◇ 第103回関西学生リーグ前期第2節◇4月9日◇対関福大◇J-GREEN堺・S12
【前半】関大0-2関福大
【後半】関大1-0関福大
【試合終了】関大1-2関福大
スターティングメンバー
GK山田和
DF桑原、髙橋、松名、吉村瑠
MF真田、和田、黒沢、三木仁、村井
FW今西
中3日で迎えた前期第2節・関福大戦。前半4分に自陣でのパスミスから先制点を献上し、同23分にも同様の形から追加点を許す。2点ビハインド以降は、終始関大が相手陣内に押し込み続けるワンサイドゲームに。途中出場のルーキー・DF藤谷温大(あつと=人1)のゴールで1点差に詰め寄るが、同点弾を奪えず。昇格組相手に手痛い黒星となった。

リーグ開幕戦から中3日。昇格組である関福大との前期第2節に挑んだ。勝ち点3獲得に期待がかかる一戦は、序盤から苦しい展開に。前半4分、自陣で中央への横パスをかっさらわれ、そのままゴールへと流し込まれた。その後の守備でも後手に回り、どこか焦りが見え始める。すると同23分、またも自陣でボールを失い、パスから中央を崩され追加点を献上。試合序盤にミスから2失点を喫する苦しい展開となった。しかし、その後は関大が相手を押し込む時間帯が続く。両サイドが起点となり、複数人が絡み合いながら局面を打開。クロスやドリブルからチャンスを演出する。だが、決定的な場面が作れない。1点も返すことができず、試合を折り返した。

2点ビハインドで迎えた後半。ハーフタイムにMF村井天(経3)とDF吉村瑠晟(経4)を下げ、MF北村圭司朗(法3)とDF藤谷を投入した。交代直後の同2分、左サイドをドリブルで駆け上がったMF北村からMF和田を経由し、DF桑原航太(社3)がクロスを上げる。FW今西佑(経2)が頭で合わせるも、枠外に外れた。同3分にもMF北村が持ち運びクロスを上げ、MF真田蓮司(法3)が合わせるも枠外に。同10分、11分には、DF桑原がペナルティーエリア内へ立て続けにクロスを上げるも、ボックス内の選手に合わせることができず。前半と同様に何度もチャンスを演出するが、なかなかゴールに結びつけることができない。同19分には、コーナーキックの流れから、DF桑原、MF黒沢偲道(人1)とつなぎ、MF真田にパス。相手選手複数人に囲まれるもボールを失わずMF北村へとボールが渡り、そのままシュートを放つが、惜しくもゴール横に外れてしまった。

相手陣内に押し込むも、なかなか得点が生まれない時間帯が続く中、迎えた同27分。右サイドでDF桑原からのパスを受けたMF和田が、クロスを上げる。DF藤谷がダイレクトで合わせ、そのままゴールに吸い込まれた。DF藤谷の大学初ゴールで1点を返し、1-2とする。応援に駆けつけた選手たちも盛り上がりを見せた。逆転を目指し、関大の攻撃陣はさらに相手を押し込み、同点弾を狙う。同36分、FW兎澤玲大(れお=法2)がカットインからシュートを放つも、相手DFに阻まれゴールとはならない。同37分には、FW今西に代え、DF山本圭晋(経1)を投入。同時にDF髙橋哲也(文3)が前線に上がり、パワープレーに出る。同39分、MF北村が持ち運び、カットインからロングシュートを放つも枠外に外れた。また同45+2分には、MF和田が倒されゴール手前でフリーキックを獲得。ゴール前に蹴り込むも、相手選手に大きく蹴り出されてしまう。その後もゴール前にクロスを上げ続けるが、最後まで決め切ることはできず。昇格組の関福大に、1-2で今季初黒星を喫した。


勝ち点を積み上げられなかった関大。しかし、リーグは2節終了とまだ始まったばかりだ。次節こそ勝ち点3獲得へ。死に物狂いでリーグ初勝利を目指す。【文:岩口奎心、市場薫/写真:岩口奎心】
▼DF髙橋
「(序盤に自分たちのミスから2失点を喫した)今年も得点を量産するというのは難しい。前半は絶対に無失点で終えるゲームにしようとチームではなっていたが、自分たちのミスからああいう形で失点をしてしまって。そこから前半はなかなか立ち直せなかった。(試合を通して追いつくことができなかった)自分たちがボールを持って押し込む時間帯が多かったが、ゴール前の質とか相手の前に入る、ゴールへの嗅覚が足りない。クロスやシュートの質をもっと上げていかないと、ゴールを決めることは難しいと思う。試合を通して立ち直そうとはしていたが、ミスの仕方とかも良くなくて。そういったところでは雰囲気が悪くなったのは仕方ない部分もある。(大西志有太主将=文4が離脱している中、意識していること)志有太君がいる時は志有太君が声を出して、僕がプレーの面でサポートするというところを心がけてる。今は志有太君がいないからセンターバックから声を出す人がいない状況で、志有太君がいる時よりも自分が声を出すように意識している。(次節への意気込み)優勝争いとかインカレ圏内を目指すには、絶対に負けられない一戦だと思うし、チームの雰囲気が落ちた中で、チームの士気をどう上げていくのか、とても重要な一戦だと思う。開幕戦ぐらいの強度、それ以上の強度でプレーして、チーム全員で絶対に勝ちたい」
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