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◇令和7年度関西六大学連盟春季リーグ戦第4節◇対神大1回戦◇4月3日◇万博記念公園野球場

神 大 001 000 010=2
関 大 001 000 20X=3

(神)早川、伊東-森
(関)田中、下田、竹下-中野

1(遊)山﨑
2(中)佐竹
3(三)橋本
4(右)木下
5(一)今村
6(捕)中野
7(指)長坂
8(左)松田
9(二)永村
先発 田中

第3節までを終え、2勝2敗で現在4位の関大準硬。関西選手権出場へ向け、第4節は神大と対戦した。3回に互いに四球から得点し、同点のまま試合は終盤へ突入する。均衡が破れたのは7回。関大の1、2番コンビが好機を作り、相手の暴投と橋本昂来(安全4)の犠飛で逆転する。8回には1点差に詰め寄られたものの、逃げ切り今季4勝目を挙げた。

IMG_2424-200x133 【️準硬式野球】接戦制し今季4勝目
△勝利を喜ぶ選手たち

後攻の関大。先発のマウンドには、今節も田中大夢(シス理2)が上がった。すぐさま2死を奪うも、2者連続振り逃げで出塁されてしまう。しかし、ここは相手の走塁死で事なきを得た。

今回も先制点を奪いたい打線。1回に山﨑大輔(商3)の内野安打と佐竹俊哉(情3)の四球で無死一、二塁と早速チャンスを迎える。しかし、クリーンアップが犠打失敗や空三振に倒れ、得点とはならなかった。

2回は両者共に走者を出すも得点できず、迎えた3回。連続三振で2死までたどり着いた田中だったが、制球がなかなか定まらなくなってしまう。4者連続で四球を与え、先制点を献上。ここで投手を交代し、下田弘太(情2)がマウンドに送られた。なおも2死満塁の緊迫した場面だったが、一ゴロに抑える。流れを完全には渡さない投球で、ベンチからも大きな歓声が上がった。

IMG_1942-1-200x133 【️準硬式野球】接戦制し今季4勝目
△下田

早い回に同点に追いつきたい中、3回裏に再び好機を迎える。橋本、今村優真主将(経4)が四球を選び、2死一、二塁に。ここで打席に立つのは中野寛都(人4)。カウント2-2から振り抜いた打球は中堅方向へ飛び、橋本が生還する。見事同点に追いついた。

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△中野
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△橋本

その後も互いにチャンスを作るものの、得点できない展開が続く。7回表には先頭打者に右安打で出塁を許し、四球と暴投も絡んで1死二、三塁に。関大ベンチからも声援が飛ぶ中、下田が続く打者を空三振に斬る。1点も与えられない状況で最後は遊ゴロに抑え、喜びがはじけた。

下田の粘投に応えたい打線。7回、先頭の山﨑が四球で出塁すると、佐竹も右二塁打で続く。橋本の打席に相手投手の暴投で山﨑が生還し、待望の2点目を獲得。橋本の犠飛でさらに1点を追加し、3-1とリードして試合は終盤へ。

下田に代わって8回からは竹下紘生(政策4)が登板。中安打とけん制悪送球で無死二塁のピンチを招くと、続く打者に適時打を浴び1点差に。さらに1死満塁となるが、2者連続で三振に抑え、同点には追いつかせない。9回にも四球と左安打で一打逆転の緊迫した場面となったが、最後は三ゴロで切り抜け試合終了。連勝を3に伸ばし、今季4勝目を挙げた。

IMG_2261-200x133 【️準硬式野球】接戦制し今季4勝目
△竹下

中盤には重苦しい空気も流れたが、見事逆転勝利をつかんだ関大。投打共に本領発揮とはならなかったが、その中でも勝ち切る強さを見せた。リーグ戦もついにあと3戦。1つでも上の順位、そして関西選手権出場を目指し、あすも懸命に戦う。【文:中吉由奈/写真:桝井来夢】

▼今村主将
「(試合を振り返って)自分たちの力で勝った勝利じゃなくて、相手にたまたま勝たせてもらった勝利かなと思います。(下田がピンチを迎えながらも投げ抜いた)先発の田中がちょっとフォアボールが多くて、元々予定していたイニングよりも前倒しになってしまって。下田自身も準備があまりできていないままの登板だったので、どうなるかなと思ったんですけど、ピンチもありながらしっかり自分たちの期待に応えてくれて、落ち着いて投球してくれて良かったかなと思います。(あすへの意気込み)自分たちの土俵に持ってきて戦うことができれば絶対に勝利も近いと思うし、今日みたいな1点差ゲームじゃなくて、もっと点数も増やせると思います。まずは自分たちの流れを作り出すところから。初回の入りであったりとか、先制点であったりとか、このリーグ戦を通して自分たちの課題とか、ずっと言い続けている言葉をしっかりやっていけば絶対に勝てると思うので頑張りたいです」

▼下田
「(自身の投球を振り返って)予定よりは早くマウンドに上がることになったのですが、一回一回丁寧に投げられました。ピンチを結構作ってしまったんですけど、0で抑えられて良かったなと思います。(7回表は1死二、三塁のピンチ。何を考えて投球していたか)(カウントが)3-2になってしまったんですけど、そこからスライダーで三振を取れたので、そこが一番大きかったなと思っています。(仲間からかけてもらった言葉は)みんなから『ナイスピッチ』って言われました。第1節、第2節は結構自分が打たれて失点してしまっていたので、今回0で抑えられて本当に良かったと思います。(次戦へ向けて)あと残り3戦あるので、チームに貢献して、全勝できるように頑張りたいと思います」

▼中野
「(同点打の打席を振り返って)今までの6試合で全然打てていなくて。そこで勝負強さというのを見せられて、自分自身もチームも勢いをつける一打になったので良かったです。(打席前の心境は)正直打てるビジョンしか見えていなかったです。でも結構簡単に追い込まれて焦ったんですけど、手堅くバットを短く持って打てたので良かったです。(今季が最後のリーグ戦、どんな思いで挑んでいるか)僕は小学校1年からずっと野球をやってきて、この16年間の集大成をずっと出し続けようという気持ちでこれまでの全部を出しています。(あすへの意気込み)今日は守備も打撃もこのチームらしさというのは出なかったと思うので、関大らしさを見せつけられるように頑張りたいです」

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