◇2024年度関西学生秋季リーグ戦最終戦◇10月6日◇対京大◇於・大阪経済大学
[前半終了]関大20ー11京大
[後半終了]関大18ー11京大
[試合終了]関大38-22京大
秋リーグ最終戦は京大と対戦した。林航琉(経2)、小田航平(人3)、松本一徳(かずのり=経1)が中心となり得点を量産。関大が点を決めると相手もすぐさま点を決め返す点取り合戦に。両チームの熱い声援が飛び交う中、前半から関大が試合の流れを手にする。前半残り10分を切ったところで関大が10点リードし、ペースをつかんだ。後半も関大の勢いは止まらず。リーグ最終戦を勝利し、4位で秋リーグを終えた。
関大ボールで試合開始。林の得点で先制すると、3連取し勢いをつかむ。今チームが関西で挑む最後の試合に応援の声が大きく体育館に響いた。ここで、相手が速攻をするもGK若宮宏希(安全3)が好守備。相手に得点を許さない。再び相手に速攻されそうな場面があったが、ここは林が走り、止める好守を見せた。林、松本が得点を重ね点差を開く。17分が経過すると相手がタイムアウトを要求した。タイムアウト明けも関大が試合の流れを保持。土岐勇斗(文3)のポストシュートも多く決まり、点差を付けていく。ここで10点リード。残り30秒で関大がタイムアウトを要求する。相手に速攻をされそうになったが、小田が止め、白井祐登(人4)にボールが渡り追加弾。リードを保ち後半に進む。


後半も勢いが止まることはなく、関大の攻撃で流れをつかむ展開となった。松本、白井を中心に点を重ねていく。小田のパスがカットされ、相手に主導権を譲る場面も。しかし、相手が速いパスで関大を翻弄(ほんろう)し放ったシュートを、GK田中星矢(人3)が見事にセーブ。すぐにエンプティゴールを図るも、そこでは止められてしまった。その後福島悠大主将(文4)、松本が続けてエンプティゴールで得点。ここで相手がタイムアウトを要求した。勢いを緩めることはない。

白井が倒れ込みながらスナップを効かせ放ったボールは見事ネットを揺らし、15点差を付けた。さらに、土岐が放った力強いシュートがはじかれた後、すかさず小田が6㍍ラインからのポストシュートを決める。関大の勢いをそのままにした。そこから両チームとも強い攻めの姿勢で、激しい攻防が続く。残り7分、メンバーを大幅に入れ替えるも、その後攻撃がなかなか得点へとつながらない。そんな中、中井雄大(商3)がサイドシュートを決め、再び流れを引き寄せた。小柳貴裕(人2)、岸京佐(情2)が一気に攻め上げ連続して得点する。最後は高美怜司(安全4)がドリブルで独走しゴールを挙げ、試合が終了。勝利を手にした。


秋リーグは5勝3敗1分け、4位という結果で閉幕。満足できない結果で終わった試合もあったが、チーム一丸で戦い抜いた。福島主将率いる関大男子ハンドボール部は残すところ舞台インカレのみ。全国の舞台でさらなる強敵に立ち向かう。全学年一丸となって高みを目指せ。【文/写真:村中望乃、吉野日菜多】
▼白井
「(今日は最終戦、試合を振り返って)今日は全員がいい感じに得点できていたので、そんな感じで最後の大会の全日本インカレも臨めたらいいかなと思っています。(秋リーグの結果は4位、その中で見つけた課題は)特にディフェンスが課題。その中でやっぱり個々のディフェンス能力も上げないと全国では勝てないので、あと1カ月頑張っていきたいと思います。(インカレに向けてしていきたいことは)ディフェンスの強化です。(どのような気持ちで臨みたいか)ハンドボールも最後なので、悔いのないように、後輩と同期と一緒に楽しめたらいいなと思っています」
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