◇第63回関西学生大会◇6月21日◇ベイコム総合体育館
予選
[単独有段の部]
花井達哉(経4)
横林勇太(シス理3)
[組演武男女二段以上の部]
藪谷朱一輝主将(しゅいき=安全4)・矢上黎衣(社2)→本選出場
[単独段外の部]
榎本崇宏(法2)→本選出場
中山乙葉(文2)
[組演武白・緑帯の部]
林光咲(社1)・マーティンオータム(ビジ1)組
箕輪悦嘉(シス理1)・中山祐作(シス理1)組→本選出場
治郎丸彩乃(化生1)・田中惺菜(化生1)組→本選出場
關谷佳弘(法2)・洪偉(留学生1)組
本選
[組演武男女二段以上の部]
藪谷・矢上組
[組演武女子初段の部]
北野美優(法4)・田村友花(人2)組
[単独段外の部]
榎本
[組演武女子茶帯の部]
2位 田中絵梨(社2)・原このは(社1)組
[組演武白・緑帯の部]
箕輪・中山祐組
治郎丸・田中惺組
立合評価法
[女子軽量級の部]
ベスト8 田村
[女子中量級の部]
ベスト8 北野
[男子軽量級の部]
2位 藪谷
[男子中量級の部]
3位 花井
[男子重量級の部]
横林
1年生にとっては初めての大会、そして4年生にとっては最後の関西学生大会。おのおのが、日々切磋琢磨(せっさたくま)してきた成果を存分に発揮した。
午前に予選が行われ、開会式を終えた後に迎えた本選。藪谷・矢上組が関大のトップバッターとして登場した。今大会からペアを組んだとは思えないほど息の合った動きと声。スピード感溢れる演武を見せた。次に披露したのは、こちらも今大会からのペアである北野・田村組。落ち着きのある動きで忠実に技をこなした。続いては単独段外の部に出場した榎本。迫力ある声と動きで審判たちを引きつけた。1年生ペアの治郎丸・田中惺組と箕輪・中山祐組は、初出場の緊張もあったが冷静に演武を披露。最後に登場した田中絵・原組は、しっかりと息を合わせて1つずつ技を披露していく。初めて組んだペアながら、組演武女子茶帯の部で見事2位に輝いた。


立合評価法には、5名の拳士が出場。女子軽量級の部の田村は、初戦で相手に先制を許す。しかし、試合の流れを奪い返して逆転し準々決勝へ。強豪・追大の選手を相手に、延長戦まで勝敗がつかず。だが、2本を立て続けに決められベスト8となった。女子中量級の部に登場した北野は、延長戦で互いに1本ずつ獲得し判定勝ちで駒を進めた。準々決勝では、相手の猛攻に攻撃の糸口をうまくつかめずベスト8に。男子重量級の部の横林は、長いリーチを生かした突きで先制に成功。しかし、直後に2本を奪い返されてしまい次に進むことはできなかった。花井は男子中量級の部に出場し、順当に勝ち進んで準決勝へ。準決勝では、相手の攻撃を交わしながら好機を伺う。互いに無得点で迎えた1分間の延長戦でも勝敗はつかない。判定による結果は相手の旗が上がり、3位で最後の関西学生大会を終えた。昨年末の関西新人大会で優勝した男子軽量級の部の藪谷主将。その実力を遺憾なく発揮し、決勝戦まで難なく勝ち進む。決勝戦は、会場中の視線が集まる中行われた。チームメートやOBの声援と、持ち前のスピードを武器に果敢に攻撃を仕掛ける。延長戦までもつれ込む接戦となったが、残り時間30秒を切ったところで1本を献上。悔しさのにじむ2位となった。


満足のいく結果を残せた拳士、思うような結果とはならなかった拳士。だが、それぞれにとって実りのある経験となったことには間違いない。新たに加わった9名の1年生と共に、さらに成長していくことだろう。【文/写真:早川莉央】

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