◇第48回総合関関戦◇対関学大◇6月11日◇関西学院大学総合体育館
[第1Q]関大18-12関学大
[第2Q]関大19-8関学大
[第3Q]関大13-16関学大
[第4Q]関大22-22関学大
[試合終了]○関大72-58関学大
男女の得失点差で勝敗が決まるバスケットボール部の総合関関戦。先に行われた女バスが敗戦となり、関大が勝利するためには24点以上の点差をつけることが絶対条件に。対する関学大は、昨年の総合関関戦で3点差で惜敗を喫した強敵だ。第1クオーター(Q)は拮抗(きっこう)する試合展開になる。それでも毎Q終盤に得点を重ねた関大。最後まで相手に流れを渡すことなく、白星をつかんだ。

完全アウェーの中、ホイッスルと同時に伝統の総合関関戦が開幕。ジャンプボールを制されるも、西村宗大(経3)のレイアップで先制点を挙げる。しかし、フリースローとスリーポイントシュートを決められ、逆転を許した。それでもメンバーチェンジを使い、流れをつかむ。西原進登(政策1)のフェイダウェイシュートと倉ノ下大吉(人4)のゴール下シュートで再び試合の主導権を握った。第1Q終了間際に福間啓人(社4)と河野穂高(情1)がスリーポイントシュートを沈める。18-12で第1Qが終了。

関大ボールで開始した第2Qは北岡雄斗(人3)がスリーポイントシュートを決め、点差を離す。しかし、連続シュートを許し、一時は5点差に。それでもディフェンスリバウンドを奪い、主導権を握る。鬼塚彩叶(経1)のパスから、西原がゴール下からシュートを沈めた。相手のタイムアウト明けからはメンバーを大きく変え、第2Q残り5分に挑む。どの選手が出場しても強いのが関大。その後も関大に傾いた流れを止めることなく、リングネットを揺らし続ける。このQでも相手を上回る得点を重ね、17点リードで後半へ。
ハーフタイム中には、総合関関戦特有の応援団バトン・チアリーダー部によるパフォーマンスがあり、会場は大盛況。その中、第3Qが幕を開けた。連続得点を浴び、一気に点差を詰められる。岩本悠太主将(経4)がゴール下で厳しいチェックを受けるも、シュートを沈めた。また福間のパスから北岡の速攻で追加点。マンツーマンの堅いディフェンスで得点を与えない。野村吏希(シス理3)のフリースローと福間のシュートで50-36とする。

最終Qでは速攻を受け先制点を許すも、岩本主将がゴール下シュートを決めた。また西村がドライブで切り込み、得点を挙げる。だが、相手にバスケットカウントシュートを沈められ、相手のペースに。ここでもメンバーチェンジで流れを変える。福間のパスカットやシュートカットで相手に得点を許さなかった。終盤はオフェンスの時間が増え、関大優位で試合を展開。相手の意表を突くパスで、フリーの状態で倉ノ下がスリーポイントシュートを決める。最後は西村がシュートを沈め、ゲームセット。72-58で勝利を収めた。

総合関関戦には男女の得失点差で関学大に敗戦したものの、今春敗れた関学大相手に白星を飾った関大男バス。全関西の敗戦を機に、チームが一段と強くなった。西カレ、関関戦と強敵に屈しない力をつけた関大の次なる目標はインカレ出場。昨年を超える結果へ、さらなる高みを目指す。【文:井藤佳奈/写真:井藤佳奈、中吉由奈】
▼野村
「(西カレ閉幕から中2日で迎えた今試合にはどのような気持ちで挑んだか)関学大には今年の春の関関同立四私大定期戦で20点差をつけられて負けてしまいました。でも、西カレで関大はベスト4まで行って、経験をたくさん積めたので、絶対に負けたらいけないなと。秋のリーグ戦も絶対に勝たないといけないということで、今回は勝ちに行きました。(自身の活躍を振り返って)100点中でいうと70点です。自分がやる仕事である、声を出して支えることはできたと思います。(チームとして良かったところは)全員が試合前に決めた目標を遂行できて、しっかり勝ったことが良かったと思います。(リーグ戦へ向けて)昨年はインカレに行って、今年は追われる立場になると思います。昨年は5位でインカレに行ったので、今回は絶対に優勝をしてインカレに行きたいと思います」
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