◇令和6年度関西学生新進トーナメント◇3月7日◇万博テニスガーデン
[男子シングルス3回戦]
○薦田2(6-3,6-0)0谷畑(近大)
○大桐2(6(5)-7,7-6(1), 6-4)1大矢(同大)
○糸永2(6-4,6-4)0浜本(近大)
[男子ダブルス2回戦]
○堤・薦田組2(6-3,6-4)0上岡・栃木(兵大)
[男子ダブルス3回戦]
○堤・薦田組2(7-6(2),6-3)0磯奥・西浦(兵大)
○大島・坂本2(7-6(9),5-7,10-3)1大沼・磯打(近大)
●木戸・井學1(7-6(3),3-6,3-10)2窪田・黒川(甲南大)
[女子シングルス3回戦]
○山口2(6-0,6-1)0奥村(甲南大)
○山本2(6-3,6-2)0上林(姫大)
○安川2(6-2,6-3)0中村(甲南大)
○髙山2(6-4,6-0)0安高(関学大)
●村田1(6(5)-7,7-5,4-6)2岡村(大体大)
●田中1(1-6,6-4,6(5)-7)2小野(姫大)
[女子ダブルス2回戦]
○山口・山本組2(6-2,6-0)0川村・嶺岸(大体大)
●安川・奥谷組1(6-3,3-6,9-11)2岩野・紀之定(園田女大・大体大)
雨天や日没のため日程が変更され、男子シングルス3回戦、男子ダブルス2・3回戦、女子シングルス3回戦、女子ダブルス2回戦が行われた。関大からはシングルス9名、ダブルス5組が出場。見事、シングルス7名、ダブルス3組が次戦へ駒を進めた。
[男子シングルス]
薦田直哉(商2)は、相手のブレイクで試合開始。その後も2ゲームを連続で落とし、ゲームカウントは0-3と暗雲が立ち込める。しかし、徐々に調子を取り戻し、本領を発揮。ラリー戦で相手を左右に振り、点を重ねる。6ゲームを連取し、第1セットを獲得した。第2セットでもその勢いは衰えず。ゲームカウントは6-0と圧勝で3回戦を突破した。
糸永龍矢(政策1)は、第1セットで一進一退の攻防を繰り広げる。だが、ゲームカウント6-4でセットを先取。第2セット序盤は相手にリードを奪われたが、ラリー戦を制し自身のペースに持ち込む。ゲームカウント6-4で第2セットも獲得し、ストレート勝利を収めた。
大桐壮央(人2)は、第1セットからタイブレークとなり、接戦を繰り広げた。先に相手に7点を取られ、セットを先取される。第2セットも一進一退の攻防となり、タイブレークに突入。相手を1点に抑え、セットカウント1-1に。続くファイナルセットは順調にゲームを勝ち取り、3時間にもおよぶ長い試合で勝利を決めた。

[男子ダブルス]
堤隆貴主将(社3)・薦田組は、昨日日没のためにサスペンドされた2回戦に挑んだ。セットカウント1-0、ゲームカウント3-1で始まる。途中からでも昨日の勢いを落とさずゲームカウント6-4で3回戦進出となった。
休憩を挟み、すぐに3回戦が始まった。序盤、なかなか波に乗れずゲームカウント0-3に。しかし、ゲームカウント6-6まで粘り、タイブレークに持ち込む。ここは難なく相手を抑え、第1セットを先取した。第2セットは、薦田のラリーでチャンスを作り、堤のボレーで決めるスタイルで自分たちのペースに持ち込む。少しミスも見られたが、ゲームカウント6-3でストレートで勝利した。
木戸翔太郎(安全1)・井學知志(安全1)組は、第1セットからタイブレークとなる接戦に。ここは相手を3点に抑えてセット先取。続く第2セットは、木戸の鋭いサーブから得点につなげる場面もあったものの、ミスも重なりこのセットを献上する。試合をイーブンに戻された。10ポイントを先取した方が勝利となるファイナル。なんとか食らいついたい所だったが、3-10で敗北を喫した。
大島望(人3)・坂本健英(人1)組も、第1セットからタイブレークに突入する白熱した戦いを繰り広げる。激戦の末、11-9で第1セットを獲得。第2セットはキープ、ブレイクと2セット連取し、波に乗ったかと思われた。しかしブレイクバックされたことを皮切りに、徐々に相手のペースに持ち込まれる。ゲームカウント5-7で第2セットを落とし、運命のファイナルへ。チームメイトの応援を受け、次々と得点。最後は相手のボールがアウトになり、ゲームセット。フルセットを制し、白星をつかんだ。

[女子シングルス]
インカレ女王の山口花音(経3)は、相手を圧倒する試合ぶりを見せる。力強いラリーで相手を左右に振り、ミスを誘発。相手に1ゲームも与えずにセットを先取する。試合の主導権を握ると、第2セットでも落としたゲームはわずか1つ。ストレートでの勝利となった。
山本未来(文2)は、第1ゲームを相手に先取される。しかし、力強いストロークで得点を量産。ゲームカウント6-3、6-2でストレート勝利を収めた。
安川美緒菜(政策2)は、序盤3セット連続で奪取した。そのままの勢いで第1セットを先制。第2セットも勢いは衰えず、相手を左右に振るプレーで得点を重ねる。セットカウント6-3でストレートで勝利を決めた。

髙山揺(ゆら=商1)の試合は、ラリーの応酬に。長く続くラリーの中でも、緩急をつけたボールで揺さぶりをかける。ゲームカウント6-4で第1セットを奪うと、第2セットは強気なプレーを連発。第2セットのゲームカウントは6-0と、圧巻の試合内容で準決勝進出を決めた。
村田千聡(政策3)の試合は、自身がサーブ権を持つ第1ゲームをキープする好調な滑り出し。しかしその後は拮抗(きっこう)した展開となり、激しいラリー戦を繰り広げた。第1セットをタイブレークの末に奪われたが、第2セットをゲームカウント7-5で取り返す。流れに乗って第3セットも勝ち取りたいところだったが、フルセットにもつれ込む接戦の末に惜しくも黒星となった。

田中伶奈(文1)は、相手のペースに持ち込まれ、セットカウント1-6で先制を許した。しかし、第2セットでは打って変わって強気なプレーで3連続でゲームを先取。セットカウント1-1でファイナルセットへ。第3セットはタイブレークまでもつれ込む接戦となるも、惜しくも5-7で敗戦となった。
[女子ダブルス]山口・山本組は、序盤から試合の流れをつかむ。山口のスマッシュや、山本のリターンエースで得点。さらに、積極的にネットプレーを仕掛け、次々と点を重ねる。ゲームカウント6-2で第1セット獲得すると、第2セットでも勢いそのままにストレートで勝利。準々決勝に駒を進めた。
安川・奥谷梨那(人1)組は、第1セットを先取。しかし第2セットを奪われ、ファイナルにもつれこむ。相手のミスで先制し、安川のドロップボレーで2点目を獲得。幸先のいいスタートを切ったものの、その後は互いに点を取り合う接戦に。相手のダブルフォルトで9-8となり、勝利まであと1点となる。だがミスが重なり、9-11での敗北となった。
出場した選手の多くが白星を挙げ、関大の強さを見せる結果となった新進6日目。あすも勝利を目指し、戦い抜く。【文/写真:中山桜希、森奈津子】
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