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◇第32回関西大学オールスター5リーグ対抗戦◇準決勝◇対近畿学生連盟◇6月21日◇わかさスタジアム京都

近畿学生 000 043 001=8
関西学生 010 000 000=1

(近)田中、矢川、元木、山田―空處
(関)橋本、荒谷、髙橋、本田―坂、岸本、畠山

1(右)中川
2(中)坂下
3(左)野間
4(遊)福谷
5(三)宮原大
6(指)下井田
7(一)三木
8(二)髙山
9(捕)坂
先発 橋本

前日の乱打戦を制し、準決勝に駒を進めた関西学生連盟(関学連)。決勝進出をかけて近畿学生連盟と対戦した。関学連は、2回に暴投で先制に成功する。しかし5回に無死満塁のピンチを招くと、先発・橋本(同大)に代え、荒谷紘匡(法4)がマウンドへ。踏ん張りたいところだったが、4点を失い一気に逆転されてしまう。その後も点差は縮まることなく、まさかの敗戦となった。

決勝進出を懸けた試合で、関大からスタメンに名を連ねたのは下井田悠人(はると=経4)。前日から打順を下げ、6番・指名打者での出場に。初回を互いに無得点で終え、2回に試合が動く。福谷(関学大)と宮原大(関学大)の関学大コンビが連打で無死一、三塁の好機を演出。ここで6番・下井田に打席が巡る。先制したい場面だったが、コーナーいっぱいに投げ込まれた真っすぐに手が出ず、見三振に倒れた。それでも、次打者に対する相手の暴投で先制に成功する。

IMG_0135-200x133 【野球】まさかの大敗でオールスターは決勝進出ならず
△下井田

先制点をプレゼントされた先発・橋本(同大)は序盤3イニングを無安打投球。4回の攻撃では、『応援歌』が流れ、関大が関学連スタンドを盛り上げる。大応援を背に下井田が2打席目へ。2試合連続のスタメン起用に応えるべく1本を出したいところだったが、低めの変化球にバットが空を斬る。2回以降得点が奪えないまま5回へ。ここまで好投を続けていた橋本(同大)が四球と連打で無死満塁のピンチに。この場面で関学連ベンチは荒谷を起用。いくつもの修羅場をくぐり抜けてきた関大のエースがマウンドへ。緊迫した状況で投じた初球をはじき返され、右翼線逆転二塁打を浴びる。わずか1球で試合をひっくり返されてしまった。さらに振り逃げと併殺打の間に2点を失い、この回一挙4失点。1-4と苦しい展開となってしまった。

IMG_0346-200x133 【野球】まさかの大敗でオールスターは決勝進出ならず
△荒谷

3点ビハインドとなり、何としても取り返したい関学連はその裏、先頭の髙山(関学大)が四球で出塁する。無死一塁で代打・中村莞爾(安全3)が登場。フルカウントまで粘ると、進塁打を放ち好機を演出した。しかし、後続が倒れ得点とはならず。グラウンド整備を挟み、6回からは荒谷に代え髙橋(立命大)が登板。流れを引き寄せたいところだったものの、連打で3点を追加される。

IMG_0453-200x133 【野球】まさかの大敗でオールスターは決勝進出ならず
△ 中村莞

6点を追いかける苦しい展開となるも、大声援が鳴り止まない関学連スタンド。気温が30度を超える中でも、初回から声を枯らして力を送る。大学間の垣根を超えて一体となるスタンド。その頑張りに応えたいオールスターだったが、9回にも1点を追加され、7点差で最終回の攻撃へ。

IMG_0064-200x133 【野球】まさかの大敗でオールスターは決勝進出ならず
△松山小夏団長(文4)と関学連の応援団

最終回の先頭で、代打・渡邊貫太(経3)の名前がアナウンスされる。関大が誇るリードオフマンが出塁し、反撃の口火を切りたいところ。しかし、内野ゴロに倒れてしまった。そのまま得点は奪えず、まさかの大敗。決勝進出とはならず、3位決定戦に回ることとなってしまった。

IMG_5110-200x133 【野球】まさかの大敗でオールスターは決勝進出ならず
△渡邊

投打共に悔しい結果となった関学連。また関大勢としても、いまだ無安打と苦しい状況だ。あすは、KANSAI BIG6のオールスターとして戦う最後の1戦。何としても結果を残し、意地を見せたいところだ。【文:櫻田真宙/写真:宮寧彩、櫻田真宙】

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