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◇2021年度西日本インカレ出場決定戦◇6月26日◇対近大◇太陽が丘体育館

【前半終了】関大16―8近大

【後半終了】関大19―9近大

【試合終了】関大35―17近大

西日本インカレシード権を狙う関大。4年生が不在という不安を一切プレーに見せることなく勝利を手にし、次戦以降に弾みをつけた。

前半では、開始1分の白井裕登(人1)の先制点から着々と点を重ね、8分にはファインプレーが起こる。GK廣上永遠(文3)からゴール前でパスを受けた山田凌裕(経2)。そのまま相手ゴールにシュートを決める。攻めの好機をうかがいながらパスをし合うプレーが一般的なハンドボールにとって、このシュートは奇跡と言っても過言ではない。直後3連続得点を成し遂げるなど、さらに勢いが増した。16―8の大差をつけ前半が終了。

13-2-300x200 精強を誇り、近大に快勝!
△白井
11-3-300x200 精強を誇り、近大に快勝!
△廣上
19-300x200 精強を誇り、近大に快勝!
△山田

後半も手に汗握る瞬間を全く見せることがない。試合終了に近づくにつれて池原大貴(社2)のシュートのバリエーションが増えていく。それまでランニングシュートがメインだったのが、山なりのボールを投げることでキーパーの背後の空間を狙うことができるループシュートが次第に目立つように。強さに限らず技術面でも相手を圧倒した。

3-2-300x200 精強を誇り、近大に快勝!
△池原
-300x200 精強を誇り、近大に快勝!

後半終盤、全員に経験を積ませようという思いからメンバーをガラリと変えたにも関わらず、「点差がもっと開いたのが良かったと思う」と中川昌幸監督。関西インカレを目の前に、部全体が成長したことを切に感じる試合となった。【文:木原綺音/写真:牧野文音】

▽中川監督
「(調子はどうだったか)新型コロナウイルス感染拡大の影響で練習試合ができず、チームの今の力がどの程度かわからないまま臨んだ試合だったが、全力を出せていたと思う。(1番良かった点)守りからの速攻。4年生がいない中で、しっかりできていた。(後半の終盤でメンバーを大幅に変えた場面について)まだまだ未完成のチームなので、全員にきちんと経験を積ませたかった。メンバーが変わったとはいえ、相手校との点差がもっと開いたのが良かったと思う。(次戦に向けて)今日に満足せず、今日以上の内容の試合ができるように頑張ってほしい」

▽廣上
「(どのような気持ちで臨んだか)久しぶりだったということと、4年生が試合に出れない状況ということで緊張感があったが、今年掲げている目標であるインカレ優勝に向けてまずは関西で勝ち切ろうという思いで臨んだ。しっかりチーム全員で良い内容で勝ち切ることができて良かった(4年生がいない中で)試合中ではチームがうまくいかない時間があったり、ミスで流れが悪くなったりする瞬間がどうしてもあるので、そのようなときにチームが落ちないよう自分が中心となって声をかけるってことを意識していた。(反省点について)自分たちの課題は流れが悪くなったときにそのまま立て直せないことで、でもそれが今日は出なかったので反省というより自信につながった。また、こんな展開のときに自分たちは強いということが再認識できたので収穫もあった。(次戦に向けて)天理大には以前の西日本選手権の予選で負けていて、絶対に勝てるという保証はないのでチャレンジャーの気持ちで挑みたいと思う。自分たちの力が発揮できれば絶対に勝てる相手なので、しっかり試合前から準備をして、今日以上の内容の試合ができるようにしたい」

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