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◇2025年度関西学生女子春季リーグ第6節◇対武庫女大◇6月8日◇明治国際医療大学

【前半】関大0-1武庫女大
【後半】関大2-1武庫女大
【試合終了】関大2-2武庫女大

スターティングメンバー

GK 勢古
DF 徳弘、瀧沢、岡村、風間
MF 岩川、吉田遙、藤田、塩見、山本ノ
FW 宮本美

昨日行われた皇后杯から連日で行われたリーグ戦。リーグ戦ではいまだ勝利がなく、厳しい戦いが続いている。前半38分に失点を喫すると、後半開始直後にも失点。しかし、FW宮本美優羽(経1)が2得点を挙げ同点に追い付く。引き分けに持ち込み、リーグ戦で初の勝ち点獲得。また、入れ替え戦出場への望みをつないだ。

IMG_5974-200x133 【サッカー(なでしこ)】FW宮本美の2得点で追い付き、今季初の勝ち点獲得!
△スターティングメンバー

先日行われた皇后杯からメンバーを入れ替え、リーグ戦に挑んだ。曇天の中、試合は関大ボールでキックオフ。開始直後からロングボールを駆使して攻めてくる武庫女大に対し、思うようにボールを保持して展開することができない。しかし前半16分、中央でMF藤田祐穂(法2)が受け、DF瀧沢美冬(人4)にパス。左サイドをドリブルで駆け上がりクロスを上げる。だが相手DFにはじかれてしまいシュートには至らなかった。ここから少しずつ関大にもチャンスが生まれる。同26分には、右サイドでボールを受けたMF塩見尚子(人1)がボールを持ち運び、そのままシュートを放った。しかし複数のDFに囲まれてコースを消されてしまい、GKに難なくキャッチされてしまう。こう着した状態が続いている中迎えた同38分、試合が動いた。自陣ゴール付近でクリアしたボールを相手に拾われる。そのままダイレクトでシュートを打たれてしまい、先制点を許した。その後は危ない場面はあるも得点は許さず。前半を0-1で折り返した。

2CBD1913-184B-482E-92FF-C77D06F1437FIMG_6156-200x133 【サッカー(なでしこ)】FW宮本美の2得点で追い付き、今季初の勝ち点獲得!
△MF塩見
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△MF藤田

迎えた後半は、システムを4-4-2に変更し、FW宮本美、MF藤田が2トップに入る形に。開始直後はMF塩見中心に右サイドから攻め上がる。だが同5分に、中央からロングスルーパスを出され、GKとの1対1に。冷静に決められてしまい、課題であった後半の立ち上がりに2点目を許してしまった。しかしすぐさま反撃に出る。同12分、右サイドで受けたDF岡村まどか(政策1)が中央に切り込み、FW宮本美にパスを供給。受けたFW宮本美が放ったシュートは1度はキーパーにかき出されるも、GK前まで詰めていたFW宮本美が再びシュート。ゴールに吸い込まれ、1点を返した。直後にMF塩見からMF前田柊(政策2)への交代カードを切る。同19分には、MF前田が右サイドを駆け上がりそのままシュート。しかしわずかにゴール左に逸れ、ゴールとはならなかった。

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△DF岡村

少しずつ流れが関大に傾きつつある中迎えた同36分。MF山本ノア(人1)からパスを受けたFW木田陽花(経2)が体制を崩しながら打ったシュートは、惜しくもポストに嫌われる。だがもう一度つなぎ直し、中央にボールを供給。混戦となるも、最後はまたもFW宮本美が決め、同点に追い付くことに成功した。アディショナルタイムに入っても、関大なでしこの勢いは衰えない。同45+1分には、MF前田からFW宮本美にクロスが上がる。放ったシュートはわずかに枠外に逸れてしまった。だが終了間際の同45+3分。中央でボールを奪われ強引にシュートを放たれるも枠外に。これがラストプレーとなり、2-2の同点で試合が終了。今季初の勝ち点を獲得した。

11584F09-B815-451D-98D6-FDBB9466D67DIMG_6294-200x133 【サッカー(なでしこ)】FW宮本美の2得点で追い付き、今季初の勝ち点獲得!
△FW宮本美

今節で初めて、待望の勝ち点を獲得した関大なでしこ。最終節は、自動降格回避をかけた、姫獨大との大一番だ。「引き分け以上で入れ替え戦だが、しっかり勝ちに行く」とDF徳弘海羽(みはね=人4)主将。入れ替え戦進出を決めることはもちろん、初の勝ち点3を取るために、最後の1戦まで全力で戦う。【文/写真:市場薫】

▼DF徳弘主将
「(皇后杯から連日での試合。試合前の心境は)昨日、あまり試合に出れていない子たちが中心となって4-0で快勝を収めてくれたので。本当にこうやって普段出ていない子たちが結果を残してくれているっていうのは、いつもスタートで出ているメンバーにとっても、4回生としてもすごく力になった結果だった。今日も全員で勝ちに行って、いい週末にしようと話していた(前半はロングボール主体で蹴ってくる武庫女大に押し込まれてしまう展開に。前半を振り返って)前半は相手の攻撃に押し込まれてしまうシーンが多かった。その中で、終了間際に1点取られてしまって。でもその時も、前半残り少ないから、攻撃もシンプルにしてしっかりこのまま守り切って後半に行こうと話して、ポジティブにハーフタイムに入れたので、そこは良かったかなと思う。(後半開始直後に失点するも、FW宮本美の2得点で同点に追いついた。後半を振り返って)開始直後の失点も想定外というか、やってしまったというのはあるが、そこから2点追い付いたというのは自分たちの自信にしていい。FWの宮本も今までゴールがなかった中で、ここで2点という結果を残してくれて、彼女自身も自信になったと思うし、やっぱりFWの選手が点を決めてくれるとチームも勢い付くので。2点返せたっていうのはすごく良かったかなと思う。(次節は入れ替え戦をかけた、姫獨大との大一番。意気込みは)引き分け狙いで勝てる試合ではないと思うので。引き分け以上で入れ替え戦だが、しっかり勝ちに行くというところは全員が共通認識を持って次の試合に挑みたい」

▼FW宮本美
「(前半は相手に押し込まれてしまい、ゴールが奪えなかった)前からのプレスがあまりはまらなくて、攻撃も自分1枚がしまっていてなかなか思うような攻撃ができず、しんどい時間が続いていた。(後半は自身の2得点で引き分けに持ち込んだ。それぞれの得点シーンを振り返って)1点目は、サイドバックのまどか(=DF岡村)がボールを持った時にコースが空いていて、クロスが上がってくるかなと思ってコースに入ったらちょうどボールが来た。弱くてずれていたけど、ゴール前で相手も1枚だったのでなんとか触ろうと思って触ったらキーパーの逆をつけて。それでもキーパーがかき出してきたけれど、なんとか詰めて決めることができた。2点目は、1点目を返した後に相手の雰囲気が少し落ちて、完全に関大のペースになったから、ここでなんとしてでももう1点取って、追い付いて流れをこっちにしたいという思いがあった。だから最後こぼれ球にも反応して、同点に追い付くことができたと思う。(自身の強み)得意なプレーはフィジカルプレー。1対1できれいにシュートを打つよりは、今日みたいなこぼれ球やかき出されたボールになんとか必死に食らいついて得点するという、泥臭いプレーの方が得意かなと思う。(次節に向けた意気込み)もうなんとしてでも春は残留するという目標があるので、今日2得点取れたように、次の最終節でも得点を取って自分がチームを勝たせるという意気込みを持って挑みたい」

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