◇2025年度関西大学春季トーナメント１回戦◇対中京大◇５月11日◇於・関西大学吹田みらいキャンパスアスレチックフィールド

［前半］関大26－７中京大
［後半］関大21－５中京大
［試合終了］関大47－12中京大

春季トーナメントが開幕。前半５分に先制トライを決めると、そのまま流れは関大に。計７つのトライを奪い、相手を圧倒。勝利を挙げた。

関大のキックオフで試合開始。開始早々に敵陣深くでラインアウトを獲得しチャンスに。ＬＯ中村豪（商４）がボールをキャッチし、そのままモールを形成し前進。ＰＲ坂井大斗（人４）がインゴールまで押し込みトライする。幸先の良いスタートを切った。前半12分、ＮＯ８中川一星（社３）が相手ディフェンスをものともせず中央突破。パスを受けたＦＬ谷口永輝（人４）がインゴールに飛び込みトライを奪う。ＳＯ堂免遙生（商１）がコンバージョンキックも成功し、差を広げた。さらに同16分、またも関大にチャンスが訪れる。敵陣で獲得したラインアウトからパスをつなぎ、ＣＴＢ吉良陸人（文３）がディヘンスラインを突破。そこからパスを受けたＷＴＢ正田青海（安全３）が着実にトライを決めた。コンバージョンキックも成功させスコアは19－０に。

しかし、同21分、中央付近のラインアウトから自陣に攻め込まれ、トライを献上。相手がコンバージョンキックも成功し、７点を返された。ここから何度も相手が自陣に攻め込んでくる。追加点を許したくない場面だ。粘り強いディフェンスをみせ、相手のミスを誘発。自陣での攻防をなんとか切り抜けた。同40分、中央でのラインアウトから着実にパスをつなぎ前進する。ＳＯ堂免遙からキックパスを受けたＦＢ一瀬爽（人２）が右サイドを駆け上がるも、相手のタックルを受けトライとはならない。しかし、敵陣深くでのラインアウトを獲得する。ＬＯ佐野利樹（人４）がボールをキャッチし、モールを形成。最後は、ＨＯ大林直人（環都４）が押し込みトライし、キックも成功する。26－７と大きくリードを奪い、試合を折り返した。

後半は相手のキックオフから後半が始まる。開始直後に相手の反則でペナルティキックを獲得し、敵陣深くでのラインアウトに。投げ込まれたボールをＬＯ佐野がキャッチし、モールを形成し前進する。ＨＯ大林がインゴールまで押し込みトライ。後半の先制点も関大に。後半８分、相手に自陣深くまで攻め込まれてしまう。だが、相手のミスが生まれ、ペナルティキックを獲得。危機を脱したかと思われたが、直後のラインアウトでボールを取りきれず、再び相手に攻め込まれる。相手選手がハーフウェイライン付近からディフェンスをかわし前進。しかし、ＦＢ一瀬がタックルで相手を食い止める。ここから相手のパスがつながらず、トライを許さなかった。同23分、相手のパスミスからラインアウトを獲得し、そこからパスをつなぐ。相手陣地に侵入したＦＬ谷口がディフェンスラインを突破しラン。パスを受けたＮＯ８中川がインゴールに飛び込んだ。さらに、ＳＯ堂免遙の正確なキックで２点を追加。

また同29分、ＷＴＢ遠藤亮真（経４）がサイドを駆け上がり再び好機が訪れる。相手のミスから敵陣深くでラインアウトを獲得し、モールを形成。ＨＯ山本真士（政策４）が抜け出しトライする。キックも成功し差は広がるばかり。同32分、ＳＯ嘉悦滉太（人３）が中盤付近にキックしたボールを相手が取りこぼし、関大ボールに。そこからパスをつなぎ、ＦＬ三木翼（商２）が相手をかわしインゴール付近までラン。しかし相手ディフェンスに阻まれトライとはならない。同35分、中盤付近での相手のラインアウトで相手がボールを取りこぼす。それをＳＨ嘉悦がキャッチしＨＯ山本にパス。山本が前進し、敵陣深くでの攻防に。しかしここで関大にパスミスが生まれ、相手ボールとなる。そこから相手がディフェンスラインを突破。キックパスをうまく使い前進し、そのままトライを許してしまい、５点を返された。しかし、ここから得点が生まれることなく試合終了。47－12と大差をつけ勝利した。

春季トーナメント１回戦で勝利を収めた関大。次戦は昨秋リーグ優勝を果たした天理大との対戦だ。格上相手にチーム一丸となり勝負へ挑む。【文：春田史帆／写真：桝井来夢】