◇第48回総合関関戦◇対関学大◇6月8日◇関西学院大学重量挙場
[48㌔級]
辻 1位 125㌔(55㌔・70㌔)
池田 2位 111㌔(51㌔・60㌔)
[53㌔級]
杉能 1位 90㌔(40㌔・50㌔)
[60㌔級]
井関 2位 173㌔(76㌔・97㌔)
植木 3位 163㌔(70㌔・93㌔)
仲田 4位 138㌔(58㌔・80㌔)
[65㌔級]
秦 3位 166㌔(76㌔・90㌔)
鹿田 4位 144㌔(62㌔・82㌔)
高橋 5位 141㌔(61㌔・80㌔)
[71㌔級]
福原 2位 155㌔(67㌔・88㌔)
芝地 4位 115㌔(50㌔・65㌔)
田中 5位 110㌔(50㌔・60㌔)
[79㌔級]
藤間 3位 190㌔(85㌔・105㌔)
竹林 6位 177㌔(75㌔・102㌔)
金田 7位 176㌔(85㌔・91㌔)
植田 8位 159㌔(65㌔・94㌔)
[88㌔級]
下坂 1位 275㌔(115㌔・160㌔)
【結果】
⚫︎関大57-84関学大
昨年の総合関関戦で黒星を喫した関大重量挙部。両校の力強い声援が響き、各選手がベストを尽くした。特定の選手のトータル順位によって得点が与えられるが、関学大には及ばず。大きな差をつけられ、黒星を喫した。
48㌔級に出場したのは、辻もも香(法4)と池田さくら(文4)。どちらもスナッチ、C&ジャーク共に全試技を成功させる。辻は125㌔、池田は111㌔という記録を残した。53㌔級では、杉能舞夏(文3)がスナッチ2回目以降、C&ジャーク3回目を棄権。記録は伸ばせずトータルは90㌔に。
60㌔級には、井関いろは(商3)、植木友香(人1)、仲田敦一(化生1)が登場。井関は、スナッチの最終試技で落としてしまったものの、C&ジャークでは全て上げ切り、記録を173㌔とする。植木は、スナッチ1回目から苦しい表情を浮かべるも成功。スナッチ、C&ジャーク共に、1回目のみの成功で、結果は163㌔に。フレッシュな風を吹かせた仲田は、序盤から苦しい表情を見せる。しかし、勢いよく全ての試技を成功させ、記録を138㌔とした。

秦萌々菜(文1)、鹿田心愛(商2)、高橋竜輝(法2)は65㌔級に出場。秦は頭上に上げた後ふらつく場面が何度も見られたが、何とか成功重ねる。しかし、C&ジャーク3回目は、前に足が動いてしまい耐え切れず失敗。悔しさをにじませていた秦は記録を166㌔とした。鹿田はスナッチ3回目で落としたものの、C&ジャークは順調に記録を伸ばし、トータル144㌔。一方、高橋はスナッチ1回目から失敗となり連続試技へ。そこからは、踏ん張る顔を何度も見せながらも全て上げ切る。記録は141㌔となった。

1時間の休憩を挟み始まった後半戦。71㌔級に福原大翔(経3)、芝地健一郎(環都1)、田中涼太(環都3)が登場した。福原はスナッチでつらそうな顔をするもなんとか連続して成功を成し遂げる。3回目の成功後には喜びの声を上げ、笑顔を見せた。しかし、C&ジャークは3回目を上げ切れず終了し、記録は155㌔。序盤は余裕もうかがえた芝地は、スナッチ3回目で失敗する。それでも、C&ジャークでは大健闘を見せ全試技を上げ切った。記録は115㌔に。田中はスナッチ、C&ジャークどちらも2回目以降を棄権し、記録は110㌔となった。79㌔級に姿を現したのは藤間健太(環都1)、竹林小夏(人2)、金田拓樹(社2)、植田将矢(社2)。藤間はスナッチとC&ジャークの1回目で成功を収めたが、その後少しずつ増量した重量を上げ切れず。記録は190㌔止まりとなった。竹林は、スナッチでは振るわなかったものの、C&ジャークは連続して成功し、177㌔という結果を残す。金田はスナッチ3回目を落としたが、C&ジャークでは順調に持ち上げ、トータル記録は176㌔。植田はスナッチで苦戦を強いられた。同重量を3連続で挑み、最後になんとか成功。その後のC&ジャークはスムーズに成功を重ね、159㌔という記録で終えた。
全選手の中で一番最後に重量台に上がったのは下坂尚也主将(法4)。スナッチでは調子が出ず2、3回目を続けて失敗する。しかし、C&ジャークでは波に乗り重量を10㌔ずつ増やす。3回目に160㌔を申告した際には会場がざわつき、成功後には大きな拍手が巻き起こった。記録は275㌔。大健闘を見せた。


団体としての得点は関学大に届かず、敗北した関大。しかし、おのおのの選手が壁を破るべくベストを尽くした。次なる舞台は7月に行われる西日本学生選手権大会。全力で挑み、記録更新を目指す。【文:吉野日菜多/写真:宮寧彩】
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