◇スポーツでつながろう!新入生歓迎マッチ◇対武庫女大◇4月3日◇関西大学東体育館
【試合結果】
[第1セット]関大26-24武庫女大
[第2セット]関大25-16武庫女大
[試合終了]〇関大2-0武庫女大
新歓期間で大学内が賑わう中、新入生を歓迎するべく試合が行われた。会場には新入生をはじめとする観客が多く訪れる。関西大学応援団を筆頭にした応援を背に、選手が躍動。ハーフタイムショーや実況でも会場を盛り上げ、新入生を歓迎するにふさわしい試合となった。

学歌斉唱や応援練習が行われ、会場のボルテージも上がったところで第1セットが開始。序盤から関大のミスが目立ち、先行される。テンポの早い武庫女大のバレーに必死に食らいつき、ボールをつないだ。6-6となったところから、山本向日葵(ひまり=政策3)のブロード攻撃や、伊関万絢主将(まひろ=文4)のブロックを打ち破る力強いスパイクで4連続得点。相手にタイムアウトを取らせた。中盤は相手チームの攻撃に対応できず追いつかれる場面も。20-20と並んだところで関大がタイムアウトを要求。タイムアウト後も相手の巧みな攻撃で2点差をつけられ、21-23となったところで関大が2回目のタイムアウトを取った。その後は後山七星(ななせ=政策2)のインナースパイクや、ミドルブロッカーを使った森崎美春(情2)の強気なセットアップでマッチポイントを迎える。武庫女大はタイムアウトを取ったあと、意地を見せ得点。試合はデュースに突入し、会場の応援の声も一層大きくなる。それに背中を押されたように、2連続得点を決め、第1セットを先取した。

第2セットは序盤から関大が流れを渡さず、相手に得点をさせない。後山の2本のサービスエースを含む7連続得点で相手を追い込む。6点差をつけ、武庫女大はタイムアウトを要求。タイムアウト後も関大の勢いは衰えない。笹野文乃(文4)が花岡明里(商1)のクイックや鮫島優香(政策3)のブロードを効果的に使い、相手のブロックを振る。鮫島のブロックポイントも飛び出し、関大の雰囲気は上々だ。その後も土屋美咲(情3)がブロックでもスパイクでも活躍を見せ、関大のマッチポイントに。最後は速攻を織り交ぜた時間差攻撃が決まり、第2セットも獲得。関大のストレート勝利となった。

序盤こそ緊張からのミスが見られたものの、チーム内での声かけやタイムアウト、そして会場の応援から力を取り戻した。来週から、今年度初の公式戦となる春季リーグを控える関大。「優勝」だけを目指し、さらなる飛躍を誓う関大女バレに期待が高まる。【文/写真:松嶋奈央】

▼伊関主将
「(今日の試合を振り返って)1セット目の入りがあまり良くなくて、自分たちの強みが出し切れてなかったかなと思ったんですけど、終盤でしっかり勝ち切ることができたのは良かったかなと思います。(今年のチームの強み)みんなが仲良いというのもありますけど、チー厶一人一人に攻撃力があるので、さまざまな決め方やコンビバレーが強みかなと思います。(1年生にはどんな声をかけたか)やっぱり1年生なのでバレーボールを素直に楽しむということと、あまり考えすぎずに自分のプレーを思いきりできるように頑張っていこうという声かけをしました。(春季リーグに向けての意気込み)まだまだ練習が足りない部分があるとあると思うので、それをあと1、2週間でしっかり詰められるようにします。どこ相手であっても絶対勝ち切って優勝します」
▼花岡
「(今日の試合を振り返って)初めはやっぱり少し緊張したんですけど、1セット目の最後くらいから結構緊張もとけてきて、自分のプレーができて良かったと思います。(会場の雰囲気はどうだったか)応援がたくさん聞こえたので、自分の力になったなと思います。(チームでどんな声かけをされたか)最初は緊張していたので、大丈夫、できるよと声をかけてもらいました。あとからは相手チームの戦略などいろいろな声をかけてもらいました。(春季リーグに向けての意気込み)優勝を目指してやっているので、まずは春リーグで優勝できるように練習を積んで頑張りたいと思います」
コメントを送信