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◇2021年度西日本インカレ出場決定戦◇6月26日◇対関学大◇太陽が丘体育館

【前半終了】関大6―15関学大

【後半終了】関大13―13関学大

【試合終了】関大19―28関学大

前回から半年以上が経ち、やっとの公式戦。勝てばその瞬間に西日本インカレの出場が決まる大事な試合だったが、前半に重なったミスが痛手だった。後半で、メンバー同士のリズムが合ってきたものの、差を埋めることができず敗北。西日本インカレ出場への切符は先のものになった。ただ、新チームの強みを見つけられた実りある試合となった。

-300x200 メンバーそれぞれが活躍するも関学大に敗れる

開始50秒で先制点を奪ったのは𠮷川歩里主将(人4)。キャプテン自らが先制点をもたらし、関大に優勢な展開が予想された。しかし、相手校・関学大は冷静だった。1点目が入ると、5得点連続で決める。対して関大は、久しぶりの公式戦ということもあり、ディフェンスの動きが悪くミスも目立つ。「ロングシュートとカップインが多かった」(中山真侑=人4)。流れを自分たちのものにできないまま前半を折り返した。

52-300x200 メンバーそれぞれが活躍するも関学大に敗れる
△𠮷川
6-3-300x200 メンバーそれぞれが活躍するも関学大に敗れる
△中山

前半の苦しい戦況が嘘かのように、後半では好プレーが続いた。後半5分ではルーキー・石坪彩瑛(社1)のシュートにより勢いがつく。新入生の活躍はこれに限らず、山下汐香(社4)に代わってGKを任された大西葵(商1)のセーブが何度も光った。「上級生だけでなく下級生も得点に貢献する」。関大女ハンの総合力が見いだせた30分だった。

132-300x200 メンバーそれぞれが活躍するも関学大に敗れる
△石坪
122-300x200 メンバーそれぞれが活躍するも関学大に敗れる
△大西
11-2-300x200 メンバーそれぞれが活躍するも関学大に敗れる
△ 戒井

他にも後半24分、シュートが決まらず誰もが攻守交代と思ったとき、こぼれ球を拾った戒井琴音(商2)がすかさず得点するなど、丁寧なプレーで点を重ねた関大の織姫たち。次戦以降の試合はすべて勝利を収め、西日本インカレ出場権を獲得するという願いを叶える。【文:木原綺音/写真:牧野文音】

▽中川監督
「(どのような気持ちで臨んだか)この試合に勝たないと西日本大会に行けないので必死だった。(選手に向けて)試合できることがありがたいと思って試合に挑むように言って送り出した。(試合を振り返って)前半はミスが続いた。新入生も入ってきた中で少し手探りな部分もある。でも後半は思い切って、メンバーを変えたことでハマったので良かった。(足りない部分について)ゲームをコントロールできる力。その力において相手校は関大よりも一枚どころか三枚上手だった。(次戦に向けて)ゲーム慣れは今日でできたと思うので、今日の後半のような気持ちを持続できるように取り組んでもらいたい」

▽中山副将
「(チームの雰囲気について)1年生が入ってきて、新鮮な気持ちで練習ができて楽しい雰囲気だった。(どのような気持ちで臨んだか)新チームになってから試合経験が少なかったので、チームの形を見つけられたら良いなと思って臨んだ。(試合を振り返って)前半ディフェンスが悪く、ロングシュートとカップインが多かったが、後半はディフェンスから速攻の形で持っていけたので良かった。(次戦に向けて)今日の後半のように、ディフェンスから速攻を作りつつ、もう少しロングシュートに対して止められるように。オフェンスは初戦だったことからミスも多かったので、無くしていけたらと思う」

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