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◇ 第103回関西学生リーグ前期第1節◇4月5日◇対阪南大◇サンガスタジアム by KYOCERA

【前半】関大1-0阪南大
【後半】関大0-1阪南大
【試合終了】関大1-1阪南大

スターティングメンバー
GK山田和
DF上原、髙橋、松名、吉村瑠
MF真田、三木仁、黒沢、宮川、村井
FW今西

阪南大とのリーグ開幕戦に臨んだ関大。いい立ち上がりを見せると、前半18分にMF三木仁太(政策4)のゴールで、幸先よく先制に成功する。その後、追加点を奪い勢いに乗りたかったが、相手の強力な攻撃陣を前に少しずつ押される展開に。すると、試合終盤に同点弾を献上。1-1で試合を終え、開幕戦は互いに痛み分けとなった。

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△スターティングメンバー

昨年のリーグ優勝校・阪南大と、準優勝校である関大とのオープニングゲームで、今季の関西学生リーグが開幕。試合前には開会式が催され、選手ともども健闘を誓い合った。観客動員の中、J1・京都サンガF.C.のホームスタジアムであるサンガスタジアム by KYOCERAで行われた今節。関大ボールでキックオフした。試合開始直後からコーナーキック(CK)を立て続けに獲得するなど、関大にチャンスが巡る。2本目にはDF松名大輝(法4)が頭で合わせたが、惜しくも枠を捉えることはできなかった。その後も流れの中からゴールに迫る場面もあり、いい立ち上がりを見せる。しかし、前半10分あたりでは自陣でのボールロストが見られ、ピンチを招くシーンもあった。

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△応援に駆けつけた部員たち

その中でも、主導権を握ったのは関大。同15分、DF吉村瑠晟(経4)とMF村井天(経3)の左サイドのコンビで崩し、MF黒沢偲道(人1)へとボールが渡る。ドリブルからポケットに侵入しゴールへと迫ったが、シュートは枠を逸れた。すると同18分、相手のビルドアップに対し、MF真田蓮司(法3)が素早く詰めると、センターサークル内でボール奪取に成功。中央から複数人でボールをつなぎ、裏のスペースにMF三木仁が走り込む。MF黒沢からスルーパスが供給され、絶好のチャンスに。前からは相手GKが詰め寄り、後ろからは相手DFの素早い戻りがあったものの、MF三木仁が冷静に見極め技ありのループシュートでゴールネットを揺らした。得点直後も関大のペースで試合が進む。攻守の切り替えも早く、特に相手のペナルティーエリア付近では素早い寄せから自由を与えない。1点のリードを保ち、後半へとつないだ。

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△MF三木仁

迎えた後半は、1点を追いかける阪南大の勢いもあり、前半に比べ押される展開に。その中でも、4-4-2のブロックを形成し、相手の強力攻撃陣を迎え撃つ関大。攻守の入れ替わりも激しくなる中、なかなか決定的なチャンスは演出できず。守備面でも失点を0に抑えていたが、同36分に一瞬の隙をつかれてしまった。右サイドからのクロスを、警戒していた相手FWに頭で合わせられ、同点弾を献上。試合は振り出しへと戻った。それでも、勝ち点3を獲得すべく、奮闘する関大の選手たち。同41分には、MF真田が相手陣内でボールを奪い、自らドリブルで仕掛けシュートを放つ。しかし、惜しくも枠を捉えきれない。これにはMF真田も悔しさをあらわにした。同点のまま時間は流れ、終了の笛が鳴り響く。リーグ開幕戦は互いに勝ち点1を分け合う形となった。

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△MF真田

引き分けではあったものの、昨年の総理大臣杯と関西学生リーグの王者である阪南大に対し、充実したゲーム内容を見せた関大。また、共に大阪選手権では準決勝に進出しており、選手自身も関大の現在地を確認できた試合でもあっただろう。次節は昇格組である関福大との一戦。地力の差を見せつけ、勝ち点3をつかみたい。【文/写真:岩口奎心】

▼前田雅文監督
「雰囲気であったり自チームや相手チームも含めて、全ての面で良かったと思う。関大が勝ち点3を取れなかったことはもちろん悔しいが、観客動員の中で90分を通してお互いがナイスゲームができた印象。(先制できたこと)阪南大は勢いもあるし、ツートップが強力。先に失点をしてしまうと、阪南大のツートップに仕上げられる可能性がある。先制点を取れたことによって、バランスよく攻撃できることが多かった。(守備面に関して)相手に対して強気で守備をしようということは言っていた。そのあたりは選手たちがしっかりやってくれたと思う。(失点シーン)対峙(たいじ)したのは吉村(DF吉村瑠)だった。全日本大学選抜内でもずば抜けている選手なので、競り合いには勝ってほしかった。普通の選手であれば負けるかもしれないが、吉村であれば勝ち切れと伝えた。そういうところを本人がエネルギーに変えて、もう1つ成長してほしい。(フォーメーションについて)ツートップがいない状況なので、4-2-3-1を使ってトップ下の選手を作る。今日で言えば偲道(MF黒沢)だったが、器用にやってくれるし、そういうオプションも出すことができた。(ルーキー・MF黒沢について)よく戦ってくれるし、チームプレーもできる。尚且つ、相手が怖いと思うプレーもできる。開幕で1年生でここまでできるのは、今後かなり期待できると思う。(次戦に向けて)今日は本当にナイスゲームだった。次は勝ち点3を取れるようにしっかり準備していきたい」

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