◇ 第31回大阪女子選手権大会 ◇準決勝◇対大商学園高◇6月29日◇ J-GREEN堺・S9
【前半】関大0-0大商学園高
【後半】関大1-2大商学園高
【試合終了】関大1-2大商学園高
スターティングメンバー
GK 勢古
DF 小野、徳弘、風間、岡村
MF 植田、藤田祐、岩川、吉田り、山本ノ
FW 宮本美
準々決勝から連日で行われた準決勝。序盤から相手にボールを保持され、思うように攻撃の糸口を見つけることができない。それでも全員の体を張った守りで、試合を0-0で折り返した。しかし後半13分、28分と立て続けに失点。同44分にFW宮本美優羽(政策1)のゴールで1点を返すも、同点に追い付くことはできず。準決勝敗退となり、3位決定戦に回ることになった。
昨日行われた準々決勝から日を空けずに、準決勝が行われた。相手は、昨年同大会2位の大商学園高。関大は、準々決勝から大幅なメンバーチェンジは行わずに挑んだ。気温が高く、日差しが照りつける中キックオフ。序盤から相手にボールを握られ、なかなかゴールに迫ることができない。それでも前半13分、MF山本ノア(人1)とDF岡村まどか(政策1)のパス交換でゴールに迫り、最後はFW宮本美がヘディングシュート。しかし相手GKにキャッチされてしまい、ゴールとはならなかった。その後はチャンスを作ることができず、両サイドから攻め込まれる展開に。だが、GK勢古亜実(つぐみ=人4)を筆頭にDF陣が体を張って守り、ゴールラインは割らせない。守備からリズムを作り、徐々に相手陣内でプレーできるようになってきた同36分、関大にアクシデントが。相手の強いパスがMF山本ノの頭に当たり、そのまま倒れてしまう。試合は一時中断し、動くことのできないDF山本ノはここで負傷交代。MF前田柊(政策2)が緊急出場した。

前半終了間際の同45分、GK勢古からのロングパスを受けたMF前田がサイドをドリブルで駆け上がる。そのままシュートを放つが、ボールの勢いは弱く、難なくキーパーにキャッチされてしまった。スコアは動くことはなく、0-0で後半へ。
後半も終始相手にボールを握られる展開に。同13分、自陣でパスを回され、最後は中央からシュートを決められ、先制点を献上した。同18分には、左サイドでボールを奪われ、そのまま持ち運ばれてシュートを被弾。しかし、GK勢古の好セーブにより、難を逃れた。

クーリングブレイク後の同28分、自陣でクリアしたボールを拾われ、右サイドから豪快なシュートを決められる。痛恨の追加点となってしまった。それでも同38分には、左サイドでMF前田がボールを奪い、FW木田陽花(経2)へパス。受けたFW木田は、相手を背負いながらFW宮本美にクロスを上げるも、惜しくも合わず。終了間際の同44分、敵陣深くでボールを奪い、FW宮本美がシュート。1度は相手GKに防がれるも、こぼれ球を流し込み、自身5試合連続得点となる、反撃の1点を挙げた。しかし追いつくことはできず。1-2で準決勝敗退となり、3位決定戦に回ることとなった。


準々決勝から日を空けず、タフな日程で行われた準決勝。酷暑の中でも最後まで走り切り、勝利を狙った。「1点取れたことは自信にして良い」(DF徳弘主将)。惜しくも準決勝で敗北してしまったが、強敵相手に得点を取れたことを自信に変えようと前を向いた。3位決定戦では、必ず勝利をつかみ取る。【文・写真:市場薫/写真:木村遥太】
▼DF徳弘主将
「(昨日の勝利から日を空けずに準決勝となった)昨日自分たちの試合の後に、対戦相手の試合があった。偵察してくれる子や、大商学園高出身の子中心に、相手のことを分析した。昨日の午後にできることをしっかりやって今日の試合に挑んだ。自分たちの中で、できることはしっかりやったという思いはあったので、自信を持って入った。(前半は押されていたが、0-0で折り返した)自分たちの守備がしっかりできていて、戦術もしっかりはまっていた。攻撃のところも、少ないチャンスだがシュートまでいけるシーンもあったので、プラン通りにいけた前半だった。(後半はスコアが動いた。得点シーン、失点シーンを振り返って)失点シーンは、自分たちのビルドアップのミスを突かれた。暑さもあり、少し集中が切れてきたときに隙を突かれてしまった。自分たちの一番苦手な時間帯に失点しまったので、そこはより詰めていかないといけない。得点シーンは、最後もう勝つしかないとなった時にFW木田を投入して、前に速い選手を増やした。そこを使って1点取れたところは自信にしていいと思う。(2週間後に3位決定戦、その1週間後には入れ替え戦が待っている)3位決定戦に向けては、関西大会もどの枠で出場するのかが大事。しっかり3位を取って、関西大会に行くことは自分たちの自信にもつながる。大学が相手になると思うが、しっかり準備をしていきたい。それ以上に入れ替え戦はしっかり勝って、後期のリーグにつなげないといけない。この2、3週間で自分たちがよりレベルアップできるように頑張っていきたい」
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