◇2024年度関西大学ジュニアリーグ◇対京産大◇関西大学中央グラウンド
[前半]関大0―54京産大
[後半]関大7―17京産大
[試合終了]関大7―71京産大
2連敗中と苦しい戦いが続くジュニアリーグ。今節は京産大と相まみえた。前半から強豪・京産大の攻撃を止めることができずトライを許す苦しい展開に。後半に立て直しを図った関大はHO大林直人(環都3)のトライで盛り返すも反撃はここまで。今季初の勝ち点獲得とはならなかった。
前半は京産大のキックオフで幕を開ける。序盤から勢いよく突進してくる京産大FW陣を前に自陣後方へ押し込まれる苦しい展開が続いた。前半6分、京産大はスクラムからボールを出しそのままモールを形成。関大ディフェンス陣も何とか押し返そうと試みるもこの試合初のトライを許してしまう。そのままコンバージョンキックも決められ、7点ビハインドの状況となった。何とか反撃のチャンスをうかがう関大は同9分、ラインアウトからパスがつながりCTB神戸逸玖(いっきゅう=法3)が抜け出す。しかし味方から受け取ったパスがスローフォワードの判定。惜しくもチャンスを逃した。チャンスを作り始めた関大だったが強敵・京産大の勢いは止まらない。同16分にトライを奪われ、0-17となるとここから京産大のフォワード陣が大爆発。前半25分からの15分間で4トライを決められ、前半終了。0-54と大差をつけられ、試合を折り返した。

後半に1点でも点差を縮めたい関大。関大ボールでキックオフすると、果敢に京産大ディフェンスに猛チャージをかける。後半4分には、SH河道慎之介(政策2)が相手選手へプレッシャーをかけ、パントキックをブロックするスーパープレイ。

徐々に試合が関大ペースに傾きだした同12分、敵陣深い位置でのラインアウトからボールをキープしてモールを形成し、京産大ディフェンスを押し込むと最後はHO大林がトライ。直後のコンバージョンキックをSO北田岳(人3)がしっかりと決め切り、2点を追加し、スコアは7-54となった。得点後も良い流れが止まらない。同23分、相手のラインアウトのミスをSH河道が見逃さずカット。そのままキックで前進し、敵陣で関大ボールのラインアウトを獲得した。このチャンスに関大は得意のモールでトライを狙うが、京産大のディフェンスに阻まれ、チャンスを生かすことができない。後半も残り時間が少なくなるとじわじわと京産大にボールを支配される時間が長くなる。同33・37分に連続してトライを許し、さらに点差は拡大。関大は何とか得点を目指し走り続けたが、ノーサイドのホイッスル。大差をつけられ敗戦し、今季初の勝ち点獲得はまたしても次節へ持ち越しとなった。

今節も勝ち点を積み上げられず苦戦が続くジュニアリーグ。次節の相手は先日Aリーグでトップチームが大敗した天理大だ。トップチームのリベンジ、そして今季のジュニアリーグ初勝ち点を挙げられる試合になることを期待したい。【文:井原郷志/写真:春田史帆】
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