◇第48回総合関関戦◇対関学大◇6月8日◇関西学院大学西宮上ケ原キャンパス総合体育館
[第1試合(女子フルーレ)]
●関大12-45関学大
①河井 1(1)-(5)5 椿
②石原 3(2)-(5)10 髙橋
③堀岡 4(1)-(5)15 北田
④河井 5(1)-(5)20 髙橋
⑤堀岡 5(0)-(5)25 椿
⑥石原 5(0)-(5)30 北田
⑦堀岡 6(1)-(5)35 髙橋
⑧河井 8(2)-(5)40 北田
⑨石原 12(4)-(5)45 椿
R眞正 R神山
[第2試合(男子フルーレ)]
◯関大45-36関学大
①上村 5(5)-(4)4 曽根
②近藤 7(2)-(6)10 山地
③保知 15(8)-(4)14 伊藤
④椿 20(5)-(4)18 曽根
⑤上村 25(5)-(1)19 伊藤
⑥保知 30(5)-(4)23 山地
⑦椿 35(5)-(4)27 伊藤
⑧保知 40(5)-(5)32 曽根
⑨上村 45(5)-(4)36 山地
R椿 R水貝
[第3試合(女子エペ)]
●関大30-45関学大
①梶原 5(5)-(5)5 楠
②西田 5(0)-(5)10 松原
③佐々木 10(5)-(5)15 四元
④梶原 12(2)-(5)20 松原
⑤佐々木 18(6)-(5)25 楠
⑥西田 19(1)-(5)30 四元
⑦佐々木 21(2)-(4)34 松原
⑧梶原 25(4)-(4)38 四元
⑨西田 30(5)-(7)45 楠
R木部 R宮城
[第4試合(男子エペ)]
◯関大45-41関学大
①中内 5(5)-(2)2 水野
②遠藤 10(5)-(1)3 西村
③上村 13(3)-(8)11 松田
④中内 19(6)-(5)16 田井中
⑤上村 25(6)-(1)17 水野
⑥遠藤 26(1)-(5)22 松田
⑦上村 29(3)-(3)25 西村
⑧中内 32(3)-(7)32 松田
⑨遠藤 45(13)-(9)41 水野
R上原 R田井中
[第5試合(女子サーブル)]
◯関大45-44関学大
①池田 2(2)-(5)5 市岡
②眞正 10(8)-(3)8 松本
③佐々木 12(2)-(7)15 筧
④池田 17(5)-(5)20 松本
⑤佐々木 25(8)-(2)22 市岡
⑥眞正 30(5)-(3)25 筧
⑦佐々木 35(5)-(4)29 松本
⑧池田 37(2)-(11)40 筧
⑨眞正 45(8)-(4)44 高橋
R石原 R高橋
[第6試合(男子サーブル)]
●関大40-45関学
①花光 2(2)-(5)5 黒石
②上村 5(3)-(5)10 石川
③椿 10(5)-(5)15 畑中
④花光 13(3)-(5)20 石川
⑤椿 15(2)-(5)25 黒石
⑥上村 25(10)-(5)30 畑中
⑦保知 30(5)-(5)35 石川
⑧花光 36(6)-(5)40 畑中
⑨上村 40(4)-(5)45 黒石
R保知
[総合結果]
●関大3-3関学大
男女3種目で勝敗数を競った総合関関戦。男子はフルーレ、エペで勝利を挙げる。女子はサーブルで大金星を収め、3勝3敗に。指数(得失点差)で敗れ、惜しくも3年ぶりの勝利とはならなかった。
最初に行われたのは、女子フルーレ。トップバッターを務めたのは河井紗季(社1)だ。先制点を挙げるも、カウンターを多く受けてしまい、その後は得点を挙げることができない。1-5で番を終えた。次に登場したのは、石原姫衣(文2)。ピストを広く使った攻撃で連続得点を挙げる。だが、徐々に相手に対応されてしまった。連続で失点を喫し、3-10と差を広げられてしまう。3番手は、堀岡郁音(商4)。先制点を得ると、その後も多彩な攻撃を仕掛ける。しかし、相手の緩急を使った攻撃を止めることができない。4-15で2巡目に突入する。以降も流れを変えることができなかった関大は、差を縮めることができない。12-45で敗北を喫し、初戦は黒星発進となった。

第2試合は男子フルーレ。上村明武(社3)から始まった試合は、両者一歩も譲らない点の取り合いに。それでも、先に5点目を挙げ5-4とリードした状態で番手を終えた。続く2番手の近藤哲平(環都1)は、先制点を許すと、相手に流れを奪われる。4連続失点で逆転を許した。以降は積極的な攻撃で得点を狙うも追いつくことはかなわず。7-10で3番手保知純乃介(文3)へ。保知は先制点こそ奪われたものの、徐々に追い上げを見せる。最後は相手が潜り込んできたところを捉え、15-14で1巡目を終えた。2巡目のトップバッターは、近藤に代わり、リザーブの椿樂(経2)が登場する。椿は独特なステップを披露。相手を翻弄(ほんろう)し、得点を挙げていく。20-18で逆転を果たし、番を終えた。その後は安定したプレーでバトンをつなぎ、40-32と大きくリードを持ってアンカーの上村に。着実に得点を重ね、45-36で勝利を果たした。

第3試合に行われたのは女子エペ。1番手の梶原萌(外4)は、拮抗(きっこう)した展開が続く。クードゥブル(両者同時得点)がありながらも、5-5で番手を終えた。2番手は西田美咲(経4)。積極的に攻撃を仕掛けていくも、堅い相手の守りを突破することができない。カウンターを食らうなどし、5-10とリードを許す。3番手佐々木明莉(商1)は、じっくりとした攻めを見せる。連続攻撃を仕掛けるなどして相手に食らいついていった。相手の細かい動きにも見切り、突きを決めていく。スコアは10ー15となった。追いかけたい2巡目だったものの、じわじわと差を広げられ25ー38でアンカーの西田を迎える。応援の声が背中を押したが、思うように得点を挙げることができず、30ー45で敗れた。
第4試合は男子エペ。トップバッターで現れた中内颯眞(法1)は先制点を奪うと、その後も優勢に試合を進める。5-2とリードして2番手の遠藤につないだ。遠藤駿斗(安全3)とは、冷静に相手の様子を伺う。激しい突き合いで力を見せ、リードを広げた。3番手・上村は、思うように得点を挙げることができない。相手に接近を許し、連続得点を奪われる。それでも逆転は許すことなく番を終えた。2巡目も点差を保ち、迎えた3巡目。上村はカウンターで得点を挙げ、29ー25で8番手の中内へ。中内は、相手の積極的な攻撃を防ぎ切ることができない。徐々に差を縮められ、ついに同点に。残り数秒でフラッシュを仕掛けられれたが、逃げ切りアンカーにつないだ。命運を握り、迎えるはエース・遠藤。前半は接戦が続き、37ー36で後半戦へ突入した。後半は果敢にフレッシュを仕掛けるなど積極的な攻撃を見せる。徐々に点差を広げ、最後の1点をもぎ取った。45ー41で勝利を収める。

第5試合に行われたのは女子サーブル。この試合は劇的な結末となる。1番手の池田心(社3)は先に仕掛けるもなかなか相手を捉えきることができず、2-5で番を終えた。続く2番手の眞正樹理(人2)は、序盤に連続失点。それでも、後半に巻き返し、10ー8で3番手につないだ。3番手の佐々木は先制点を奪われると、5連続失点で逆転を許す。その後も流れを取り返すことができずに12ー15で番を終えた。2巡目は、5番手の佐々木が活躍を見せる。開始直後に得点を挙げるとそこから3連続得点で20ー20の同点に追いついた。流れに乗った佐々木はその後も試合を優勢に進め、25ー22で番手を終える。6、7番手もリードを保ち終盤戦へ。8番手・池田は積極的な攻めの意識を見せるも、相手の堅い守りを前に思うように点を挙げることができない。徐々に差を縮められ37ー40と逆転を許し番を終えた。アンカーを任されたのは眞正。早々に追い上げたいところだったが、相手の強気なプレーに苦戦し、41ー44とマッチポイントを握られてしまう。だが、このままでは終わらなかった。果敢な攻めで優先権を握り得点を挙げていく。関大側から上がる大きな声援に押され、流れに乗った眞正はここから連続得点。1部優勝校から見事大金星を収めた。


3勝2敗で迎えた最終種目は男子サーブル。1番手を務めたのは花光颯斗(社4)。先制点こそ奪ったものの相手の速攻に苦戦を強いられ、2ー5で番を終える。2番手の上村は先手を取られ、なかなか流れに乗ることができない。5ー10で3番手の椿へ。椿は速攻こそあまり決められなかったものの、多様な攻め手で相手を翻弄(ほんろう)。10ー15で番を終えた。2巡目では6番手上村が大カウンターを多用し、大きく追い上げる。25ー30の5点差で3巡目へとつないだ。だが、最後まで相手を捉えきることができず。40ー45で敗れた。
3勝3敗で終幕した関関戦。勝敗は指数での勝負となり、惜しくも敗れた。女子は1部優勝校から1勝を挙げる活躍を見せた。今年大きな飛躍を見せているフェンシング部。関カレに向け大きな弾みをつける結果となった。【文/写真:金佐康佑】
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