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◇第27回日本選抜選手権大会3日目◇6月8日◇能勢町ライフル射撃場

[10mAR女子立射60発競技本戦]
第1射群12位 平野 617.5点
第1射群25位 西東 603.5点
第2射群3位 旭 619.5点

[50mSBライフル男子三姿勢]
第2射群1位 松浦 563(20) ファイナル進出
第2射群2位 山田 563(17)

[50mSBライフル男子三姿勢ファイナル]
6位 松浦 398.3点

ついに大会3日目を迎えた日本選抜選手権大会。10mAR女子立射60発競技と50mSBライフル男子三姿勢の2種目が行われた。10mAR女子立射は強敵がひしめき、ファイナル進出ボーダーラインが高くなる。ファイナル進出者は現れなかった。50mSBライフル男子三姿勢では、接戦の末に松浦悠斗主将(法4)がファイナルに進出する。ファイナルでは、伏射と立射で点数を伸ばせずに6位で終わった。

最初の種目は10mAR女子立射60発競技。第1射群で平野佳那(人2)と西東咲葵(さき=社1)が出場した。平野は1シリーズ目から103.2点と高得点を記録。驚異的な射撃を維持しながら試合を進めた。5シリーズ目まで大きく得点が落ちることはなかったが、最終6シリーズ目で苦戦する。52発目から3連続で9点台となかなか得点を伸ばせない。57発目からの4回は10点台を射抜いたが、6シリーズ目は100.9点に止まる。競技を終えた平野の目には悔し涙が浮かんだ。同じく第1射群で出場した西東は、一発一発を慎重に行射する。2、6シリーズ目では100点台に届かず、トータルスコアは603.5点に。本戦突破とはならなかった。第2射群で出場したのは、旭夏希(経4)。2シリーズ目こそ点数が下がったが、全てのシリーズで100台にまとめる。トータル619.5点と決して低くはない得点だった。しかし、ファイナル出場のボーダーラインである620.4点にはわずかに届かず。悔しくも本戦で姿を消すことになった。

S__18432069_0-200x133 【射撃】最終日は松浦がSBライフル三姿勢で6位に
△平野
S__18432068_0-200x133 【射撃】最終日は松浦がSBライフル三姿勢で6位に
△西東
S__18432066_0-200x133 【射撃】最終日は松浦がSBライフル三姿勢で6位に
△旭

SBライフル男子三姿勢には、山田崇太(文3)と松浦主将が出場。山田は、最初の膝射競技を181点で終える。大きく点数を伸ばせず伏射競技に突入。ジュニア日本記録樹立の実力を存分に発揮し、196点でまとめた。立射競技でも安定した射撃で点数を重ねる。三姿勢でのトータル563点で競技を終えた。松浦主将は膝射で183点、伏射は驚異的な精度で197点をたたき出す。立射での20発は得点が低迷。トータル563点で山田と並ぶも、X数で3射上回り、ファイナル進出を果たした。

本戦終了後から1時間で迎えたファイナル。膝射と伏射で5射×3回のシリーズを行う。立射で5射を2回行い、8位と7位が決定。その後は1発ずつの行射で順位が決定していく。最初の膝射での5射は48.4点で7位に。しかし、続く2、3シリーズ目は、安定した行射で51点台にまとめる。膝射で15発が終了した時点でトップに躍り出た。このまま高順位をキープしたかったが、伏射では大きく点数を伸ばすことができない。3位に後退した。立射での5射2回で巻き返したいが、安定して10点を射抜くことができず。6位でシングルショットのシリーズへ突入。9.8点を射抜いたが、5位に上がることはできない。一時は1位を狙える位置にいただけに悔しさが残るも、入賞した。

IMG_3910-200x133 【射撃】最終日は松浦がSBライフル三姿勢で6位に
△松浦主将
S__19005455-200x133 【射撃】最終日は松浦がSBライフル三姿勢で6位に
△山田

全国のつわものたちと戦ってきた3日間。自分自身の現状を知るとともに全国のレベルを痛感する試合になっただろう。日本選抜を終え、次なる試合は9月に行われる秋関、そして10月に栃木の地で行われる全日本だ。この3カ月の過ごし方が秋の結果へとつながる。全国の舞台で名を轟かすため、今日も己と向き合い成長を続ける。【文/写真:木村遥太】

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