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◇令和7年度関西六大学連盟春季リーグ戦第1節◇対同大2回戦◇3月8日◇わかさスタジアム京都

同 大 000 000 000=0
関 大 000 010 10X=2

(同)池谷、宮口、谷本、荒木-遠藤、塩月
(関)山﨑-中野

1(指)山﨑
2(中)佐竹
3(三)橋本
4(右)木下
5(一)今村
6(捕)中野
7(遊)福榮
8(左)松田
9(二)永村
先発 山﨑

圧巻の完封勝利で今季1勝目をつかんだ。前日に行われた開幕戦で惜しくも勝利を逃した今村準硬。同大と勝敗を互角に戻すべく、2回戦に挑んだ。序盤は両投手が奮闘し、スコアボードに0を刻む。均衡が破れたのは5回。連打と四球で1死満塁のチャンスを作ると、橋本昂来(安全3)の犠飛で先制する。投げては山﨑大輔(商2)が要所を締める投球で完封勝利。今季1勝目を手にした。

2回戦の先発を任されたのは、昨秋から投手を務める山﨑。緊張もあり、立ち上がりはボールが先行する場面も。しかし、相手打線を三者凡退に抑え、初回を無失点で抑えた。

IMG_0850-scaled-e1741738678733-200x133 【準硬式野球】山﨑完封で春季リーグ初勝利!
△山﨑

援護したい打線は3回。2つの死球と佐竹俊哉(情2)の中安打で1死満塁の好機を迎える。しかし、後続が投直に倒れ、一塁走者も封殺。先制点が遠い展開が続く。

直後の4回。ここまで1人の走者も許さなかった山崎だったが、2死から左安打を浴びる。さらに中安打と四球で2死満塁のピンチに。しかし、「周りの選手が声をかけてくれて、気持ち的に折れずに投げきれた」と山﨑。チームメートにも支えられながら、懸命に腕を振る。最後は二ゴロに打ち取り、飛び出していた走者を封殺してピンチを切り抜けた。

IMG_1244-200x133 【準硬式野球】山﨑完封で春季リーグ初勝利!
△仲間に笑顔で迎えられる

試合が動いたのは5回裏。永村優吏(人3)、山﨑が連続で出塁する。さらに佐竹がストレートの四球を選び、1死満塁の絶好機を迎えた。ここで打席に入ったのは、副将としてチームを引っ張る橋本昂来(安全3)。初球を打ち上げ、高々と上がった打球は中堅に。十分な飛距離の犠飛となり、先制点を挙げた。

IMG_0050-scaled-e1741738701623-200x134 【準硬式野球】山﨑完封で春季リーグ初勝利!
△永村
20250312_103615-200x133 【準硬式野球】山﨑完封で春季リーグ初勝利!
△橋本

1点リードのまま迎えた7回裏。相手の失策で出塁すると、橋本と木下立清(りゅうせい=人3)の連打で再びチャンスメーク。2死満塁の好機を作り、打席には今村優真主将(経3)が入る。フルカウントまで粘ると、7球目が死球となり押し出しに。追加点を獲得し、試合の流れを引き寄せた。

打線の奮闘に山﨑も好投で応える。試合後半は何度も得点圏に走者を進められるが、要所を締める投球で1度も本塁を踏ませない。自身初の完封勝利を収め、チームとしても今季1勝目をつかんだ。

IMG_0920-200x133 【準硬式野球】山﨑完封で春季リーグ初勝利!
△勝利後、スタンドにガッツポーズをする

ロースコアの試合を制し、同大との対戦成績を互角に戻した関大。1回戦で挙がった失策の多さという課題を克服したことは、選手たちに大きな自信を与えた。次節は昨秋の関西王者・立命大と対決。昨秋は2敗した相手だが、もう悔し涙は流さない。個々の力を結集させ、いざ王者撃破へ。今村準硬の真価を発揮する時は、目前に迫る。【文:中吉由奈/写真:水井陽菜】

▼今村主将
「(試合全体を振り返って)山﨑が0点に抑えてくれて、勝てたというのが一番大きいかなと思います。昨日逆転で負けて、今日は受け身にならず守備の時でも攻める気でいこうというのはずっと試合前から言い続けてきました。その中で昨日はミスが多かったんですけど、今日はエラーがなかったので、それが一番勝てた要因かなと感じます。(次節への意気込み)優勝というのはまだまだ先なので、とりあえず目の前の一戦を全員で勝つというのはずっと言っているので、一戦一戦勝っていきたいなと思います」

▼山﨑
「(自身の投球を振り返って)序盤はスリーボールまでいって球数が多くなってしまって。緊張もあったんですけど、なんとか初回は0で抑えられて、少しずつリズムも自分の中でつかめていって。途中からは変化球を出したりテンポよく抑えられてきたので、それで5回くらいまでいけました。もともと7回投げるつもりで、その中で自分で調整しながらという感じで投げたんですけど、変化球のコントロールが良くて。いい感じで最終的には完封できて良かったです。(続投を決めたタイミング)もともと7回って決められている中で行けるとこまで行こうという形だったので。自分の中でとりあえずいい形で次のピッチャーにつなげているなという感じで、球数的にも結構いっていましたが、自分の中でまだ行けるという思いがありました。今村さんに『行けるところまで投げさせてほしい』と伝えて、後ろの竹下さんは『いつでも行けるから全力で行ってこい』と声をかけてくれて、自分の中でやりやすい環境を作ってもらったなと思います。(昨日1敗した中での先発だった)昨日の試合は自分は打者として起用してもらっていたので、その中で昨日の負けは結構自分の責任もだいぶ大きいなと感じていました。明日は先発と言われていたので、投手としてちゃんとチーム引っ張っていこうという気持ちで挑みました。(ピンチの場面も抑え切った)正直めちゃくちゃ『点取られるかも』と思いましたけど、周りの選手がすごく声をかけてくれて。なんとか気持ち的に折れずに最後まで投げきれたかなと思います。(次節への意気込み)今回は1つ負けてしまったので、立命戦こそ2勝できるように。自分は打者としても投手としてもチーム引っ張っていけるように頑張っていきたいです」

▼橋本
「(先制の犠飛を打った)昨日も今日もここ一番で1本が出ていなかったので、力まずにできることをやろうと思っていました。ワンアウトだったので、最悪三振しても後ろの人がいるからツーアウト満塁で打ってくれるかなと思って。普段通りに(打席に)入れたかなと思います。(次節へ向けて)今、1勝1敗で、なんとか1勝取りたいんですけど、優勝というのをずっと見てるので。今日の試合に満足することなく、さらに強くなって、チーム全員で勝っていきたいなと思います」

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