◇令和7年度関西六大学連盟春季リーグ戦第2節◇対立命大1回戦◇3月13日◇わかさスタジアム京都
関 大 000 000 100=1
立命大 060 000 01X=7
(関)田中、竹下-中野、鈴木
(立)西島、藤川、星山、小林、三浦-生田
1(遊)山﨑
2(中)佐竹
3(三)橋本
4(右)木下
5(一)今村
6(捕)中野
7(指)長坂
8(左)松田
9(二)永村
先発 田中
同大に1勝1敗とした第1節。負けられない第2節、立命大戦を迎えた。相手は昨秋リーグ王者。先発・田中大夢(シス理1)が相手打線につかまり、2回に一挙6点を失った。反撃したい関大は、7回に安打と相手失策で1点を返す。しかし打線はつながらず、悔しい敗北を喫した。
初回は両者三者凡退に倒れる。試合が動いたのは2回。先頭打者に安打を浴びると、連打と四死球、失策が絡み、この回に6点を失った。

3回まで関大は走者を出すことができない。3回裏、竹下紘生(政策3)がマウンドに上がる。テンポよく投げ込み、三者凡退で攻撃へ進んだ。

4回は、先頭打者・山﨑大輔(商2)が右安打を放ち、チーム初安打となる。しかし、続く打者が併殺打に打ち取られ、この回は無得点に終わった。5回裏、捕手・中野寛都(人3)に代わり、鈴木陸斗(法2)が入る。捕手として公式戦初となる場面で、二塁走者が三盗を仕掛けた。しかし鈴木が阻止し、関大ベンチ、スタンドはこの日一番の盛り上がりで6回の攻撃へ。

先頭打者・永村優吏(人3)が四球を選んで出塁すると、1番・山﨑がこの日2本目の安打。無死一、二塁の好機を迎えた。しかし、続く打者が打ち取られ、この回も得点とはならなかった。

7回の攻撃は、先頭打者・木下立清(りゅうせい=人3)が相手失策で出塁。続く5番・今村優真主将(経3)が2球目をとらえ左安打を放つ。後続が進塁打となり、2死一、三塁の好機を演出。ここで代打・清水蓮太(法2)が起用される。一塁手の失策を誘い、三塁走者が生還。大きな1点を手にした。

8回裏、1番から始まる好打順だったが、内野ゴロに倒れ、三者凡退で反撃とはならなかった。ここまでロングリリーフの竹下だったが、制球が乱れ始め、四球と暴投で無死三塁のピンチを招く。続く打者に左適時打を浴び、追加点を許してしまった。最終回になんとか反撃したい関大。2死一塁から、7番・長坂浬(かいり=社1)が左安打で望みをつなぐ。代打・柳澤颯(情2)が死球で、2死満塁と好機を迎えた。しかし、後続が見逃し三振に倒れ、試合終了。
秋季リーグ王者を前に、悔しい黒星を喫した。『春季リーグ連覇』へ。あすの試合は必ずものにしたい。【文/写真:水井陽菜】
▼今村主将
「(同大戦後、チームでどんな声かけをしていたか)立命大は秋季リーグ戦で優勝しているので。『優勝優勝!』というより目の前の一戦を1個ずつ勝っていこうというふうに、練習の中では言っていました。(立命大を意識していた部分はあるか)相手はどんどん走ってくるチームなので、それに向けてこの冬に牽制などを対策してきたつもりだったんですけど。やっぱり相手の方が野球がうまくて、今日やってみて自分たちの力の差を感じました。(相手先発投手について)このリーグの中で多分一番いい投手が今日の先発の投手だと思っていたので、打たないとリーグ優勝はないというのはずっと全員の共通認識でやっていました。そこで打つことができなかったのが、まだ自分たちが甘いところやと思うし、まだまだ優勝にふさわしいチームではないかなと思います。(好投を見せた竹下について)めちゃくちゃ良かったです。竹下自身もめちゃくちゃ気持ちを入れてマウンドに上がってくれて。今日ずるずる点差が開かずにいったのは、間違いなく竹下が踏ん張ってくれたおかげです。後半で明日につながるような攻撃ができたのも、竹下が全部作ってくれたおかげかなと思います。(途中交代の鈴木について)途中で捕手として入ったんですけど、あそこでバッテリーが変わって結果的には負けたんですけど、いろいろ試すこともできました。ここから優勝に向けて大事なピースというのがだんだん生まれ始めてるかなと。ちょうどはまって、盗塁も刺してくれました。最後に1点取られたんですけど、そこまでずっと0点で抑えてくれていたので、めっちゃ助かりました。(あすに向けて)優勝するにも絶対落とせない一戦なので、チーム一丸となって必死に1勝をもぎ取りたいなと思います」
コメントを送信