来ず。15位でのタスキリレーとなった。

最長区間、各大学のエースが集う花の5区を任されたのは前田。昨月行われた日本インカレ10000㍍では、表彰台にあと一歩届かなかったものの4位と力をつけている。5㌔地点で1大学抜かし、第4中継所では36秒あった玉川大との差を6秒にまで縮めた。その後もペースを落とさず、区間5位の走りでチーム順位は12位となった。

S__375496717_0-200x133 【陸上競技】3年連続のシード権獲得には届かず、悔しい結果に終わる
△前田(左)からたすきを受け取る岩本(右)

昨年にアンカーを担った岩本が今年も6区を担当。前田が上げた順位を維持したかったが、後ろを走る帝京科学大に抜かされる。さらに、競技場手前で兵庫大にも逆転され、最終結果は14位。ゴールテープを切った岩本は、悔しさで膝から崩れ落ちる。3年連続のシード権獲得とはならなかった。

IMG_4945-200x133 【陸上競技】3年連続のシード権獲得には届かず、悔しい結果に終わる
△ゴールテープを切る岩本

シード圏内、8位の筑波大まで、あと2分15秒届かなかった関大陸上競技部。ミーティング時には区間5位の走りを見せた前田が悔し涙を浮かべる姿もあった。しかし、ここが最終ゴールではない。12月30日には2024全日本大学女子選抜駅伝競走(富士山女子駅伝)に挑む。来年は今年の悔しさを力に変え、予選会から仙台への切符をつかみ取り、紫紺のタスキを全員で光輝かす。【文/写真:金佐康佑、西村果凜、木村遥太】

▼伐栗女子中長距離パート長
「(チーム全体の走りを振り返って)8位入賞を目標にやってきたので、その目標を達成できなかったことは悔しいです。(前田を最長区間の5区に起用する作戦は)エースが集まる5区でシード圏内に入っていけるように、前半区間を自分たちでつないで、5区で逆転できたらなというオーダーでした。(昨年タイムと比較してどうだったか)どの区間も、昨年と比べるとタイムが遅いところ多くて、今年は私(=伐栗)も含めてけがをしてしまった影響で、練習をうまく詰めなかったのが敗因だと思います。(今年の夏は例年と比べても厚かったが、どのような練習をしたのか)今までは大分に行ってたんですけど、北海道と長野(避暑地)に行って、夏の暑い時期でも距離を踏めるようにやってました。(来年は予選会からの戦いになるが、後輩たちに向けて)今年シード権を取れなくて、自分たちの代で悔しい思いをしたので、来年は、この悔しさを一緒に味わった下級生が、1年間もう1回頑張って、シード権を取ってくれることを期待しています。(12月末に迎える富士山女子駅伝への意気込み)区間も1つ増えて、距離も特徴のあるコースが多いので、ますは残り2ケ月。もう1度チームを仕切り直して、富士山ではリベンジして、来年の全日本大学女子駅伝に向けて、いい弾みになるような駅伝にしたいです」

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