◇第48回総合関関戦◇対関学大◇6月7日◇関西学院大学総合体育館
[第1セット]関大25-17関学大
[第2セット]関大25-20関学大
[第3セット]関大25-15関学大
[試合終了]〇関大3-0関学大
第48回総合関関戦本戦が開幕。先に行われた男子の試合ではストレート勝ちを収め、勝利のバトンをつなぐべく試合に挑んだ。第1セットは終始関大のペースで試合が進む。第2セットは最大7点差をつけられるも逆転でセットを奪い、そのままの勢いで第3セットも獲得。関大に1勝を持ち帰った。

第1セット最初の得点は、長いラリーの末に関学大が奪い、その後は両チームともにサイドアウトが続いた。3-3から、後山七星(ななせ=政策2)のサーブで連続得点。伊関万絢主将(まひろ=文4)のバックアタックや、土屋美咲(情3)の巧みなスパイクで点差を広げた。鮫嶋優香(政策3)のブロックや、笹野文乃(文4)のトスフェイントなどで、会場は歓声に包まれた。相手にタイムアウトを取らせた直後も、関大の連続得点で流れを離さず。25点目は、花岡明里(商1)と、途中交代の森﨑美春(情2)の2枚ブロックで獲得。第1セットを先取した。

スターティングメンバーを第1セットから大きく変えて挑んだ第2セット。伊関主将のブロックアウトや山本向日葵(ひまり=政策3)の速攻が決まり、幸先のいいスタートを切ったと思われたが、相手のサーブに乱され5-7に。後山のスパイクでなんとか流れを断ち切るも、点差は縮まらず。悪い流れを変えるべく、関大がタイムアウトを要求。その後も相手のブレイクで、点差は7点に広がった。しかし、ここから関大の逆襲が始まる。ブロックやサービスエース、ミドルブロッカー陣のブロードなどで得点。伊関主将のサーブで5連続得点を生み出し3点差に詰め寄り、さらに後山のサーブから4連続ポイントで相手を追い越す。最後は笹野がサービスエースを奪い、逆転で第2セットを奪取。ストレート勝利に王手をかけた。

第3セットは、後山のスパイクや土屋のブロックで、序盤から関大が走る。ボールが乱れオープントスになっても、花岡がしっかりと相手コートに力強く打ち込み、相手にチャンスボールを渡さない。相手のミスが続き、4点差がついたところで、白川真子(ビジ1)を投入。両校粘りを見せる長いラリーの末に白川がスパイクで得点し、サービスエースを決めるなど、チームはさらに大きな盛り上がりを見せた。その後も相手にブレイクされることなく順調に点数を重ね、21-11となったところで石塚春陽(政策1)がコートイン。ブロードでチームに2得点をもたらすなど活躍を見せ、良い雰囲気のまま試合が進む。伊関主将のスパイクで第3セットを手にし、ストレートで快勝を収めた。


試合前から、「チームみんなで試合を楽しんで、絶対にストレートで勝ちます」と意気込んでいた伊関主将。見事に有言実行を果たした試合となった。関大女バレの次なる舞台は西カレ。楽しむ気持ちを忘れず、全員バレーで西日本の頂点まで駆け上がる。【文:松嶋奈央/写真:宮寧彩】
▼伊関主将
「(今日の試合振り返って)セットをしっかり取り切れていたのと、ゲームを通していろいろな選手を使えて、思い切りプレーができていて、全員で戦えていたのが良かったと思います。(最後の関関戦にどのような気持ちで挑んだか)ラストと言われて『そうかラストか』と思うくらい、あまり最後の関関戦というのを意識していなくて。終わってから勝てて良かったなと思うし、寂しいなとも思うけど、やっぱりみんなの力があっての勝利をすごく実感しました。(2セットの最大 7点差が開いていたのを伊関主将のサーブからひっくり返した)前衛のみんなが頑張ってくれたし、後衛でもチームに貢献できた思います。いうのもあります。今日はベンチもそうですし、コート外からの応援を力に変えて、ひっくり返せたと思います。(西カレに向けての意気込み)もう1回メンバーも入れ替えてやりますし、今の練習よりももう一つ高いレベルの練習をしていきたいなと思うので、そこの声かけを意識して、全員で戦いたいです」
▼白川
「(今日の試合を振り返って)こんなに本格的な試合に初めてユニホームを着て試合に挑んだので、とても緊張しました。(初めての関関戦はどうだったか)高校とはまた違って、応援がすごく迫力があったし、チアの方々もたくさん声を出してくれていてすごかったです。大きな大会だなと感じました。(自身の良かったところ)物怖じせずに思いきりプレーできたところが良かったなと思います。(これからの試合に向けて)もっとチームにプレーで貢献できるように、自分らしく頑張っていきたいと思います」
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