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◇令和7年度関西学生リーグ戦◇入れ替え戦◇対京大◇5月24日◇滋賀県立体育館

[第1試合(フルーレ)]
◯関大45-21京大
①眞正 5    (5)-(1)1     笠見
②石原    9    (4)-(4)5     谷澤
③河井 15(6)-(1)6     恒川
④石原    20(5)-(1)7     笠見
⑤眞正 25(5)-(4)11 恒川
⑥河井 30(5)-(2)13 谷澤
⑦石原    35(5)-(5)18 恒川
⑧河井 40(5)-(0)18    笠見
⑨眞正 45(5)-(3)21 谷澤
R堀岡         R久我

[第2試合(サーブル)]
◯関大45-31京大
①眞正 5    (5)-(2)2     谷澤
②佐々木10(5)-(4)6     久我
③池田 15(5)-(6)12 恒川
④佐々木20(5)-(2)14 谷澤
⑤眞正 25(5)-(2)16 恒川
⑥池田 30(5)-(2)18 久我
⑦佐々木35(5)-(5)23 恒川
⑧池田 40(5)-(6)29 谷澤
⑨眞正 45(5)-(2)31 久我
R石原         R笠見

[最終結果]
女子1部残留

「圧倒的な実力を見せつける」と意気込み挑んだ入れ替え戦。第1試合のフルーレは序盤からリードする展開に。その後も相手を寄せ付けず、勝利を収める。続く第2試合のサーブルでは、中盤こそ相手に粘りを見せられたものの、声援を背に相手を振り切り2戦2勝。相手を圧倒し、1部残留を決めた。

第1試合はフルーレ。3種目のうち先に2勝を挙げた方が勝利となるため、先勝し王手を懸けたいところだ。トップバッターを務めたのは眞正樹理(人2)。先制点を挙げるとその後も丁寧に得点を挙げていく。1点こそ失ったものの、4点のリードを作る好スタートを切った。続いて登場したのは石原姫衣(文2)。相手の懐に潜り込み、先制点を手にする。だが、接近戦で得点を許すと3連続失点。なかなか流れに乗ることができない。それでも、冷静さは欠いていなかった。相手が攻めてきたところをカウンターするなど反撃を見せる。9ー5で番手を終えた。

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△石原

3番手・河井紗季(社1)は、時間を使いじっくりと攻め立てる。ステップで相手の攻撃をしのぎ切ると、カウンターで得点を決めた。また、徐々に攻撃のタイミングをつかむと一気に相手を引き離す。15-5で番手を終えた。2巡目に入り、4番手の石原。序盤は互角の戦いを繰り広げたが、カウンターを決めると流れをつかんだ。4連続得点を挙げ相手を圧倒する。以降も着実に点を重ねると30-13で3巡目へと回る。7番手・石原は相手のカウンターに苦戦する。その後も、自ら攻勢を仕掛けたが、思い通りに得点を挙げることができず、個人スコア5-5で番手を終えた。相手が勢いづく中、8番手の河井が圧巻のプレーを見せる。序盤から攻撃を仕掛け相手を後陣へと追い詰めると、着実に得点を上げていく。相手の反撃に対してもしっかりと対応すると、相手に何もさせることなく40-18でエース・眞正へと託した。

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△河井

眞正は開始から3連続得点を奪うと、一気に攻撃を仕掛けていく。だが、相手もこのままでは終わらない。鋭いカウンターに連続失点を喫する。それでも眞正に焦りはなかった。チームで作り出した大きな点差を意識した戦い方で相手の攻撃に冷静に対処。最後まで油断することなく45点目を取り切った。1部残留に向け、大きなアドバンテージとなる1勝にベンチからは大きな歓声が。試合後には選手同士でハイタッチを交わすなど喜びを分かち合った。

1試合目で圧倒的な実力を見せた関大。2試合目となるサーブルにも良い流れでつないだ。サーブルで1番手を務めたのは眞正。先制点を奪うとそこから連続得点。激しい突き合いを制し、5-2で番手を終える。2番手は佐々木明莉(商1)。先制点を許したものの、落ち着いていた。相手を自分の間合いに誘い出し、得点を重ねていく。

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△佐々木

10-6で番手を終え、3番手・池田心(社3)へ。池田は4連続得点を挙げると、このまま15点目も手にするかと思われた。しかし、ここから相手が脅威の追い上げを見せる。なんとかあと1点を取り切ろうと、優位な展開を作り出すも思うように点を決めきることができない。カウンターなどで5連続得点を許し、点差は一瞬にして2点差へ。それでも、「大丈夫、大丈夫」とベンチからの声がプレッシャーを跳ねのけた。意地で15点目を取り切ると、池田は安堵(あんど)の表情。関大ベンチからは「よくやった」と拍手が送られた。

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△池田

もう1度相手を突き放しておきたい関大の4番手は佐々木。先制点を奪うとカウンターをもらいながらも得意の攻めを展開していく。3連続得点を挙げるなどの活躍で20-14の6点差へと再び引き離した。以降は徐々にリードを広げ、迎えた3巡目。7番手・佐々木は相手の堅い守りを前に思うように得点することができない。相手のカウンターに3連続失点を許す場面もあったが、40-29で番手を終えた。最後を任された眞正は開始から4連続得点を奪うと一気にマッチポイントへ。相手の反撃に2失点こそしたものの、最後は持ち味であるキレのある攻撃で決めきった。これで関大は2戦2勝。2試合を通して1度も相手にリードを許さないという圧巻のプレーを見せ、1部残留を決めた。

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△眞正

終始、安定感のある試合運びを見せた女子フェンシング部。1度もリードを奪わせない圧倒的な実力を見せつけた。次なる目標は、関カレ。今季1部で得た貴重な経験を糧にさらなる進化を続ける。【文/写真:金佐康佑】

▼眞正
「(リーグ戦を終えてから入れ替え戦までどのように過ごしていたか)リーグ戦が終わった次の日にチームでミーティングを開いてどういうところが良くなかったのか、良かったのかということを話し合いました。そこで、いいところを継続させながら、悪かったところをどういうふうに克服していくかというのを決めて練習に臨んでいました。(フルーレを振り返って)全員がそれぞれいい試合ができたかなと思います。コーチから相手に研究されていると言われていたので、自分たちもどういうふうに対応するかという試合の組み立てはチームで話し合っていました。それを生かしながら、自分たちのプレーができたと思います。(サーブルを振り返って)サーブルは中盤で点数が取れなくて、どうしようかなと思うこともあったのですが、そこをチームで乗り越えながら、最後まで2人が点数を取ってきてくれていたので、いい試合ができたかなと思います。また、この試合を通してそれぞれ個人の課題が見つかったと思うので良かったです。(関関戦や関カレに向けて)関関戦は勝ちにいきたいです。そのために、チームでもう1回課題を克服して準備したいなと。関カレは朝日大が1試合目なので相手が強いんですけど、チーム力は負けていないと思うので、技術を今以上に向上させて勝負できたらいいかなと思います」

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