◇春季定期戦◇対法大◇6月28日◇関西大学吹田みらいキャンパスグラウンド
[前半]関大19-17法大
[後半]関大0-7法大
[試合終了]関大19-24法大
春季最後の試合となった関法戦。関東の強豪を招き、互いのプライドをぶつけ合った。前半は得点の取り合いとなったが関大がリードして折り返す。後半も相手に攻め込まれるシーンは多かったものの得点を許さない守備を披露。このまま逃げ切れるかと思われたが、試合終了間際に逆転トライを献上。つかみかけた勝利をあと1歩のところで取り逃し、悔しい敗戦となった。
法大のキックオフで試合開始。序盤は互いの様子をうかがう展開となる。前半15分、左サイドから駆け上がった相手選手を止められずトライを奪われる。5点を追いかける展開となった。しかし、直後の攻撃で関大が躍動する。キックオフで蹴りこんだボールをキャッチした相手が反則を犯した。これにより、相手陣地深くでラインアウトを獲得。投げ込まれたボールをしっかりとつかみ、モールを形成する。最後はHO大林直人(環都4)がトライを獲得し、5点を返した。

同21分、ボールを受けたLO中村将人(経3)が大きく前進。ボールをSH坂本蒼莞(社1)につなぎ、そのままトライを決めた。さらに、FB堂免遙生(商1)がキックも成功させ、7点を追加。スコアを12ー5とした。

そのままリードを保ちたい関大だったが、同32分にトライを献上し逆転を許してしまう。しかし、前半終了間際の40+7分に右からのラインアウトをマイボールにチャンスを演出。左右にパスをつなぎながら揺さぶり、CTB神戸逸玖(法4)が相手の守備網の隙を突きトライを決めた。FB堂免のキックも成功し逆転。2点リードで前半を終えた。

後半の立ち上がりは相手に攻め込まれる時間となる。何とか無失点に抑え、迎えた後半12分、敵陣深くでラインアウトを獲得した。しかし、相手の硬いブロックを崩せず得点とはならない。同27分にも、いい位置でラインアウトを獲得。しかし、相手にボールを奪われトライを奪うことができない。同31分にまたしてもトライが狙える位置でラインアウトを獲得。ボールをつなぎインゴールへと迫ったが、相手の激しいディフェンスを突破できず、ノットリリースザボールを取られてしまう。後半を無失点に抑えていた関大だったが同39分にトライを献上。試合の最終盤に逆転トライを許し、惜しくも敗戦となった。

チャンスを仕留めきれず、最後に逆転を許した関大。春季最終戦は悔しい敗戦となった。春季トーナメントでは4位の大躍進を見せ、確かな力を証明。試合後、奥平一磨呂主将(政策4)は「リーグ5勝を目標にする」と宣言した。粘り強い関大ラグビーでリーグ戦での躍進を誓う。【文/写真:井原郷志】
コメントを送信