◇第60回全日本学生女子王座決定戦◇予選ラウンド◇6月14日◇つま恋リゾート彩の郷第1多目的広場
【予選ラウンド】
[個人順位]
11位 山田梨乃(環都4) 622点
15位 仲田聖(社2) 613点
42位 松田和瑚(文4) 564点
73位 福原綾乃(情3) 460点
[団体順位]
6位 関大 1799点(メンバー4人中、上位3人の記録)
リーグ戦1部Bブロックを2位で突破した関大。ストレートで全日本学生女子王座決定戦進出を果たし、予選ラウンドに臨んだ。序盤は点数が伸びず。8、9位をさまようも、少しずつ得点を上げた。中盤以降はチームの順位を落とさず競技を終える。予選6位で決勝ラウンドに進出した。
雨が降る中始まった予選ラウンド。70㍍で1エンドにつき6射を12回行い、チームメンバー4人中上位3人の合計点数で順位が決定する。1エンド目から仲田が52点をたたき出した。だが、3選手が点数を伸ばすことができない。団体は8位からのスタートになった。続く2エンド目は、山田が51点を記録。個人順位を30位まで押し上げた。松田、福原は奮闘するも大きく点数を上げることができず。1エンド目から5エンド目にかけては団体順位はなかなか上がらなかった。しかし、前半最後の6エンド目で1つ順位を上げ、団体7位に。6位の慶大とは4点差、8位の龍大との点差はわずか5点と接戦状態で後半戦に突入した。


7エンド目以降もおのおのが70㍍先の的と向き合う。序盤こそ順位が低かった山田は、安定した行射で上位をキープする。前半6エンドから点数を落とすことなく、トータル622点で予選ラウンドを終了。昨年の582点を大きく上回った。チーム内3位に位置する松田は個人順位を上げることはできず。しかし、前半6エンドから個人順位を落とさず全体の42位で競技を終えた。チーム全員が力を出し切り、予選ラウンドが終了。昨年の予選ラウンド順位を一つ上回る6位で決勝ラウンド進出を決めた。


昨年より1つ順位を上げ、予選6位通過を果たした。この結果により、明日の1/8イリミネーションラウンドでは、東海大対新潟大の勝者と戦うことに。第56回大会以来、ベスト8に手が届かず悔しい思いをしてきた関大。今年こそは4年ぶりのベスト8、そしてチーム目標であるベスト4へ。今こそ関大アーチェリー部の真価を見せる時だ。【文/写真:木村遥太】
▼山田
「(自身の得点を振り返って)最初は45点スタートで低くて少し焦ってしまったけれど、4エンド目からは練習通りにうつことができました。序盤低かった割には、トータル622点で満足のいく結果になったと思います。(昨年に続けて2度目の王座)昨年は初めての王座で、緊張した部分がありました。今年は楽しんで後悔のないようにしようと思って、気持ちにも余裕があったと思います。(雨の影響はどうだった)いつもより真下に飛んでいくことが多かったけれど、臨機応変に対応できたと思います。(予選6位通過について)8位以上では絶対通る。6位以内だと良いなと考えていて。途中は8、9位だったけれど、どんどん全員の点数が上がってきて、6位で終えることができて良かったです。(決勝ラウンドへの意気込み)ずっとベスト4を目指して練習してきたので、関大らしく戦ってベスト4を目指して頑張ります」
▼松田
「(初めての王座を振り返って)緊張はあったけれど、序盤から思い切ってうてていたと思っています。(70㍍競技で意識したこと)70㍍はあまり狙いこまずに思い切ってうったら当たる距離だと思うので、50㍍、30㍍競技のように狙い込まないようにしました。(決勝ラウンドへの意気込み)チームで一つでも高い順位が狙えるように、個人でも狙ってうって当てていきたいです」
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