◇「アミノバイタル®︎」カップ2025 第54回関西学生選手権大会◇3位決定戦◇対立命大 ◇6月29日◇万博記念競技場
【前半】関大1-3立命大
【後半】関大1-1立命大
【試合終了】関大2-4立命大
スターティングメンバー
GK山田和
DF上原壮、古河、山本圭、藤谷
MF真田蓮、藤﨑、和田、黒沢
FW日笠、兎澤
立命大との関西学生選手権大会(関西選手権)3位決定戦に臨んだ関大。序盤からコーナーキック(CK)での失点が重なる。MF黒沢偲道(人1)のゴールで1点を返すも、1-3とリードを許し後半戦へ。迎えた後半も立ち上がりに失点。終盤にMF黒沢が2点目を挙げるも、追いつけず。関西選手権は4位で終幕した。
2年前と同カードとなった関西選手権3位決定戦。これまでとは大幅にスターティングメンバーを代え、立命大との一戦に臨んだ。両校の応援で会場が熱気を帯びる中、関大ボールでキックオフ。


立ち上がりは相手の勢いもあり、押し込まれる展開に。すると前半10分、CKをニアサイドで合わせられ、呆気なく先制点を献上。序盤から追いかける展開となった。失点後はボールを保持しながら、攻撃の機会を伺う場面が増える。しかし、相手の球際での強さなどもあり、なかなか糸口を見いだせない。
同24分にカウンターから強烈なシュートを浴びるが、GK山田和季(社4)のセーブで失点を防ぐ。だが、ここからセットプレーを起点に押し込まれると、同31分にCKから追加点を許した。直後に5分間のクーリングブレイクを挟み、前半戦が再開。終盤に差し掛かっても相手の勢いは止められず。同39分にCKの混戦から押し込まれ、3点目を献上した。何とか1点でも多く返したい関大。前半終了間際に、ファールを受けたMF真田蓮司(法3)がすぐさまボールをセットし、相手の背後にロングボールを供給する。そのボールに反応したFW日笠蓮康(情2)が、ゴールへと前進。並走したMF黒沢がラストパスを受け、ゴールに流し込んだ。このゴールで1点を返し、1-3で試合を折り返した。

早い時間帯に追いつきたかった後半だが、開始直後からロングスローやCKで押し込まれる。同2分に、CKのクリアボールを回収され再びゴール前に供給されると、そのまま押し込まれ4失点目。後半開始から厳しい展開となった。まずは1点を返したい関大。後半から投入されたFW堀颯汰(人2)が積極的にボールを受け、攻撃の機会を伺う。パスはつながるものの、決定的なチャンスを演出できない。拮抗(きっこう)した試合展開で時間だけが経過し、後半アディショナルタイムに突入。同45+3分に、DF藤谷温人(あつと=人1)のクロスを、MF黒沢がニアサイドで合わせ、2点目を決める。しかし、すぐに試合終了の笛が鳴り響き、2-4で敗北となった。

準決勝に続き4失点で敗北を喫し、大会を4位で終えた関大。関西第4代表として、総理大臣杯に出場する。次戦は前期リーグ最終節・桃山大戦。他力ではあるものの、首位でのリーグ折り返しも可能だ。上半期最後の試合を勝利で終え、総理大臣杯につなげたい。【文/写真:岩口奎心】
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