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◇令和6年度関西学生新進トーナメント◇第11日◇3月14日◇万博テニスガーデン

[男子シングルス決勝]
○堤2(4-6,6-2,6-0)1中本(甲南大)

準決勝から中1日を挟み、男子シングルス決勝が行われた。堤隆貴(社3)は、ノーシードから勝ち上がってきた中本(甲南大)と対戦。第1セットを奪われたものの、逆転勝ちで相手を下す。関西大会で初優勝を果たした。

IMG_0103-200x133 【テニス】堤が男子シングルスで関西タイトル獲得!
△表彰された堤

堤のサーブで第1セットが始まると、キープ、ブレイクで2ゲーム連取。幸先の良いスタートを切ったが、その後は苦戦を強いられる展開に。ラリー戦で左右に振られ、ミスが増え始める。それでも、力強いフォアハンドを武器に、ゲームカウント2-5から4-5まで追い上げを見せた。しかし、相手のパワフルなストロークで第10ゲームを奪われ、セットを先取される。IMG_0012-200x133 【テニス】堤が男子シングルスで関西タイトル獲得!

第2セットが始まると、それまでとは打って変わり、試合は完全に堤のペースに。「ファーストセットで良かったところを分析して、そこを使いつつ相手を揺さぶりました」。コート深くへのストロークや、積極的に前に出る攻めたプレーで相手を圧倒する。第4、6ゲームを奪われたものの、ゲームカウント6-2でこのセットを獲得。最終セットへ持ち込んだ。

勢いに乗った堤は、第3セットでも試合の主導権を握る。ラリー戦で左右に振られても粘り、ミスを誘発。さらに、繊細なタッチのドロップショットでも得点する。次々とゲームを奪取すると、最後は相手のボールがアウトになり、ゲームセット。相手に1ゲームも与えない圧巻の試合を見せ、見事逆転勝利を収めた。IMG_9940-200x133 【テニス】堤が男子シングルスで関西タイトル獲得!

新進で関西初タイトルを獲得した堤。次に見据えるのは春関、夏関と関西タイトル制覇だ。そして、チーム目標である王座優勝へ。全国の頂への挑戦が始まる。【文/写真:森奈津子】

▼堤
「3位はシングルスで3回取ったことはありますが、決勝はなかなか行けたことがなくて。おとといの準決勝も厳しい試合ではありましたがなんとか決勝にこれて、今日も優勝したいという気持ちで頑張っていました。なので、優勝できて非常にうれしい気持ちです。(第1セットを取られてからの逆転勝ちだったが、意識していたことは)ファーストセットは自分のミスで落としていたので、そこだけは絶対にしないということです。あとは、ポイントを取れていたいいところを分析して、そこを使いつつ相手を揺さぶっていました。何でポイントが取れて、何が効くのかという分析ができていたところが良かったのかなと思います。(普段とは違うクレーコートでの試合だったがやりにくさはあったか)やりにくい部分もありましたが、3年目ということもあり、今回も試合を重ねるうちに慣れてきました。あとは、イレギュラーもあるんですが、それは相手も同じなので、そこでいらついて自分のメンタル面が落ちていくのだけはやめようと考えていました。そういう面では、他の選手と比べてもプラスに捉えられていたのかなと思います。(春関に向けて)毎年春関はすぐに負けてしまうんですが、インカレ予選も兼ねているので本戦を決められるように。あとは、今回は岩本(晋之介=商3)が出ていないんですが、春関では岩本に勝って優勝したいです」

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