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◇第75回全日本学生王座決定戦◇6月22日◇大山崎町体育館

[フルーレ]
[準決勝]
●関大33-45法政大
①上村 2(2)-(5)5 鎌田
②椿  9(7)-(5)10 福田
③保知 10(1)-(5)15 上出
④椿  13(3)-(5)20 鎌田
⑤上村 23(10)-(5)25 坂口
⑥保知 27(4)-(5)30 福田
⑦椿  30(3)-(5)35 上出
⑧保知 31(1)-(5)40 鎌田
⑨上村 33(2)-(5)45 福田
R遠藤           R坂口

[3位決定戦]
●関大39-45中央大
①上村 5(5)-(4)4 藤野
②椿  10(5)-(5)9 磯部
③保知 13(3)-(6)15 見目
④椿  17(4)-(5)20 藤野
⑤上村 20(3)-(5)25 見目
⑥保知 29(9)-(5)30 高橋
⑦椿  31(2)-(5)35 見目
⑧保知 35(4)-(5)40 藤野
⑨上村 39(4)-(5)45 高橋
R遠藤           R高橋

[エペ]
[準決勝]
●関大33-45専修大
①中内 2(2)-(5)5 泉
②遠藤 5(3)-(5)10 熊谷
③上村 8(3)-(5)15 下村
④中内 9(1)-(5)20 熊谷
⑤上村 14(5)-(5)25 泉
⑥遠藤 20(6)-(5)30 下村
⑦上村 25(5)-(5)35 峯田
⑧上原 29(4)-(5)40 下村
⑨遠藤 33(4)-(5)45 泉
R上原            R峯田

[3位決定戦]
●関大34-45朝日大
①中内 0(0)-(5)5 弓長
②遠藤 1(1)-(5)10 菊池
③上村 5(4)-(5)15 高野
④上原 5(0)-(5)20 菊池
⑤上村 8(3)-(5)25 弓長
⑥遠藤 16(8)-(5)30 高野
⑦上村 24(8)-(5)35 菊池
⑧上原 29(5)-(5)40 高野
⑨遠藤 34(5)-(5)45 弓長
R上原            R阿達

[最終結果]
フルーレ 4位
エペ   4位

今季3年ぶりの1部昇格を果たし、見事2種目で準優勝に輝いたフェンシング部男子。約半世紀以上ぶりとなる王座で関大魂を見せつけた。多くの試合で、中盤まで勝負の行方がわからない接戦を繰り広げる。終盤にあと一歩及ばなかったものの関東の強豪相手にも実力を発揮した。

OBや保護者など多くの人が応援に駆けつけ、関大フェンシング部の新たな歴史を刻む試合が始まった。王座は、関東リーグの上位2校と関西リーグの上位2校でトーナメント形式によって行われる。

準決勝の相手は法政大。今季関東リーグ(フルーレ)1位の名門校だ。トップバッターを務めたのは上村明武(社3)。強豪相手にも怯むことなく、先に仕掛けていく。しかし、相手の器用な剣さばきに攻撃を止められてしまい、なかなか得点につながらない。最後は潜り込んで得点を狙ったが、上手く防がれカウンターを食らってしまった。2ー5で次に託す。2番手に登場したのは、椿樂(経2)。序盤から強気な攻めを見せる。唯一無二のステップで相手を翻弄(ほんろう)すると、一気に逆転を果たした。しかし、後半は思うように接近することができず9ー10と再びリードを許して番を終える。

IMG_9795-200x133 【フェンシング】約半世紀以上ぶりとなる王座出場。強豪相手にも実力見せた!
△椿

3番手に登場した保知純乃介(文3)は、苦しい展開が続いた。なかなか得意の攻めを仕掛けることができず、失点を重ねてしまう。10ー15で中盤戦に突入した。4番手の椿はステップで相手を惑わすと、相手を自身の間合いに誘い込んで得点を挙げる。だが3連続失点を喫し、13ー20と差を広げられて5番手の上村へ。上村は、キレのある動きを披露。速攻や鋭いカウンターで得点を挙げていく。10得点を挙げる活躍で23ー25と肉薄した。次に登場した保知は高身長を活かした攻撃で先制点を挙げると勢いに乗る。多様な攻撃で有利な展開を作り出すと、守りでも粘り強いプレーを見せた。27ー27と同点に追いつき勝負所を迎える。保知は勢いそのままに攻撃を仕掛けていったものの、カウンターを食らってしまった。その後も思うように得点を挙げられず、27ー30で7番手の椿に。椿は相手の戦術に苦められる。特有のリズムで相手を崩しにかかるも、相手が誘いに乗って来ず、良いテンポを作り出すことができない。終始相手に揺さぶりをかけ続けたが、流れをつかめず差を縮めることができなかった。30ー35で終盤戦へ。その後は、相手の点差を活かした丁寧なプレーに苦戦。徐々に差を広げられ33ー45で敗戦となった。

3位決定戦の相手は中京大。1番手の上村は、高身長の相手にも臆することなく果敢に攻め込む。接近戦を仕掛けて得点を挙げた。5ー4とリードして番を終える。2番手の椿は互角の戦いを繰り広げた。激しい点の取り合いとなり、9ー9の同点に。それでも最後の1点を取り切り、リードして3番手の保知へとつないだ。保知は序盤、身長を活かして相手の背中を突いていく。だが、中盤以降は相手の高めに剣を構えた戦術に苦戦。3連続失点を喫し、13ー15で番を終えた。4、5番手はなかなか点差を詰められず、6番手の保知へ。ここで保知が驚異的な追い上げを見せる。先制点こそ与えたものの、以降は多彩な攻撃で得点を挙げ、徐々に勢いに乗っていった。相手の鋭い突きを避けてカウンターを決めると、その後も冷静な対処を見せて連続得点を挙げる。29ー30と接戦に持ち込んで番を終えた。

IMG_9774-200x133 【フェンシング】約半世紀以上ぶりとなる王座出場。強豪相手にも実力見せた!
△保知

7番手に登場したのは椿。ここで追いつきたいところだったが苦しい展開が続く。先手を取って攻めていくも相手の堅い守りを前に得意の展開を作り出すことができない。31ー35と差を広げられてしまった。以降も点差を詰められないまま、アンカーの上村へ。上村は接近戦で得点を挙げるとその後は激しい剣のぶつかり合いが続いた。終盤に3連続得点を挙げ、追い上げを見せるもわずかにおよばず。39ー45で敗退した。

惜しくも王座で、白星を挙げることができなかったフルーレ陣。しかし、その実力は十分に関東の強豪相手にも通用することを示した。この経験を糧にさらなる高みへ突き進む。

午後に行われたのはエペ。準決勝では今季の関東リーグ(エペ)で優勝を飾った専修大と対戦した。トップバッターを務めた中内颯眞(法1)は、思うように相手の守りを崩すことができない。小競り合いでも徹底されたリスク管理のある戦い方に苦戦し、2ー5とリードを許して番を終えた。2番手の遠藤駿斗(安全3)は、時間を使って相手の隙をうかがう。中盤からは積極的な攻めを見せるもなかなか得点にはつながらなかった。最後は相手が初めて見せた先手を取る動きに反応できず、5ー10で3番手の上村へ。上村は、ピストを広く使って相手を翻弄(ほんろう)する。多種多様な攻撃を試みるも、相手の素早い引きになかなか得点を挙げることができない。カウンターの展開で失点を重ねてしまい、8ー15で番を終えた。4番手の中内は相手の相手の堅い守りに攻略の糸口を見いだすことができなかった。クードゥブル(同時得点)を含む5連続失点を喫し、9ー20で5番手の上村へとつなぐ。上村は序盤、相手を自身の間合いに誘い込みカウンターで得点を挙げた。中盤以降も接近戦に持ち込み互角の展開を繰り広げる。クードゥブル(同時得点)を含む3連続得点を挙げる活躍を見せ、14ー25で番を終えた。

IMG_0326-200x133 【フェンシング】約半世紀以上ぶりとなる王座出場。強豪相手にも実力見せた!
△上村

6番手に登場したのは遠藤。点差を詰めようと、序盤から積極的に攻撃を仕掛ける。すると、相手の懐に潜り込み見事先制点を挙げた。このまま勢いに乗るかと思われたが、相手は関東の覇者。そう甘くはいかなかった。遠藤の積極的な攻撃に対して、焦ることなくカウンターの形を取り、対応する。それすらも読みながら得点を挙げていくも思うように点差を縮めることはできなかった。20ー30で番を終える。その後も、相手の堅い守りとカウンターに苦戦を強いられ33ー45で黒星を喫した。

3位決定戦では、同じ関西リーグの朝日大と相まみえる。リーグ戦では唯一敗北を喫した相手だ。リベンジを誓い挑むも、試合は序盤から苦しい展開が続いた。1番手を務めた中内は、先制点を許すとその後も勢いに乗る相手を止めることができない。0ー5で番を終えた。2番手を務めたのは遠藤。ここで点差を縮めたいところだ。だが、そのような思惑とは裏腹に序盤から苦しい展開に。遠藤のキレのある攻撃も、思うように有効面を捉えることができない。最後はクードゥブル(同時得点)で番を終えた。3番手で登場したのは上村。相手の攻撃に対して冷静な対処を見せて先制点を挙げた。その後もキレのある動きで接戦を繰り広げる。個人得点4ー5で番を終えた。中盤も劣勢が続き差を広げられてしまう。だが、6番手で登場した遠藤が反撃ののろしを上げた。果敢に接近戦を仕掛けると、4連続単独得点を上げる活躍で徐々に差を詰めていく。個人得点8ー5の16ー30で7番手・上村へ。流れに乗りたい上村は序盤から先手を取って攻めていく。相手のカウンターにも対応した攻めで得点を重ねた。中盤以降は、打って変わってカウンターを狙う形に。丁寧に相手の攻撃をさばき、カウンターを決めていった。24ー35と差を縮め、8番手の上原一輝(シス理1)へ。上原は、細かいステップで相手を誘い込む。フレッシュや、カウンターで得点を挙げ、29ー40でアンカーの遠藤につないだ。遠藤は相手の速攻や接近戦で失点を許し、一気にマッチポイントを握られてしまう。それでも、終盤に遠藤らしさのある攻撃で連続得点を挙げ、勢いに乗った。だが、時すでに遅し。最後はクードゥブル(同時得点)を受けてしまい34ー45となった。

IMG_0157-200x133 【フェンシング】約半世紀以上ぶりとなる王座出場。強豪相手にも実力見せた!
△遠藤

なかなか流れをつかむことができず、苦しい展開が続いた関大。それでも勢いにのった時の強さは抜けたものがあった。この悔しさをバネにさらなる研鑽(けんさん)を積む。

約半世紀以上ぶりの出場となった王座決定戦。全国の高い壁を前に勝利を挙げることはできなかったものの、強豪相手にも渡り合える実力を大舞台で発揮して見せた。黄金時代の歩みは始まったばかり。来年、目覚ましい進化を遂げてこの場へ舞い戻れ。【文:金佐康佑/写真:西村果凜】

▽保知
「(法政大戦を振り返って)1試合目はあまり自分の力を出し切れなかったと思っていて。1試合目の相手は2ヵ月前にも当たっている選手だったのですが、ペースをつかめずにそのまま負けてしまって。2試合目、3試合目も自分としては悔いが残るような試合でした。日本一の大学と言っても、やっぱりもう少し戦えたのではないかと思っていて少し悔いが残っています。(中央大戦を振り返って)中央大戦の、2試合目に関しては、自分の得意な分野で戦い切れたかなと思います。相手も日本代表の選手だったのですが、その中でも食らいついていけたかなと思っていて。ただチーム全体として、2戦目(中央大戦)は勝てたのではないかというのがあって、悔いもあるのですが、次の関カレやインカレに向けて自信がつく試合になったかなと思います。(関西勢と関東勢との違いは)大きな違いはシンプルな実力差というのもあるのですが、やっぱりしんどい局面でもメンタルが強くて、落ち着いてプレーできるところが関東勢の強いところかなって思っていて。やっぱりしんどい場面で、どこか崩れてしまう部分が僕たちにもあって、そこが崩れないというところが関東勢の強いところかなと思います。(法政大戦の2巡目は接戦で回ってきた。どういった気持ちで入ったか)やはり関大は流れを取ると強いチームなので、流れに乗りたいなと思っていたのですが、上手く乗り切ることができなかったので、すごく悔いが残っています。(中央大戦でも接戦で、2巡目の出番が回ってきた)自分のポイントだったはずのポイントがポイントじゃなくなったりと少しイレギュラーなことが起きてしまって。そこで自分の気持ちを切り替えられなかったことが、流れを取りきれなかった理由かなと思います。(3位決定戦に向けてどういった気持ちの切り替えを行ったか)個人的には同大と対戦するよりも中央大との方がうれしくて。どうしてかというと、同大はやはり互いに手の内を知っている相手なので、頭を使う試合というか、どちらかが崩れてしまったら一気に崩れてしまいかねない相手なので。逆に中央大はお互い初見同士が多いので、十分に実力でぶつかっていけるのかなと思っていました。加えて、自分は右利きの選手の方が得意なので、そういった選手の多い中央大は、自分のプレーを出しやすいかなと思っていたのでだいぶ気持ちはだいぶ軽かったです。(王座で得たものや課題)得られたものは十分に大きいものだと思っていて。僕らが大学に入った時はまだ関大は2部で試合をしていたので、そこから1部に上がってこの王座まで出られているというのはすごく自信になります。また、次へのモチベーションや、目標がどんどんと大きくなっていくことは大きな収穫だと思います。逆に課題としては、やっぱりもう少しのところで勝ち切れないという、リーグ戦もなんですけど、あと1勝で優勝とか、もうあと何点でとか、そういったもう少しのところで勝ち切れないというのがやはり今回の課題として出てきたかなと思っていて。来週からはテスト期間で忙しくなりますが、そこのところを修正していきたいなと思います。(関カレに第1シードとして挑む意気込み)1位シードというとだいぶ荷が重いというか、正直自分でいいのかなと思っているところもあるのですが、去年の結果からできているものなので、そこは自信を持って優勝できるように頑張りたいと思います。(どういった準備をしていきたいか)基本的に当たる相手はやったことのある選手や、ある程度手の内が分かる選手なので、分析をしっかりして対策して挑みたいなと思います」

▽遠藤
「(専修大戦を振り返って)専修大は関東リーグ1位の大学だけあって、選手が焦りもしないですし、自分の役割を淡々とこなしていて、最後まで崩れずることなく自分のやるべきことだけをやってきて、点差が開いてしまった感じでした。うちは、やりたいこともできなかったですし、僕自身も、僕が逆転しないと勝てない状況になることは分かっていたのですが、逆に逆転とかを意識しすぎてしまって、相手のプレーにはまったりとか、焦りすぎて自分が突っ込んでいって負ける状況がとてもありました。2試合目に関しては、リーグ戦でも当たった相手でもあったのですが、中内の1試合目は相手のエースだったので、どうしても点差が開いてしまうことは分かっていたので、0ー5で帰ってきても大きな驚きはありませんでした。ですが、そのあと僕がしっかりと点を取ればチームが流れに乗れると思っていたのですが、手先とか足先とかの相手のうまいポイントに自分も焦ってしまって、『やばい、これは攻めた方がいいのかな』とか迷いが最後まで持ち越してしまって、結局相手のやりたいことばかりやられてしまい、自分が何もできない状況が続いたなと思います。朝日大戦に関しても、2試合目は序盤から少しは点を取れたのですが、前半に少し離されて、後半になってから自分が点を取れるみたいな状況になっていて。それが少し良くないなと思っていて、やっぱり最初から失点を抑えて、自分が点を取れるようにできれば、もっといい試合になったのではないかなと思います。
あと、最後の試合も相手のエースに対して、自分の点は入るのですが、相手のミスや、たまたま点が入ったみたいな状況が多かったので、関東とのレベル差や、自分の未熟さとか体の弱さ、体力のなさなどを感じた試合になりました。(関東と関西の違いについて)そうですね、やっぱり関東だと、関西よりも全員レベルの高い選手フェンサーが集まっています。なので、毎日チームのエース級の相手と練習とか試合ができるし、関東の選手はランキングを決める大会とかにも頻繁に出ていて、普段からレベルの高いところでしっかりとやっているのでこういったところでも、相手に点を取られたとしても焦らないし、団体戦においては自分の役割をしっかり果たしてくるというところが強さかなと感じました。(王座に向けて、どういった準備をしてきたか)そうですね。リーグ戦はいい結果で終えることができたのですが、そこで気を抜いたら王座でしっかり活躍することができないというのはわかっていたので。エペ専門の僕と中内で、週3か4ぐらいでウエイトトレーニングも入れましたし、毎日中内のレッスンとかをとって準備していました。やはり味方が強くないと絶対に団体戦を勝つことができないのは分かっているので、中内のレッスンを取ってポイントの精度を高めたり、自分もレッスン取ってもらってポイントの精度を確かめたりということはしていたのですが、なかなかその結果も現れなかったですし、中内もそこまで活躍できなかったですし、僕も逆転まで持って行くことができなかったというところで、やっぱり次の秋の試合に向けて、体作りもそうですけど、もっと相手を分析するとか、体だけじゃなくてさらに違うことも取り入れながらやっていきたいです。(今回の試合で得た課題や、収穫について)そうですね。課題に関してはやはり失点が多すぎることが良くないなと思っていて。逆転するにも自分が点を重ねて行かないといけないのに、同時に相手にも点を取られてしまって、結果とんとんになるとかがあり、逆転できずに番が終わってしまうということがありました。関西のリーグ戦では自分の失点を抑えることができたのですが、よりレベルの高い相手になった時に同じことができないということは、やはり自分のレベルがまだ低いなと思ったし、いつでも同じレベルのプレーができないということは自分の課題だなと感じました。収穫は、中内などのまだ経験をあまり積めてない選手は、レベルの高い選手のプレーとかを見ることもできたし、経験することもできたので、それが1年生の今後にとっていい影響になればいいなと思います。(強豪相手にも通用したなと感じた部分は)僕個人としては、やはりスピードだけは関東の選手に負けないものを持っていると思っていて。スピードの部分に関しては通用したのですが、通用しなかった部分としては、体力。自分が攻める状況になって、攻めていって得点は取るのですが、結局体力がなくなって最後、集中力がなくなってしまう部分とかは課題だと感じました。関大フェンシング部の全体としていいところは、やっぱ誰かがその点を取り取ると、しっかり盛り上がって後の選手に続けるところです。しかし、今回は誰かが活躍して盛り上がることもできなかったので、関大のプレーができなかったかなと思います。(関カレに向けての意気込み)ここで個人個人の課題や、できないところがいっぱい見えたと思うので、関カレまでにしっかりと修正して、僕個人としては体力をつけることとか、もっとポイント精度を高めることとかをしていきたいです。団体としてはもっとしっかりと盛り上がれるように、関大らしいプレーができるようにチームワークをもっと高めて頑張っていきたいなと思います。(関カレの目標)僕個人は1年生の頃に優勝しているのでもう一度優勝すること。団体戦としてはリーグ戦で2位になったのですが、やはり朝日大の壁は超えられませんでした。関カレで僕たちが順当に勝ち上がれば、朝日大と対戦することになるのでしっかりと研究して、どの選手の弱点も分かっている状態で挑みたいと思います」

▽上村
「(法政大戦を振り返って)個人としては、通用する部分と通用しない部分がすごくはっきり見えた試合だったなと思っています。チームとしては、やはりベンチワークなど、関大のいいところがすごく出てはいたのですが、実力の差や、関東のリーグ戦優勝校という存在感がすごく大きくて。最初の1試合ということもあって、僕もそうですしチームの全員があまり波に乗れない状況だったりとか、あまり本領を発揮できない試合だったかなというふうに思います。しかし、取れる部分だったりとか、個々の得意な部分っていうのはすごく発揮されてて、収穫のすごく多い試合だったかなと思いました。(特に通用した部分や収穫を得た部分は)個人だったら、自分は、相手が乗った瞬間の勝負がすごく得意で、そこから自分の得意な前に行くとかアタックいくというふうにつなげていけることが自分の強みだと思っていて。関東のレベルの高い選手に対しても、自分の強い部分がしっかりとマッチしたりとか、しっかり通用しているなという実感がすごくあって。チームメイト2人の普段の練習から得意不得意というのはチーム内で分かっているのですが、得意な部分というのは僕から見てもすごく通用しているなと感じました。(法政大戦で上手くいった時と上手くいかなかった時の差について)最初の1試合目は、やはり自分自身も心と体が緊張していて、動きがすごく悪い状態でした。それに対して相手が自信を持ってプレーをしてくるというところで、気持ちの部分で少し負けてしまっていたかなと思います。技術面でもやはり多少は差があると思うのですが、そこでもやっぱり負けてしまっていたのかなっていうふうに感じていて。3試合目は、エース対決になったのですが、点差があったりとか、それこそ本当に心の余裕がない状況で、体よりも心が先走ってしまって。積極的にいくのはいいのですが、自分の冷静なプレーというのがうまくできてなかったかなと思います。(中央大戦を振り返って)僕が最初、5ー4で勝ち切って、いい雰囲気の波に乗れる状況を作ってチームメイトにバトンを渡せたというのは、僕の役割は最低限果たせたのかなというふうに感じていて。関東のリーグ戦で2位だった大学相手に、僕の役目をしっかりと果たせたというのはすごい自信につながったなと感じていて。総合的に見ても終盤までもつれ込む、いい試合だったのかなと思うのですが、やっぱり最後の詰めの甘さというのが全員に見られていて、いい部分、悪い部分が分かった上で、何を改造していかないといけないのかっていうのがすごく現れた試合だったかなと思います。(関西と関東でどういったところに戦い方の差や、技術面の差を感じたか)チームとしての作戦という部分では、やはり関東勢は全員がむらなく強くて、自分の実力をしっかり発揮できるような場面を作るのがすごく上手だったなというのが、関西との違いかなと思いました。調子が悪くても、次の試合ではしっかりとリカバリーして、自分の強い部分で勝負できるとか、無理に勝負しないとかという、選択をできるというのが、すごく頭を使ってプレーしているなと感じていて。僕らもしているつもりではあるのですが、やはりそこで相手が1枚上手で、最終的にはその部分の駆け引きで負けて最後の1点を取り逃したりとか、最後点差が開いてしんどい状況を自分たちが作ってしまうようになったのかなと思いました。(今大会を振り返って改善点は)関東勢の強さというのは、自分の強い部分をしっかりとプレーに乗せられるというのがすごいと思います。僕らは相手に合わせてプレーしてしまうという部分がすごく今回見られたので、そこを改善するために、普段の練習からあえて点差をつけてスタートして、自分が相手に点数を取りに行くというプレーの練習をして、なおかつそこで自分の強い部分で勝負できるような練習をしていければいいのではないかと思いました。(2種目に出場したが体力面は厳しかったか)体力面はあまり問題なかったです。普段の練習から追い込んだりとか、違う種目を連続でやるっていうのは、リーグ戦や王座に向けて心がけて練習していたので、そこの部分は心配することなくプレーすることができたかなと思います。(専修大戦を振り返って)専修大の3人中2人が僕の高校の後輩だったので、手の内がわかっている状況での戦いでした。なので、どうやって相手を出し抜くかっていうことを考えてプレーしていたのですが、それでもやはり相手はエペ専門でやっていて、やはり強いので、そこに自分が付き合わずに自分らしいプレーをするというのを心がけていました。(朝日大戦を振り返って)関西のリーグ戦で当たって、今回とほぼ同じようなスコアで負けたのですが、その時と違っていたのは、序盤からリードされるという1番苦しい状況を僕たちが作ってしまったというところで。リーグ戦の時は序盤から結構もつれて、最後の最後に少し離されてしまうという、まだ希望が見えた試合だったのでが、今回は1巡目の3人が終わったところで10点差くらいついていたりとか、2周目、3周目を戦うのがすごく苦しい状況を作ってしまっていたので、そこが2試合目の敗因なのかなと思いました。(関カレに向けての意気込み)関カレ個人は、まだ出場種目は決めていないのですが、とりあえずフルーレとサーブルで出場しようと考えていて。その2種目でしっかりと自分の実力を出し切って、ベスト4、優勝を狙っていけるように練習したいと思っています。団体に関しては今日の王座では負けてしまったのですが、リーグ戦ではすごくいい雰囲気のまま終えられたと思うので、この流れのまま合宿や関カレまでの練習で、自分の今日見えた弱点や直さないといけない部分をしっかりと直して、団体は全種目優勝を目指して頑張ろうかなと思います」

 

 

 

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