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◇第48回総合関関戦◇対関学大◇6月8日◇関西大学たかつきアイスアリーナ

[3級以下男子]
2位 今津駿介(情3) 17.39
3位 清水颯泰(環都3) 17.20

[女子2級]
2位 井上果穂(文4) 12.22

[女子3級]
1位 水江さくら(政策1) 32.77

[4~6級女子]
3位 滝野晴日(社4) 33.55
4位  西田琴海(社4) 25.69

[選手権女子]
1位 鈴木なつ(人4) 43.11
2位 木下咲良(文4) 35.59
3位 田邊理緒(人1) 30.23

[選手権男子]
1位 片伊勢武アミン(法4) 63.88
2位 織田信義(情1) 50.47
3位 樋口温之(安全1) 45.20

全日本に出場するトップスケーターから大学初めのスケーターまで、幅広い選手が所属する関大アイススケート部フィギュア部門。伝統の総合関関戦には、計12名の選手が出場した。それぞれが日頃の練習の成果を発揮し、氷上を華麗に舞う。スピード部門と合わせた最終結果では敗れたものの、集まった観客に最高の演技を届けた。

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△フィギュア部門の集合写真

最初に行われたのは3級以下男子。大学から競技を始めた2名の選手が登場した。トップバッターを務めた清水は、1回転フリップやシングルアクセルなど全てのジャンプを着氷させる。大きな歓声が響く中、『Perfect human』のアップテンポなリズムに合わせたスケーティングを披露。最後はジャッジ前でポーズを決め、演技を締めくくった。続いて今津がリンクイン。冒頭の2回転サルコーを着氷させ、小さくこぶしを握る。さらにハイドロブレーディングも見せ、『Dancing On My Own』を滑り切った。

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△今津

3級以下女子には2名が出場。2級の井上果は惜しくも冒頭のジャンプで転倒してしまう。それでも全身を大きく使いながら、しなやかな演技を披露。観客を『千と千尋の神隠し』の世界観へ引き込んだ。3級の水江はこの試合が大学デビュー戦。両手を広げて滑り始め、2回転サルコー+1回転トーループのコンビネーションジャンプを決める。『Olympic Fanfare and Theme』の音色に乗って美しいスケーティングを見せ、演技後には大きな拍手が送られた。

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△水江

4~6級女子には2名がエントリー。1番滑走の西田は黒色の大人っぽい衣装をまとって登場した。序盤はうまくジャンプが決まらない場面が続くも、美しいスピンやスピード感のある滑りで魅せる。『That’s a Plenty』に合わせて笑顔で滑り切った。このクラスの最後を飾ったのは滝野。『Turn To Stone』の柔らかいメロディーとともに滑り始めた。ダブルアクセルや3回転トーループ+2回転トーループなどの高難易度のジャンプを決め、観客席からは大きな歓声が。最後はレイバックスピンで締めくくり、優美でしなやかな演技を見せた。

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△滝野

整氷を挟み、選手権女子の部がスタート。最初にリンクに立つのは、今春関大に入学した田邊だ。全てのジャンプが惜しくも回転不足になってしまったが、リンクを大きく使いながら滑っていく。『Sparkling Diamonds』のアップテンポなリズムに合わせて丁寧にステップを刻み、観客を魅了した。続いてアイススケート部の副将を務める木下が登場。優しい女性ボーカルの声が響く中滑り始め、冒頭のコンビネーションジャンプを着氷させる。持ち前の表現力を存分に発揮し、『With You』の儚く美しい世界観を表現した。この部門最後に登場したのは鈴木。3回転サルコー+2回転トーループなど全てのジャンプをきれいに決める。『A Thousand Years』の繊細で美しいメロディーに乗り、しなやかに舞った。

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△鈴木

総合関関戦の最後の部門となった選手権男子。まず登場したのは1年生の織田だ。高さのある3回転ルッツ+3回転トーループのコンビネーションジャンプを着氷。『ラベンダーの咲く庭で 』の柔らかい旋律と共に、指先まで美しく滑り切った。続いて同じく1年生の樋口がリンクイン。冒頭のジャンプではややバランスを崩してしまうも、続く3回転フリップをきれいに決める。『黒い瞳』のリズムを捉え、力強いステップシークエンスで観客を沸かせた。総合関関戦のラストを飾るのは、昨年の全日本で13位に入った片伊勢。冒頭からトリプルアクセルを軽やかに決め、この日一番の歓声が沸き起こる。続く3回転ルッツ+3回転トーループや3回転フリップなどの高難易度のジャンプも全て着氷。『Clair de Lune 』に合わせて伸びやかに滑り、圧巻のスケーティングを披露した。

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△片伊勢

総合結果では敗れてしまったものの、全員が最高の演技を届けた総合関関戦。出場していない選手もリンクサイドや観客席から声援を送り、部員全員の力で戦い抜いた。8月にはサマーカップも開催される予定であり、徐々に近づくシーズン。これからもそれぞれの目標へ向け、支え合いながら歩みを進める。【文:中吉由奈/写真:川元咲季、中吉由奈】

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