◇令和7年度関西学生リーグ戦◇フルーレ男子・女子新人戦◇4月12・13日◇大山崎町体育館
[男子第1試合]
◯関大45ー27朝日大
①上村 5(5)ー(4)4 山口
②椿 10(5)ー(1)5 森田
③保知 15(5)ー(4)9 福岡
④椿 20(5)ー(2)11 山口
⑤上村 25(5)ー(2)13 福岡
⑥保知 30(5)ー(1)14 森田
⑦椿 35(5)ー(1)15 福岡
⑧保知 40(5)ー(3)18 山口
⑨上村 45(5)ー(9)27 森田
R遠藤 R南郷
[男子第2試合]
◯関大45ー31立命大
①上村 5(5)ー(1)1 金井
②椿 10(5)ー(1)2 白井
③保知 15(5)ー(7)9 高橋
④椿 20(5)ー(5)14 金井
⑤上村 25(5)ー(5)19 高橋
⑥保知 30(5)ー(0)19 関谷兄
⑦椿 35(5)ー(2)21 高橋
⑧保知 40(5)ー(6)27 金井
⑨上村 45(5)ー(4)31 白井
R遠藤 R関谷兄
[男子第3試合]
◯関大45ー29愛工大
①上村 5(5)ー(3)3 杉本
②椿 7(2)ー(7)10 阿南
③保知 15(8)ー(1)11 武藤
④椿 20(5)ー(1)12 杉本
⑤上村 25(5)ー(3)15 武藤
⑥保知 30(5)ー(1)16 阿南
⑦椿 35(5)ー(7)23 武藤
⑧保知 40(5)ー(2)25 杉本
⑨上村 45(5)ー(4)29 阿南
R遠藤 R中川
[男子第4試合]
⚫︎関大35ー45同大
①上村 4(4)ー(5)5石橋
②遠藤 10(6)ー(4)9 竹本
③保知 12(2)ー(6)15 柿原
④遠藤 13(1)ー(5)20 石橋
⑤上村 25(12)ー(4)24 福山
⑥保知 26(1)ー(6)30 竹本
⑦椿 30(4)ー(5)35 柿原
⑧保知 30(0)ー(5)40 石橋
⑨上村 35(5)ー(5)45 竹本
R椿 R福山
[男子第5試合]
◯関大45ー30関学大
①上村 5(5)ー(1)1 曽根
②椿 9(4)ー(8)9 山地
③保知 15(6)ー(1)10 伊藤
④椿 20(5)ー(5)15 曽根
⑤上村 25(5)ー(4)19 伊藤
⑥保知 30(5)ー(2)21 山地
⑦椿 35(5)ー(5)26 伊藤
⑧保知 40(5)ー(2)28 曽根
⑨上村 45(5)ー(2)30 山地
R遠藤 R水貝
[女子第1試合]
⚫︎関大9ー45関学大
①眞正 1(1)ー(5)5 椿
②堀岡 1(0)ー(5)10 神山
③河井 4(3)ー(5)15 髙橋
④堀岡 4(0)ー(5)20 椿
⑤眞正 5(1)ー(5)25 髙橋
⑥河井 5(0)ー(5)30 神山
⑦堀岡 6(1)ー(5)35 髙橋
⑧河井 9(3)ー(5)40 椿
⑨眞正 9(0)ー(5)45 神山
R花光
[女子第2試合]
⚫︎関大9ー45朝日大
①河井 3(3)ー(5)5 太田
②石原 4(1)ー(5)10 緒方
③木部 5(1)ー(5)15 永井
④河井 5(0)ー(5)20 緒方
⑤木部 5(1)ー(5)25 太田
⑥石原 6(1)ー(5)30 永井
⑦木部 7(1)ー(5)35 緒方
⑧河井 8(1)ー(5)40 永井
⑨石原 9(0)ー(5)45 太田
R眞正 R五味
[女子第3試合]
⚫︎関大26ー45立命大
①河井 1(1)ー(5)5 長谷川
②石原 7(6)ー(5)10 稲垣
③眞正 12(5)ー(5)15 渡辺
④河井 15(3)ー(5)20 福井
⑤眞正 17(2)ー(5)25 長谷川
⑥石原 20(3)ー(5)30 渡辺
⑦眞正 24(4)ー(5)35 福井
⑧河井 26(2)ー(5)40 渡辺
⑨石原 26(0)ー(5)45 長谷川
R木部 R福井
[女子第4試合]
⚫︎関大16ー45同大
①石原 2(2)ー(5)5 曽根
②眞正 2(0)ー(5)10 西村
③木部 4(2)ー(5)15 大野
④堀岡 6(2)ー(5)20 横井
⑤木部 6(0)ー(5)25 曽根
⑥眞正 9(3)ー(4)29 大野
⑦木部 11(2)ー(6)35 西村
⑧石原 16(5)ー(5)40 大野
⑨眞正 16(0)ー(5)45 曽根
R堀岡 R横井
[女子第5試合]
⚫︎関大38ー45中京大
①石原 4(4)ー(4)4 武藤
②眞正 10(6)ー(3)7 宮崎
③河井 15(5)ー(7)14 笹間
④眞正 16(1)ー(5)19 武藤
⑤石原 19(3)ー(6)25 笹間
⑥河井 25(6)ー(5)30 宮崎
⑦眞正 29(4)ー(5)35 笹間
⑧木部 31(2)ー(3)38 武藤
⑨石原 38(7)ー(7)45 宮崎
R木部
[総合結果]
フルーレ男子1部準優勝
フルーレ女子1部6位
新体制となってから初の公式戦に挑んだ関大。リーグ戦最初に出場したのはフルーレ男女団体だ。出場選手にとって初の1部の舞台となったが、男子は昨年の優勝校を打ち破り、見事準優勝。王座出場権を獲得した。女子は強敵に苦しみ、得点を伸ばすことができない。サーブルとエペで順位を上げ、1部残留を目指す。
男子の初戦は、昨年1部で優勝を果たした朝日大だ。トップバッターの上村明武(社3)が競り合いを制してリードすると、2番手の椿樂(経2)が躍動。軽やかなステップから繰り広げられる素早い一撃で相手を寄せつけず、一気に点差をつける。続く保知淳乃介(文3)は、長い手足を生かしたプレーでさらにリードを広げる。2巡目以降も順調に点数を重ねていき、アンカーである上村の番が回ってきた。相手に押される展開となり、大量失点。しかし、どんなに競って苦しい場面でも諦めずに攻撃の糸口を探して得点を重ねる。最後は相手の胸元を突き、初戦を劇的勝利で飾った。
続く2回戦では、立命大と対峙(たいじ)。1番手の上村と2番手の椿がそれぞれ相手を1点に抑えた。しかし3番手の保知は、攻撃がなかなか得点につながらず、苦しい展開が続く。だが、相手も気がつかないほど早い剣さばきで点を重ね、リードを保ったまま次へとつなげた。2巡目も危うい場面こそあったが、何とか切り抜ける。3巡目では、一時相手のムードになこともあったが、大きく開いた点差のおかげで逃げ切ることができた。
3回戦で対戦したのは、愛工大。1、2回戦と同様のメンバーで挑んだ。1番手の上村は5点を先制したが、続く椿は連続失点でこの日初のリードを許す。相手の声援が大きくなり、相手の流れに持ち込まれた。流れを断ち切ったのは3番手の保知。相手を1点に抑え、自身は一挙15点を獲得して逆転する。2巡目では徐々に点差を広げていった。7番手の椿はまたも苦しい展開となったが、相手の隙を狙って少しずつ得点を重ねる。8番手の保知は圧巻のプレーで相手を圧倒。アンカーの上村は接戦となるが、相手の不意を突いて見事初日を全勝で飾った。

2日目第1回戦は対同大。男子は初日の勢いそのままに試合に臨んだが、苦しい場面が続く。序盤はお互いが激しく点を取り合う展開となった。試合が大きく動いたのは2巡目。12-15の3点ビハインドで順番が回ってきた遠藤はけん制を多く入れながら相手の様子を探る。攻撃を受け流し、カウンターを狙うがなかなか得点につながらない。13-20の7点差に差を広げられてしまった。ここで回ってきたのは上村。開始の合図とともに積極的にしかける。鋭いステップで相手の懐に潜り込むと相手のカウンターにもひるまない。攻撃をしかけ続け、点を積み重ねた。開始1分時点で7点差を埋めきり、24-24に。見事、25点目も獲得し、沈んだチームを勇気づける獅子奮迅の活躍を見せた。最高の状態でバトンを受け取った保知だったが、調子が上がらずいい流れに乗ることができない。流れをつかもうと、幅広い仕掛けを行うがどれもかわされてしまう。再逆転を許し、7番手の椿へとつないだ。だが、椿も相手の丁寧なプレーに点差を埋めることはかなわず。アンカーの上村が冷静な試合運びで追い上げをみせたが相手を捉えきることはできない。結果、35-45で敗れ、春季リーグフルーレ種目での初黒星となった。

2戦目は対関学戦。優勝の可能性を残すために、落とすことができない試合が始まった。トップバッターを務めたのは上村。前戦からの悪い流れを断ち切るプレーを披露する。高い集中力で的確に相手を追い込むと、5-1で番手を終える。2番手は椿。リードを活かして果敢に攻め続ける。しかし徐々に相手に対応され、思うように点をあげることができない。9-9で3番手の保知につないだ。前戦ではあまり活躍することができなかった保知。この試合には強い熱がこもっていた。先制点を獲得すると、その後も得意の攻めが光る。幅広い攻撃で最後まで相手を翻弄(ほんろう)し、15-10の5点リードで番手を終えた。その後は、点差を縮めさせることなく丁寧に試合を進めていく。40-28でアンカーの上村へとつないだ。上村は相手の怒濤(どとう)の攻めにも冷静に対処し、カウンターを決めていく。45点が近づくにつれ、1本ごとに大きな声援が飛んだ。最後もカウンターで見事勝利。初の1部の舞台で堂々たる戦いを見せた。
4勝1敗で同大と並んだ関大男子。規定により突数-被数の数の大きさにより順位が確定した。関大は同大に4つ及ばず。3年ぶりの1部の舞台で準優勝という好成績を残し、王座出場権を手にした。
女子の1回戦は関学大と相まみえる。1番手の眞正樹理(人2)は何とか1点を奪うも、リードを許す展開に。2番手の堀岡郁音(かのん=商4)も一瞬の隙を突かれ、思うように点を取れずに点差を広げられる。続く河井紗季(社1)は開始すぐに連続で得点し、ベンチの雰囲気も明るくなった。しかし、突いたと思い油断したところを突かれるなどし、巻き返すことができない。2巡目からは相手に圧倒され、得点を伸ばすことができず。黒星発進となった。
2回戦の相手は朝日大。1番手の河井が3点を獲得し、相手の後ろにつける。2番手の石原姫衣(めい=文2)、3番手の木部紅葉(くれは=社3)も少しずつ得点をした。しかし、2巡目は相手に押し負け、猛攻を許す展開となる。8番手の河井が1点を返した後に流れをつかみかけたが、相手の勢いを抑えることはできない。そのまま逃げられ、2連敗となった。

1日目最後に行われた立命大戦は、長い攻防戦となる。1番手の河井は大きくリードを許す形となったが、続く石原が躍動。大きく1歩を踏み出し、攻めの姿勢を見せた。相手を徐々に追い詰め、連続で点を決める。また、ラリーが長くなっても集中力を切らさずに得点し、点差を縮めた。3番手の眞正も相手の隙を突いて、点差を維持する。しかし、4番手の河井が近距離戦で連続失点を許してしまい、点差を広げられた。5番手の眞正は勝負を仕掛けに行くも逆に突かれることが多く、思うように得点を重ねることができない。6番手の石原は、点差が広がり、焦りを見せた場面も。味方の声援を受けて冷静さを取り戻し、連続得点をする。しかし点差は縮まらず、3巡目へ。7番手の眞正は何点か挙げたものの、8、9巡目では思うように得点できなかった。1日目で1勝を挙げられず、1部残留に向け2日目に白星を挙げられるかが肝心となる。
2日目最初の相手は同大。序盤から劣勢の展開が続いた。1番手に登場したのは石原。2-5というスコアでリードを許す。続く眞正、木部も相手の流れを止めることができず、4-15で1巡目を終えた。それでも、3巡目には、徐々に相手に適応していく。6-25で迎えた眞正。果敢な攻めで2点を奪取する。しかし、その攻撃も段々といなされる場面が続き、差を縮めることができない。木部もなんとか追い上げようと攻撃を仕掛けるが、相手の守りを貫くことは難しくカウンターをもらってしまった。その結果、11-35でトップバッターを務めた石原に順番が回る。相手の懐に潜り込んだ攻撃と、下がらずに前で戦う姿勢をみせた。強気の攻めが功を奏し、相手と互角の戦いを繰り広げる。16-40でアンカーの曽根に託した。たが、関大の反撃もここまで。16-45で敗北を喫した。

続く2戦目は中京大。関大は、木部に代わり河井がスタメン出場した。1戦目同様に1番手を任された石原は、終始落ち着いたプレーを見せ、4ー4のイーブンで2番手に託す。2番手は眞正。相手のけん制にもひるまない強気なプレーで、先制する。流れに乗った眞正はフレッシュを仕掛けるなど、3連続得点をあげる。その後もリードを手放さず、10-7で3番手河井に回した。河井は鋭いステップで相手を翻弄(ほんろう)し、1点リードで次へと繋げる。2巡目のトップバッターは眞正。序盤は、なかなか点数が動かない状況が続く。じりじりとした展開の中で先に動いたのは眞正。相手に詰めより攻撃を仕掛ける。だが、カウンターを食らってしまった。その後も相手の守りを崩しきることができず、苦しい時間が流れる。16-19で石原へと託した。この後、点差を詰めようとより攻勢を強めた関大だったが、相手の堅い守りを突破することができず。38-45で敗れリーグ戦初白星を挙げることはかなわなかった。
フルーレ準優勝を飾った関大男子フェンシング部。1部昇格から即座の王座出場権獲得という大躍進を果たした。この流れに乗り、サーブルにも期待がかかる。女子フェンシング部はフルーレで白星をあげることができなかった。しかし、劣勢の中での強気な姿勢や応援は他の強豪校に負けていない。これからの試合に注目だ。【文:西村果凜、金佐康佑/写真:西村果凜、桝井来夢】
▼堀岡
「(今年度から1部に昇格したが、1部と2部の違いはあるか)(相手が)格段に強いし、2部は女子が3校しかなかったのですが、1部は6校もあるので、体力面でも全然違うし、オールジャパンの選手が多いのでやはり強いです。(1日目の試合を振り返って)1戦目の相手がフルーレで毎回1位を取っている強いチームだったので、勝つとか点数取るというよりも、今日の試合全体を通して、強い相手と戦って学ぶことを目標にしていました。そういう面では色々勉強できたかなと思っています。2戦目はやはりもう少し点差を縮めたかった部分があったんですけど、やはり新チームになってすぐなので。団体戦の組み立て方がまだ難しくて、思ったように点数を取れなかったです。3戦目は序盤から中盤までは結構点差が近くて。そのまま終われたらよかったんですけど、やはり体力面で負けました。今までは団体でも1日1試合とかしかしたことがなかったので、そういう面で相手に最後多く取られてしまったかなという印象です。(1日目で良かったところは)今日は学びながら、楽しみながら、1部の強い選手と戦うのを目標にしてたので、そういう面ではすごく良かったかなと思っていて。相手が強かったので、自分がやりたいことを思うようにできていなかった部分は多かったんですけど、その分相手に同じような点数の取られ方をしてたりして、自分の弱点見つけられました。また、フルーレ女子では左手の選手がいないので、普段できない相手と対戦する経験ができたので、これから生かせられるような経験になったかなと思います」
▼上村
「(今年から1部の舞台で戦っているが、1部と2部の違いはあるか)1部校と2部校は緊張感や試合の時の圧が全然違うなというのは初日の朝から感じています。実際にプレーしている時も、お互いに気持ちも入っている状態なので、うまくいかないことやアクシデントがあるのは、1部と2部の違いかなと思います。(1戦目を振り返って)1戦目は、1部の中でも強いチームだったので山場かなと自分の中で思っていました。もちろん全部の大学が強いんですけど、朝日大は今までの関西リーグでもずっと総合優勝を取っている大学なので。その大学が1発目となるとやはり勝ち切った方が今後チームの勢いになりますし、プレッシャーもありました。(1戦目ということもあり)味方も相手も動きが固い状況だったので、いつも通りの雰囲気を出して。仲がいいことを売りにしてるので、そのワイワイした感じでベンチも盛り上がった状態で、うまく試合運びができたということが一番良かったと思います。(2戦目を振り返って)昨年の関カレで負けたので、メンバーは相手もこちらも先輩方が抜けて変わっていますが、ここは前回のリベンジという形で勝ちたいなと思って。1戦目の朝日大戦でしっかり自分たちの気持ちを乗せて勝ち切れたのもあって、2戦目も自分たちの力をしっかり出せて勝てたかなと思います。(3戦目を振り返って)朝日大と愛工大の試合を見ても白熱した試合していて、レベル的にはみんな同じぐらいだったので、流れとかでやはり勝敗は決まってくるのかなと思いました。その中で流れを自分たちに持ち込むプレーを保知とかがしてくれて、僕も最後しっかりと取り切ることができたので。初日最後ということもあって、やはりこの最後の3戦目にしっかり勝ち切っておかないと、あすにも響くかなと思っていたので、この勝利はすごく安心材料になりました。ですが、油断しないようにということだけはみんな心に刻みながら、点数が離れていてもやりきるという気持ちでしっかり最後まで取りきったので、良かったかなと思います。(1日目でチームの良かったところは)全部通して、うちの大学は普段から部員の仲がすごく良くて、プライベートも遊びに行ったりとかご飯に行ったりとかというのはすごくしていて。先輩後輩というその関係性はありながらも、しっかりと意見を言ったり、応援をしっかりするという、雰囲気が作られています。なので、それが今回の1部リーグ初の試合でも出すことができて、自分たちの雰囲気というのを相手チームにも出しながらプレーに乗せることができたことがすごく良かったかなと思います」
▼保知
「(同大戦を振り返って)同大戦はあまり振り返りたくないくらい不得意な結果に終わってしまったのですが、自分の役目としては、つないでもらったバトンを次にいい形でつなぐというのが仕事で。もしつなぎきれなかったとしても、新しいバトンを作るというのが僕の仕事だったのですが、結果的に自分がバトンを消してしまっていました。1試合目から少し調子が悪いことはわかっていたのですが、そこから切り替えることができなくて。そこで相手の術中にはまってしまい、本来の自分を取り戻せないまま、ずるずるといってしまいました。正直、自分の役目としては何も果たせなかったので、一番悔いの残る、本当にフェンシング人生の中でも、一番悔しかったです。(同大戦で意識していたことは)自分が回ってきたのはほとんど勝っている状態だったので、追い上げるというよりも、リードして次に渡すところを意識していました。(気持ちの切り替えはどのように行ったか)関学は特に苦手意識のある選手もいなかったですし、ポジティブに考えれば、あれほどひどい試合はもう一生しないと考えて。前の試合よりも悪い状態はもうないからとみんなに言っていました。関学戦は1試合目から後輩の椿が少し調子の悪い状態で帰ってきたのですが、逆に自分はそういった局面の方がやりやすかったので切り替えて戦うことができました。相手は1年生だったので、追い上げて失点も少なくすることを意識して。2試合目3試合目もそのままの流れで、リードすることができたので、関学戦はいい試合ができたと思っています。(準優勝という結果について)正直2位という結果が出るとは思っていませんでしたが、このような結果になってみると1位も取れたなと実感していて。でも、今の実力は全て出し切れたと思っています。ただ、自分たちが負けるようなチームだとは思っていないですし、全然優勝も狙えるメンバーだと思っていたので、その分悔しさがあるのですが、2部から昇格して上がってきて準優勝というのはギリギリ十分ではないかなと思っています。(サーブル、エペ種目に期待するところ)1位ではないですが、2位を取ってチームをすごく勢いづけることはできましたし。サーブルの選手もエペの選手もみんな強いので、このままの勢いに乗って勝ってほしいですね。(王座への意気込み)自分も王座決定戦というのは出たこともありませんし、全国四校しか出ないので、その時点で全国ベスト4という感じなんですが、正直、相手のレベルはもうナショナルチームや日本代表のレベルしかいないのですが、そこに関西勢がどこまで食らいつけるかっていうのがあって。関大は勢いに乗れば何が起こるかわからない、サーカスチームだと思っています。なので、その流れに乗っている時の関大と関東でちょっと見てみたい、やってみたいなということを思っています。(今大会を振り返って)昨年はリーグ戦にあまり出れていなかったので。スタメンとして出場し始めたのが昨年の関カレ10月、11月からです。その時は、うまくいっている場面が多くて、あまり自分がしんどい場面というのが少なく、状態が悪くなった時のことを考えられていなかったので、そこが今回の反省点です。良かったと感じる点は、周りを巻き込んだり、魅せるプレーだったり、流れを呼び込むアクションというのは各々の試合でできたかなと思います。さらに流れを取りたいところで取れたというところは良かったと思います。ただ本当に取るべきところで取れなかったので、そこがすごく反省点なので、自分が調子悪いのを切り替える練習や、メンタルトレーニングを大事にして、そこを修正していきたいです」
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