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◇「アミノバイタル®︎」カップ2025 第54関西学生選手権大会◇4回戦◇6月14日◇対関国大◇ヤンマースタジアム長居

【前半】関大2-0関国大
【後半】関大0-1関国大
【試合終了】関大2-1関国大

スターティングメンバー
GK生嶋
DF桑原、大西、松名、吉村瑠
MF村井、三木仁、宮川、北村
FW堀、今西

関西学生選手権大会(関西選手権)4回戦は、2部リーグ所属の関国大と対戦した。立ち上がりこそ激しい攻防を見せるも、前半は関大が主導権を握る。同16分にMF三木仁太(政策4)が先制点を決めると、同35分にMF北村圭司朗(法3)のゴールで追加点を獲得。しかし、2点リードで迎えた後半は、押される展開に。1点差に詰め寄られ緊迫した時間が続いたが、逃げ切りに成功。大雨決戦を制し、準々決勝進出を果たした。

関西選手権の初戦を危なげなく勝利し、4回戦へと駒を進めた関大。2部リーグ所属の関国大との一戦に臨んだ。会場は相手の応援が響き渡るアウェーの雰囲気の中、相手ボールでキックオフした。

立ち上がりは両者共に激しい攻防を見せる。だが、徐々に試合が落ち着くと、主導権を握ったのは関大。サイドから相手ゴールに襲いかかる場面が増えると、前半16分に試合が動いた。クロスのこぼれ球がペナルティーアーク付近に流れ、そこに位置したのはMF三木仁。迷わず左足を振り抜き、幸先良く先制点を獲得した。

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△MF三木仁

1点リード後もチャンスが続く。同19分、左サイドでのパス回しから、背後に空いたスペースを突いたMF三木仁。ペナルティーエリア内を確認し、ファーサイドに走り込んできたDF桑原航太(社3)へ。フリーでボールを受け力強くコースを狙ったが、惜しくも枠を捉え切れず。また同27分には、FW堀颯汰(人2)がペナルティーエリア内で倒され、ペナルティーキックを獲得。しかし、ポストに阻まれ追加点とはならなかった。

チャンスが多いだけに追加点が欲しい関大。両サイドで高い位置でのプレーが続く。すると迎えた同35分、MF宮川大輝(文2)が中央からドリブルで前進。バイタルエリアへ侵入すると、並走していたMF北村へラストパスを供給する。相手のポジションニングを冷静に見極めたMF北村。コースを狙ったシュートがゴールネットを揺らし、追加点を獲得した。

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△得点後に喜びを分かち合う

終盤には相手にセットプレーのチャンスを与え、ピンチの場面に。鋭いボールがファーサイドへと向かう。処理が難しいハイボールではあったものの、飛び出したGK生嶋健太郎(安全4)がボールをキャッチ。前半を無失点に抑え、2点リードで後半戦につないだ。

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△GK生嶋

迎えた後半も序盤は関大がボールを握る。同7分、FW堀からパスを受けたFW今西佑(経2)。相手を背負いながらも、ドリブルでシュートコースをこじ開ける。しかし、惜しくも枠を捉え切れなかった。同11分にはセットプレーを獲得。追加点のチャンスだったが、ゴールに結びつけることができない。

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△FW今西

勝利を大きく近づける3点目が欲しかったが、少しずつ相手の勢いにのまれていく関大。左サイドを個人技で突破され、ゴールへと迫られる。何とか跳ね返すも、ゴールに近い位置でセカンドボールを回収され続ける展開に。流れの中から強烈なシュートを浴びたがバーに助けられ、ピンチは脱したかに思われた。しかし、同16分にコーナーキック(CK)から失点を喫する。うまくクリアをできずペナルティーエリア内で混戦状態が続き、そのまま押し込まれ1点差とされた。

このゴールを機に、開国大が完全に試合の流れをつかむ。相手の勢いが増すとともに、強くなる雨。会場の雰囲気も完全に関国大へ移ってしまった。同24分には、連続でCKを与え、ピンチが続く。体を張った守備で何とか耐える関大。交代カードを切りながら、悪い流れの打開を図る。徐々に一進一退の攻防を見せ、次の1点が試合を左右する緊迫した展開に。両者一歩も譲らないまま時間が進み、アディショナルタイムへと突入。同点弾を狙う相手に押し込まれる場面が続くも、決定的なチャンスを与えない。試合終了の笛が鳴り響き、勝利を手にした。

苦しい試合をものにし、準々決勝へと駒を進めた。次戦は、総理大臣杯への出場権獲得が懸かる大一番。ディフェンディングチャンピオンの同大を倒した京橘大と相対する。4年連続の総理大臣杯出場へ。必ず『全員サッカー』で勝利をつかみ取る。【文/写真:岩口奎心】

▼MF三木仁
「(会場の雰囲気がアウェーだった)そういう雰囲気は少しあったが、そういったことは関係なくやろうと話して、前半はできたと思う。(前半を振り返って)いい形で前進できてチャンスを多く作れていたが、3点目が取れなかった。そこを取れていたら、前半で試合を終わらせにいくことができた思う。(試合前のゲームプラン)前半だけにかけるというよりかは、90分通してしっかり戦って勝つということを話した。(先制点を振り返って)あまり覚えてはいないが、いいところにセカンドボールが転がってきて、振り切ればチャンスになると思った。セカンドボールからのシュート練習をしていたから、いい形で決まって良かった。(ハーフタイムで話し合ったこと)2-0というスコアは難しいし、まだ相手にもチャンスがあるスコア。自分たちが受け身にならず、しっかり立ち向かおうと話した。(失点後から流れをつかむことが難しかった)どうしても受け身になってしまって、相手の勢いも応援もすごく、のまれてしまう部分があった。そこは自分たちの課題かなと思う。(次戦への意気込み)もちろん次の1戦にかけるのはそうだが、僕たちは関西制覇を目指している。その中で一戦一戦勝ち抜かないといけない。次の試合に向けてまたチームでいい競争をして、試合に臨みたい」

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