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◇第48回総合関関戦前哨戦◇6月2日◇関西学院大学総合体育館大フロア

【男子】
[S1]●瀬藤0(14-21,19-21)2中山
[S2]●向1(19-21,21-18,17-21)2鈴木
[D1]●瀬藤・上林1(21-8,16-21,19-21)2岡田・髙嶋
[D2]○山田悠・山本2(22-24,21-19,21-17)1田村・野田
[S3]○山口2(21―18, 21-8)0小森
●関大2-3関学大

【女子】
[S1]●古谷0(18-21,14-21)2秋間
[S2]●石井0(16-21,20-22)2豊口
[D1]●松本・内海0(10-21,8-21)2林・横井
[D2]●山田桜・古谷1(23-21,19-21,19-21)2土井・名倉
[S3]●山田桜0(19-21,20-22)2杉原
●関大0-5関学大

【総合】
●関大2-8関学大

関関戦前哨戦の最後の試合であるバドミントン。前哨戦で1-12と大差をつけられている関大は何としても勝利を挙げたいところ。昨年の敗北を糧に奮闘するも、今年も勝利とはならなかった。

男子のトップバッターは、新主将に就任した瀬藤智史(政策3)。序盤は拮抗(きっこう)した展開になるが、徐々に点差をつけられる。相手に先手を打たれ、第1セットを落とした。第2セット序盤は相手を動かし、リードする。しかし、インターバルまであと1点というところで事態は一変。ラリーのテンポが速くなり、対応に苦しむ。返球が甘くなり、一気に攻められてしまい敗北を喫した。

続いてはルーキー・向竜星(商1)が登場。長いラリーが続くも、相手を左右に動かして得点する。終盤まで取って取られる展開が続き、19-20とあと1点でデュースになるも、第1セットを取り切ることができず。第2セットは、相手に動かされても冷静に対処。丁寧な返球でラリーを続け、フェイントも織り交ぜ得点を入れる。また強烈なスマッシュで得点を重ねセットをつかみ、試合はファイナルセットにもつれ込んだ。開始直後は連続失点をしてしまうが、気持ちを持ち直す。相手がネットタッチをしてしまうほど、ネットに近いヘアピンで得点。しかし、長い試合により体力がなくなり、ショットが甘くなってしまうことも。相手がマッチポイントになった時、意地を見せて6連続得点をしたものの、追いつくことができず。2つ目の黒星を喫した。

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△向

第1ダブルスでは瀬藤主将・上林翔太(情2)組が出場。第1セットは相手を圧倒し、相手の点数を1桁に抑えてセットを獲得した。勢いこのままに第2セットもつかみたかったが、ミスが目立つように。互いに声を掛け合い、メンタルの維持に努めた。また相手のいないところをついて相手を崩し、プッシュやスマッシュで攻め込む得点の流れを構築する。しかし、ミスやチャンスで決め切ることができない。第2、3セットを連取され、敗戦した。

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△瀬藤主将(左)・上林組

第2ダブルスは、昨年も関関戦に出場したペアである山田悠太(商2)・山本勇誠(情2)組。開始直後は2人ともネットミスが多く、相手に多くの点を献上した。しかし、中盤からは得意のスマッシュで得点を量産。また、ロングサーブで相手のミスを誘い、デュースまで追いついた。しかし、相手の攻撃パターンに持ち込まれ、連続得点を許してセットを先取される。第2セットはテンポの速い展開となった。相手にコートを広く使われ失点する場面もあったが、積極的に攻撃を繰り広げリード。第2セットをつかみ、ファイナルセットへ。ファイナルセットは第2セットの勢いそのままに、相手を一気に突き放す。インターバル後は点差を縮められるも、スマッシュを得点源とし試合を展開。リードを守り切り、この日初の白星を挙げた。

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△山本(左)・山田悠組

最後は山口俊平(情2)が登場。粘り強くラリーを続け、チャンスできっちりと得点を決める。後半は体力が限界に近づき、甘い球を上げてしまうことも。それでも、相手を動かすことを意識し、試合を掌握した。第1セットをつかむと、第2セットは独走状態に。長身を生かした角度のあるスマッシュや、相手がいないスペースを狙ったレシーブで得点を重ねる。自身のミス以外での失点を許さず、大差をつけて勝利した。

女子の第1シングルスに出場したのは古谷遙夏(法2)。相手の奥に突くショットに苦戦する。前後に動かされ、なかなか点を取れない。序盤点差をつけられたが、14-14で同点まで追いつく。しかし、相手のカットに翻弄(ほんろう)され、第1セットを先取された。続く第2セットは、スマッシュで攻めるも連続得点を取れず。相手にマッチポイントを奪われてから粘りを見せるも、勝利とはならなかった。

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△古谷

第2シングルスには石井志歩(安全4)が出場。前後に動かされ、連続得点を許しセットを奪われる。第2セットは接戦に。緩急をつけたショットで点を奪う。20-20まで追いついたが、惜しくも勝利とはならなかった。

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△石井

第1ダブルスには松本笑舞(情3)・内海明莉(商3)組が登場。初めは取って取られての展開に。ロングラリーから内海のスマッシュで点を取るも、リードできず。第2セットも流れは相手のままで試合が進む。インターバル後にネットにかけるミスやアウトが増え、連続失点。白星を持ち帰れなかった。

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△松本・内海組

第2ダブルスは山田桜生(人3)・古谷組。コンビネーションで相手を圧倒する。スマッシュで畳み掛け、第1セットを先取。第2セットは接戦に。点を分け合い、あと1歩リードできず。19-21でセットを落とす。ファイナルセットは関大の先制点でスタート。山田桜のフェイントで相手を揺さぶり、先にインターバルへ。しかし、相手も負けじと点を重ね、惜しくも敗戦となった。

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△山田桜・古谷組

ダブルスの疲労が残る中、山田桜が第3シングルスに出場。序盤は接戦だったが、途中から相手に連続得点を許す。相手のマッチポイントから4連続で得点し追い上げるも、セットを奪えなかった。第2セットは応援を力に奮闘。男子の試合も終わり、残る最後の試合となった。応援団と駆けつけた男子メンバーの応援で両者大盛り上がり。1点1点が重く、ラリーも長くなった。一時は16-12とリードするも、逆転を許す。最後は20-22と悔しくも勝利とはならなかった。

新たな戦力も加わり、敗北が続いている長い歴史に終止符を打つべく挑んだが、あと1歩が届かず。だが、ここで立ち止まってはいられない。9月に行われる西カレではインカレ出場がかかっている大一番。鍛錬を積み、ベスト8入りを目指す。【文/写真:西村果凜、中山桜希】

▼瀬藤主将
「(自身の試合を振り返って)シングルスはいつも通りのプレーがあまりできなくて。自分のプレーをする前に相手に先手を打たれてしまい、後手に回ったというのが良くなかったです。ダブルスは自分からは流れを作って前で決めるという展開ができたので、その点に関しては良かったです。ですが、単純なミスも多かったので、そこが課題です。(他の選手のプレーを見て)前よりも動きも集中力良くて、成長を感じました。山口に関してもそうですけど、春季リーグ戦で出た時よりも安定感があって良かったです。(新体制になって変わったことは)練習メニューなど少し変えているところもあるので、その分雰囲気とかも変わっているかなと思います。特に1年生は、自分から進んで練習をする人が増えていて、いい流れになってきているなと感じています。(西カレに向けて)ベスト8に入って、インカレ出場権をつかみます」

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