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◇令和7年度関西六大学連盟春季リーグ戦第2節◇対立命大2回戦◇3月14日◇わかさスタジアム京都

立命大 000 300 002=5
関 大 000 000 000=0

(立)田口、小林、星山-生田
(関)山﨑、下田、竹下-中野

1(指)山﨑
2(中)佐竹
3(三)橋本
4(右)木下
5(一)今村
6(捕)中野
7(遊)福榮
8(左)松田
9(二)永村
先発 山﨑

優勝へ向けて、負けられない一戦を迎えた。前日の1回戦を1-7で落とした関大。先発のマウンドには、前節で完封勝利を挙げた山﨑大輔(商2)が上がる。3回まで粘りの投球を続けたが、味方の失策も絡み4回に3失点。打線も毎イニング走者を出すものの、後続が続かず。散発2安打に抑えられ、なす術なく敗北した。

IMG_3570-200x133 【準硬式野球】攻守共に振るわず連敗
△スタンドから声援を送る

「今日勝って優勝戦線に食らいつこう」。気合を入れ、前日の流れを払拭したい初回。先発・山﨑が1死を奪うも、安打と盗塁で1死二塁のピンチに。しかし後続を飛球に打ち取り、無失点の立ち上がりを見せた。

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△山﨑

流れを引き寄せたい関大は2回裏。先頭の木下立清(りゅうせい=人3)が四球で出塁する。続く今村優真主将(経3)の打席に盗塁を試みるが、相手捕手の強肩に防がれた。3回には、福榮陸(経1)が内野安打で出塁。松田朋大(社3)が1球で犠打を決め、1死二塁のチャンスを作る。だが、またしてもホームに届かず凡退となった。

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△福榮

両者無得点で迎えた4回表。先頭打者に左安打を許し、2本の安打と野選で1死満塁のピンチを迎える。続く打者の初球、高く上がった打球は右翼へと飛ぶ。走者が2人生還し、2日連続で先制点を献上。さらに味方の失策も絡み、この回で3点を失った。

反撃したい打線だが、攻撃の糸口を見つけることができない。4回には佐竹俊哉(情2)が四球、5回には中野寛都(人3)が左安打で出塁するも、共に後続が凡退。毎回走者を出すものの、好投を続ける相手投手の前にあと1本が遠い展開が続く。

IMG_3338-200x133 【準硬式野球】攻守共に振るわず連敗
△中野

それでも投手陣が我慢強く投げ抜く。山﨑は走者を出しながらも、要所を締める投球で本塁を踏ませない。永村優吏(人3)や今村主将の好守にも助けられ、スコアボードに0を刻み続けた。

8回からは下田弘太(情1)が登板。序盤は力みもあり、先頭打者に四球を与えてしまう。盗塁と四球でピンチが拡大し、1死一、二塁に。しかし、この場面でも冷静に次打者を右飛に打ち取り2死。最後の打者は威力のある球で空振り三振に斬り、ベンチからは歓声と拍手が沸き起こった。

IMG_3678-200x133 【準硬式野球】攻守共に振るわず連敗
△下田

勢いに乗り、1点でも返したい8回裏。先頭の9番・永村がフルカウントから見極め四球で出塁。上位打線に回り、ベンチの期待も膨らむ。しかし、2者連続でゴロに倒れ、一塁走者も封殺されてしまった。最後は中飛でこの回も無得点。9回表には連打と味方の悪送球でさらに2点を失う。最終回に望みを託したが三者凡退に終わり、0-5と完封負けを喫した。

昨秋王者の高い壁を見せつけられた今節。守備は大事な場面での失策、攻撃は散発2安打と流れをつかむことができず、攻守共に課題が浮かび上がった。次節の阪大戦は2週間後。1週空いた期間を生かし、レベルアップした姿で次戦に挑む。【文/写真:中吉由奈】

▼今村主将
「(試合を振り返って)最初は0のスコアが続いていたので、とにかく我慢して。ピッチャーが山﨑で絶対抑えてくれるというのはチーム全体が思っていることだったので、『先制点を取ろう』と言っていました。でも自分たちのミスから点を取られて、それを逆転する力が今の自分たちの打線には残っていなかったのが負けた原因かなと思います。(雰囲気など試合の中で感じたこと)チームの雰囲気は、昨日負けて今日は絶対やり返すという気持ちを持って、特にベンチがめっちゃ声を出してくれて、自分たちはやりやすいようにプレーをさせてもらっていました。でも点数が入ってからはやっぱりちょっと負けムードというのがチームの中に漂ってきて。そこでバッティングも今日もヒットが出なかったので、いつも振らないようなボールを焦って振ったりとか、空回りしているなというのが今日の試合の流れかなと思います。(次節への意気込み)相手は私学ではないんですけど、自分たちの今の力で言っても簡単に勝てる相手じゃないと思っているので、いつも通り一戦一戦1勝ずつ積み重ねていけたらなと思います」

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