◇第48回総合関関戦◇対関学大◇６月７日◇関西学院大学上ヶ原キャンパス学生会館新館レスリング場

●関大１－６関学大

●57㌔級　奥野２－３
●61㌔級　橋本０－10
●65㌔級　不戦敗
●70㌔級　中村０－11
○74㌔級　加藤10－０
●86㌔級　渡邉２－12
●125㌔級　稲本主将（棄権）

１カ月前に行われた春季リーグ戦で関学大に敗れた関大。その雪辱を果たすために挑んだ関関戦は不戦敗も重なり、再び黒星を喫した。

先陣を切ったのは57㌔級の奥野登夢（人３）だ。序盤からパッシビティにより１点を失う。そこからテイクダウンを取られ、追いかける形で後半へ。両者積極的に攻撃を仕掛け合い、奥野がテイクダウンで２点を返す。ここから勢いに乗り反撃したい場面だったが、あと１歩届かず、惜しくも敗北した。

２番手で登場したのは61㌔級の橋本翔喜（経２）。前半に一挙５失点し、テイクダウンでも得点を失う。なんとかして得点を返したいところだったが、後半でもリードを広げられテクニカルスペリオリティで負けを喫した。

続く65㌔級は不戦敗となり、迎えた70㌔級は中村心瞭（人２）が出場した。けが明けで挑んだ今試合。序盤に場外に押し出され１点を失い、その１分後４点を失ってしまう。得点を返したいところだったがその後もテイクダウンとローリングで連続失点。テクニカルスペリオリティで敗北を喫した。

続く４番手で登場したのは74㌔級の加藤航平（人１）。序盤からテイクダウンで得点し、関関戦で初めてのリードを奪う。その後もテイクダウン、ローリングで一挙８得点。10点差をつけテクニカルスペリオリティで勝利した。

125㌔級の稲本喬弘主将（人４）が棄権のため最終試合となった86㌔級の渡邉隆人（安全３）は前半に４点を失い、相手に得点を重ねられる。２点を返すも、10点差をつけられテクニカルスペリオリティで黒星となった。

１勝６敗と大差をつけられ敗北を喫した関関戦。リーグ戦の雪辱を果たすことはできなかった。しかし、１年生の加藤が初めての関関戦で勝利を挙げるなど、次につながる結果に。次戦は７月に行われる新人戦だ。今回の経験から練習を積み、次戦に挑む。【文／写真：湯浅あやか】