◇RIGAVIL CUP 2025関西大学盟春季リーグ戦◇対甲南大◇4月13日◇京都産業大学
[第1セット]関大19-25甲南大
[第2セット]関大25-23甲南大
[第3セット]関大27-25甲南大
[第4セット]関大25-27甲南大
[第5セット]関大8-15甲南大
[試合終了]●関大2-3甲南大
初戦の関学大戦を勝利で飾った関大。勢いそのままに開幕2連勝へ向け、甲南大と対戦した。両校ともに好守備が多く、拮抗(きっこう)する試合展開に。最終セットまでもつれ込んだ接戦を勝ち切れず、惜敗となった。
関大サーブから試合開始。相手のミスで最初の得点を奪う。その後は一進一退の攻防が続いた。小山海皇(みこと=人2)のスパイクと川内歩人(商3)のサービスエースなどで得点を重ねる。しかし、連続得点を許し、13-17になると関大がタイムアウトを要求。タイムアウトが明けるも相手のブロックに阻まれ、思うように得点が決まらない。19-25で第1セットを落とした。
第2セットは森歩夢(政策3)のサーブで相手を崩す。山本大稀(経4)のコースを突くスパイクと永澤諒(人1)のダイレクトスパイクなどで4連続得点。すると相手がすかさずタイムアウトを要求する。ブロックから攻撃への流れを作り、相手の3連続得点で20-20の同点に。関大が1回目のタイムアウトを取った。タイムアウト明けは中島康介(文4)のクイックで相手に傾きかけた流れを引き止める。池田幸紀(商3)の好守備も光り、チーム一丸で第2セットを奪い返した。


第3セットも両者譲らぬ互角の戦いが繰り広げられる。永澤のアタックが多く決まり、チームが勢いづくも、コートの隙を突かれるプレーなどで失点した。16-19と3点差になると関大がタイムアウトを要求。すると、小山と山本、川内の連続スパイクで一気に同点に。先に相手にセットポイントを握られるが、小山のスパイクで24-24となりデュースに突入。相手のミスでセットポイントを取り、最後は中島がブロックを決めた。27-25でセットを連取する。

このセットを奪えば勝利が決まる第4セット。序盤は関大ペースで試合が進んだ。しかし、相手のタイムアウトをきっかけに徐々に差を詰められる。小山のスパイクが何度も決まり、相手にリードされることなく、関大のセットポイントに。だが、ここでも相手のブロックが立ちはだかった。このセットもデュースにもつれ込み、25-27で落としてしまう。

セットカウント2-2で迎えた、15点マッチの最終セット。序盤の3連続得点で点差をつけられ、関大がタイムアウトを取る。山本のアタックとブロックで連続得点。最終セットで初めてリードするも、その後は厳しい時間が続く。流れをつかめず、8-15で試合終了となった。
セットカウント2-3の接戦を制せず、初黒星を喫した関大。アクシデントに見舞われながらも、チーム一丸で戦い抜いた。開幕2連勝とはならなかったが、リーグ戦は始まったばかり。関大バレーボール部男子のさらなる飛躍に期待だ。【文/写真:井藤佳奈】
▼下﨑大輝主将(情4)
「(どのような気持ちで試合に挑んだか)初戦のスタートが良かったので、その勢いのまま甲南大にも勝って来週につなげようという気持ちで挑戦しました。(甲南大戦を振り返って)やっぱり相手と関大の攻撃バリエーションの差というか、一人一人の技術の差というのが終盤に見えてきたので、試合を通してそこは改善点だなと思いました。(最終セットでの声かけは)とりあえず相手のことよりかは、自分たちがしっかり冷静になることと、自分たちのバレーをもう1回しっかり展開しようというふうに声をかけました。(次戦に向けて)やっぱりここで止まっていたら上には進めないので、しっかりと切り替えてこの1週間調整してまた勝てるように頑張ります」
▼池田
「(どのような気持ちで試合に挑んだか)1勝目して、チームの雰囲気が乗った状態で、開幕2連勝というのがまだ関大でなかったので、もう1勝という部分は最初から雰囲気を作って、みんなで勝ちに行こうと。最初から飛ばしていこうという話をしていました。(甲南大戦を振り返って)甲南大はブロックが良くて、ブロックの差でずっと点差が縮まらなくて。でも2・3セット目はどんどん関大の攻撃が通っていって。最後はセッターの子がけがをしてしまって、リズムが崩れてしまいましたが、途中まではいい戦いができたので、あとはその最後の1点の部分で負けてしまったかなと思います。(声かけで意識していることは)リベロは打てないので、点数が取れないです。イメージは支えるという感じです。やっぱりスパイカーが熱くなってしまったり、力んでしまったりするので、リラックスした方がいいよとか、レシーバーのポジションの指示を出したりとか。客観的に見て、そういうのが得意なので、周りを見て指示を出しています。(次戦に向けて)これからけがとかでチームが崩れてしまうんですけど、4日間、5日間の練習で立て直して、しっかり勝ちに行けるように準備したいと思います」
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