◇令和7年度関西六大学連盟春季リーグ戦第3節◇対阪大2回戦◇3月30日◇同志社大学軟式野球場
関 大 021 16=10
阪 大 000 00x=0
(関)山﨑-中野
(阪)池亀-吉村
1(指)山﨑
2(中)佐竹
3(三)橋本
4(右)木下
5(一)今村
6(捕)中野
7(遊)福榮
8(左)松田
9(二)永村
先発 山﨑
対阪大1回戦でコールド勝ちを収めた関大準硬。今リーグ初の連勝を目指して2回戦に挑んだ。先発・山﨑大輔(商2)が初回をテンポ良く三者凡退に抑え、チームに流れを呼び込む。それに応えるように、2回からは打線が開花。1死二塁の好機で福榮陸(経1)が先制の右適時二塁打を放つ。5回には6得点を挙げ、10-0でコールド勝利を飾った。
1回表、2番の佐竹俊哉(情2)がフルカウントから見極めて四球で出塁。しかし、相手の好守もあり得点とはならなかった。その裏、マウンドに上がったのは山﨑。テンポ良く投げ込み、投ゴロ2つと投飛に抑え、試合の流れを引き寄せる。

2回表、1死から相手外野手の落球の間に中野寛都(人3)が二塁へ。続いて打席に入ったのは、1年生ながらスタメン出場している福榮だ。2球目を振り抜き、右適時二塁打を放つ。「先制点が大事だと思っていたから、打てて良かった」と福榮。さらに松田朋大(社3)も左適時二塁打で続き、2点を先制した。


3回にも1点を追加して迎えた4回。松田が死球で出塁し、盗塁で二塁へ進む。コールド勝ちへ向けて、追加点がほしい場面で山﨑が打席へ。大きく振り抜いた打球は中堅方向へ飛び、4点目の中適時打となる。5回には1死から死球と今村優真主将(経3)、中野、福榮の3連打で2点を獲得し、相手の失策も絡んで8-0と大差に。さらに山﨑のこの日2本目の左適時二塁打、敵失で10-0と10点差をつけることに成功した。


2戦連続のコールド勝ちへ、抑え切りたい5回裏。先発・山﨑が威力のある投球で相手打線を寄せ付けない。わずか6球で相手打線を斬り、見事今リーグ初の連勝を飾った。
今節を終えて3勝3敗と勝率を五分に戻した関大。目先の目標とする関西選手権出場へ、これから1戦も落とせない戦いが続く。次節の相手は昨秋サヨナラ負けを喫している神大。次もチーム一丸となり、目の前の1勝をつかみに行く。【文/写真:中吉由奈】
▼今村主将
「(試合を振り返って)守備からリズムを作れて、自分たちの形の攻撃につなげられたことが5回でしっかり終わり切れた要因かなと思います。(無失策だったのも大きな収穫)負ける試合は絶対にエラーがついていて、そこはこだわってやり切ろうという話をしていました。今日はノーエラーで先発の山﨑も良かったので、守りやすいリズムで自分たちも攻撃につなげられたかなと思います。(1年の福榮が猛打賞で打点も挙げた)1年生やからとか関係なく、自分たちの戦力になって戦えているというのはいいことだと思うし、そういうやりやすい環境は作れてるのかなと思います。(リーグを半分終えたが、ここまでを振り返って)今日でやっと五分になっただけなので、優勝するにはここから全部勝って、やっとそこから上の試合につながるのかなと。1試合ずつにこだわって勝ってつなげていって、その先に関西選手権があればいいかなと思います。(次節は昨秋サヨナラ負けを喫している神大との対戦)今日みたいな試合にはならないと思うんですけど、やっぱり自分たちのやるべきこと、自分の役割を一人一人が分かってやれば絶対に勝てる相手だと思います。一個一個こだわって、次の試合までに準備したいなと思います」
▼山﨑
「(今リーグ2度目の完封勝利)率直にめっちゃうれしいですし、自分の持ち味のテンポ良く投げるということが今日もできて良かったなと思います。(打席では適時打もあった)このリーグではバッティングの方で活躍できていなくて。今日は『大きい打球をいっぱい打とう』という気持ちで打席に入って、結果的に二塁打も出たし、いい当たりももう1本出たので良かったです。(同じ高校出身の福榮の活躍もあった)陸は入ってきた時から一番気にかけている後輩ではありますし、陸がショートで守ってくれていると心強いみたいな。こうやってヒットを打ってくれて、チームで活躍している姿を見て自分も頑張ろうと感化されますし、頼りになる後輩です。(リーグを半分終えたが、ここまでを振り返って)ピッチャーは前回の秋リーグと比べて自分の中でも成長しているなと感じる部分もあるんですけど、バッターの方でいまいちチームに貢献できてないなと思っています。(次節への意気込み)神大も関学大も、いいバッターがそろっているので、自分の持ち味であるテンポ良く投げるということを心がけてピッチャーの面ではチームに貢献したいです。バッターの面はどんどん積極的に振っていって、チームにいい流れを持っていきたいなと思います。」
▼福榮
「(自身の打席を振り返って)今まで苦しい結果が続いていたんですけど、ここで打ててちょっとほっとしています。(先制打を打った打席の心境)1回戦は大差のコールド勝ちで、でも2回戦もそうなるとは限らないと思っていて。先制点が大事だなと思っていたので、打てて良かったです。(1年生ながらスタメン出場、毎試合どういう心境で臨んでいるか)スタンドとかベンチに1年生がいるので、その子たちからも『頑張れ』って応援してもらえます。スタンドとかにいる他の同級生の分も頑張って、試合で自分の役割を果たそうと思っています。(同じ高校出身の山﨑について)守っていて安心感があるし、頼りになる先輩です。(次節への意気込み)これからはもう負けられない試合が続くので、全員で目の前にある1勝をもぎ取りたいと思います」
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