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◇2025年春シーズン最終節◇対法大◇6月22日◇関西大学中央グラウンド

[第1Q]関大10-3法大
[第2Q]関大10-7法大
[第3Q]関大7-0法大
[第4Q]関大21-14法大
[試合終了]○関大48-24法大

今シーズン最後の相手は、昨秋関東1位の法大。第1クオーター(Q)から試合の主導権を握り、着実に相手を突き放していく。ダブルスコアで今季を締めくくり、秋に向けて弾みをつけた。

K中井慎之祐(法4)のキックから試合はスタート。OL陣が奮闘を見せ、先制点は与えない。関大のファーストシリーズ、QB高井法平(人3)からWR堀川丈太郎(文2)のロングパスが通り大きく前進する。その後もゲインを重ね、エンドラインまで約10㍎に迫ると、WR藤田晃成(文2)が右サイドを駆け上がりタッチダウン(TD)。K畑生武之進(商3)がトライフォーポイントを冷静に決め、好スタートを切った。直後の守備では、DB吉田優太(文3)がインターセプトし攻撃権を奪い返す。敵陣へと侵入し、フィールドゴール(FG)圏内まで迫ると、K畑生が落ち着いてFGを沈め3点を獲得。その後、相手もFGを成功させ、10-3で第1Qを終えた。

EA77385D-343C-4289-A42C-58C7D8C0E07BIMG_6517-200x133 【アメリカンフットボール】春最終戦、法大を突き放し快勝!
△K中井

第2Qも、試合の流れをつかんだのは関大。RB山㟢紀之主将(経4)のランで徐々に前進すると、最後はRB前川礼男(経3)がディフェンスを振り切ってTD。相手にもTDを奪われるが、K畑生が2回目のFGを成功させ、点差を確実に広げていく。その後は、DB吉田のパスカットなど、ディフェンス陣が得点のチャンスを与えず試合は後半へ。

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△RB前川

相手のキックから始まった第3Q。RB山㟢主将、RB前川などのランプレーを中心に前進していく。だが、このシリーズはパントで終わってしまい、ロングリターンで自陣20㍎付近まで攻め込まれる苦しい展開に。それでもディフェンス陣がプレッシャーをかけ、相手のFGを失敗に追い込む。流れを渡すことなく、スコアを動かしたのは、キッカーに加えRBとしても出場した畑生。今試合3つ目のTDを関大にもたらした。

最終Qは、相手QBにランTDを許すも、その後の攻撃でテンポ良くファーストダウン更新し、敵陣へ突入。RB山㟢主将が執念の走りでエンドゾーンにねじ込み、相手をさらに突き放した。続く守備では、DB岡田拓大(文3)のインターセプトでまたも攻撃権を獲得。TE桃木大治郎(商3)が左サイドを切り裂き、追加点を挙げた。さらに、1年生ながらDB谷中勝貴(文1)もインターセプトを決める。自陣25㍎付近からエンドゾーン目がけて一直線に駆け抜け、鮮やかなTD。関大サイドは大きな歓声に包まれた。試合終了間際、相手にTDを献上したものの、48-24で快勝。今シーズンを笑顔で締めくくった。

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△TE桃木
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△DB谷中

大差をつけ勝利したものの、課題や修正点も見えた今季最終戦。日々の練習を積み重ね、1つ1つ乗り越えていくことだろう。関西の頂、そして日本一へ。KAISERSの全員で戦い抜く覚悟はもうできている。【文:早川莉央/写真:市場薫】

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△RB山㟢主将

▼DB谷中
「(試合を振り返って)今回の試合は、何人か1年生も出場しました。でもやっぱり先輩たちは上手で、そんな中でインターセプトTDを決められたのでめっちゃうれしかったです。(高校と大学との違いは)個人のレシーバー能力、プレースピードはほんまに違うなと思います。大学に入って最初の頃は、圧倒されてばかりでした。つい最近まで全然追いつけていなかったけれど、最近やっと慣れてきました。(秋に向けて意気込み)コーナーバックの上回生には、いろんな上手な人がいます。その方達を頑張って越えてスタメンで出たいです。関学大や立命大のレシーバーとかに、フィジカル面、スキル面でも太刀打ちできるように、圧倒できるようになりたいです」

▼ RB山㟢主将
「(自身のプレーを振り返って)自分が得点する前に、後輩の畑生と前川がTDを取っていたので、絶対自分も取りたいなっていう気持ちがありました。1個取れたということは一安心ですけど、この現状に満足してはいけないなと思っています。(チームで意識していること)去年よりも、春の1戦1戦を大事にしていこうと言っていました。練習の時から、試合を意識していこうとずっとチームで話しています。練習と試合で雰囲気とかにギャップがあると、試合でうまくプレーができなくなったり、相手に飲み込まれてしまったりすることがありました。なので、スコアボードで関関戦の結果や、架空の負けているスコアを表示して練習することもありました。(チームスローガン『LOVE』について)『愛し愛されるチームに』というのがサブタイトルにあります。愛されるチームになるために、試合を最後まで全力でやり切る、試合を開催するにあたって関わってくださっている方々への挨拶を忘れないということを去年より徹底しています。『LOVE』には他にも、フットボールへのラブ、仲間を信じるラブとか、いろんな意味を込めて作ったので、チームのスローガンとして今後もしっかりと継続的にやっていこうかなと思っています。(秋へ向けて)『ODK全てで結果を出す』というのが今回の目標でした。前の試合の関関戦で、オフェンスがTDを取れなくて、ディフェンスに頼ってばかりだったところがありました。頼らず全員で勝つというところで目標にしていたんですけど、今回はキッキングであまり良い結果が出ませんでした。なので、春の終わり方がこれでいいのかと全体のミーティングでも言いました。オフェンスもディフェンスも課題はいっぱいあるので、おのおのができることを考えて、ちゃんと逆算して今できることをやっていこうと伝えました」

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