◇2025年度関西学生春季リーグ戦◇対合同チーム◇5月11日◇立命館OICフィールド
[第1Q]関大0-0合同チーム
[第2Q]関大0-0合同チーム
[第3Q]関大0-1合同チーム
[第4Q]関大0-0合同チーム
[試合終了]●関大0-1合同チーム
前節同大に敗戦し、1部昇格に向け危機的な状況に立たされた関大。第2節は大体大・京大の合同チームと対戦した。第1クオーター(Q)の序盤から相手ゴールに迫り攻勢を強めるも、先制点を挙げられない。第3Qに与えたペナルティコーナー(PC)をきっかけにフィールドゴールを許すと、追い付けず試合終了。まさかの開幕2連敗となった。
絶対に勝ちがほしい今節。第1Qから相手ゴールに迫る。第1Q6分、サークル内でFW別所南空(社4)が相手に倒されPCを獲得。序盤から、先制点のチャンスとなった。しかし、MF徳田琳(社2)が放ったシュートは得点とはならない。その後も多くのシュートを打つが得点を奪うことができないまま試合が進む。同15分には左サイドからFW山根奈菜子(社4)が抜け出しシュートを放つも、相手GKに阻まれた。終始攻め込む展開だったが先制点を奪えず、第1Qが終了する。

何とか先制点がほしい関大だったが第2Qは攻め込まれるシーンが増える。同3分、相手に攻め込まれピンチを迎えた。しかし、スピードに乗る相手の後ろからFB齋藤奈津美(社2)がスティックを伸ばしアタック。シュートを未然に防いだ。同12分には相手に左サイドを突破され、サークル内にパスが送られる。それでも走り込んできた相手選手には合わず何とか危機を逃れた。攻め込まれている時間が続いていたが、同14分にチャンスが訪れる。左サイドを突破したFW山根がサークル内にパス。ボールを受け取ったFW佐藤瑠香(文2)が相手に倒されPCを獲得した。しかし、このPCも得点につなげることができず。無得点のまま前半終了となった。

後半も開始直後から攻め込む。第3Q2分、サークル内へ侵入しフリーでFW松本菜那(人4)がシュート。しかしこれは相手GKのセーブで得点とはならなかった。同4分、相手に攻め込まれPCを献上してしまう。1度はMF徳田がシュートを防ぐも、クリアボールを拾われてボールがサークル内へとつながれた。このボールを合わせられ失点。相手に先手を許す形となった。同点に追いつきたい関大はさらに勢いを強め相手ゴールへと迫る。同8分には左サイドから攻め込み、サークル内でフリーになっていたFW別所へとつなぎシュート。しかし、惜しくもゴールポストに阻まれてしまった。

勝負の第4Qは2分にいきなりPCを獲得する。MF徳田のシュートは枠を捉えるもGKにセーブされた。同7分にもFB齋藤のロングパスからチャンスが生まれる。ゴール前で混戦となりボールを押し込もうとするが得点とはならなかった。同11分には、カウンターを受けGKと1対1のピンチも、GK今尾のセーブで追加点を許さない。最後まで走り続けた関大だったが1点ビハインドのまま試合が終了。リーグ2連敗となった。

幾度となくチャンスを作り出しながら得点が決まらない状況が続く今季の関大。前節終了後にFW野口奈央主将(人4)が課題として挙げた「得点力不足」が浮き彫りとなった。GK今尾やFB齋藤らを中心に守備力が光る今季のチーム。得点力不足という課題を克服した先に見える景色は明るいだろう。次節は課題を克服し、今季初勝利を見せてほしいところだ。【文/写真:井原郷志】
コメントを送信