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◇第2回近畿学生フィギュアスケート競技大会◇2月15・16日◇大阪府立臨海スポーツセンター

[6級女子]
7位 滝野晴 58.96
9位 西田 57.39

[4級女子]
2位 伊葉 44.06
3位 稲葉 42.46
4位 南  39.77
7位 久我 38.08

[3級女子]
7位 吉岡 29.64
9位 穂垣 27.30

[2級女子]
13位 井上果 16.07
23位 丸尾 13.51
29位 佐藤 11.74

[2級男子]
4位 今津 17.32

[1級男子]
3位 清水 10.29

[初級男子]
1位 王 11.99

[初級女子]
5位 李 10.28

[新人戦女子]
5位 西垣 10.24
9位 井上羽 8.88
13位 髙橋 6.88

今年度も数多くの試合を通して成長を続けてきたアイススケート部フィギュア部門。今シーズンの集大成を飾るべく、近畿学生フィギュアスケート競技大会に挑んだ。2日間にわたって開催された今大会には9つの部門に18名の部員が出場。それぞれが全力を尽くし、多くの選手が入賞を果たした。

最初に行われたのは女子3級。今大会が引退試合となる吉岡理沙(商4)と穂垣舞佳(経4)がエントリーした。まず登場したのは、フィギュア部門の主将として部を引っ張ってきた吉岡。冒頭の2回転サルコーは転倒してしまったものの、他のジャンプは全てきれいに着氷させる。『You’ll Be in My Heart』に合わせ、のびやかで美しいスケーティングを見せた。
続いて、大きな声援を受けながら穂垣が登場。『 The Words』の優しいメロディーが流れると、顔を上げて演技を始めた。冒頭の3連続のコンビネーションジャンプを降り、他のジャンプをきれいに決めていく。スパイラルも織り交ぜながら、思いのこもった演技を披露した。

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△ハイタッチをする吉岡(左)と穂垣

続いて女子6級が行われた。最初に登場したのは、滝野晴日(社3)。『The Mission』の美しい調べに乗って、優美なスケーティングを見せる。ジャンプの回転が抜けてしまう場面もあったが、転倒なしで滑り切り、7位入賞を遂げた。
西田琴海(社3)は序盤のジャンプで転倒が重なってしまう。それでも、終盤のコンビネーションジャンプは全て着氷。今大会から演じる『ナルニア国物語』の世界観を見事に表現し、観客を引きつけた。

1日目のラストを飾ったのは女子4級。南安澄(文4)は先月のインカレでも披露した『 Ich Gehör Nur Mir』を選曲した。2回転サルコーなど全てのジャンプを転倒なく決める。演技後には大きな拍手が起こり、現役最後の大会で4位入賞を果たした。
第2グループには久我悠月(経2)が登場。冒頭の1回転ルッツを軽やかに決めた。ジャンプで転倒してしまう場面もあったが、最後まで伸びやかな滑りを見せる。指先まで意識した美しい演技で『レ・ミゼラブル』を演じ切った。
久我の次に登場したのは、フィギュア部門の次期主将を務める伊葉優(商3)。冒頭のコンビネーションジャンプをきれいに決めると、スピードに乗って全てのジャンプを降りる。『Sparkling Diamonds』を表情豊かに演じ、見事2位に輝いた。
初日の関大勢ラストを飾るのは、インカレで準優勝を果たした稲葉晴佳(社2)。ピアノの音に合わせ、全身を大きく使って滑り出す。全てのジャンプを転倒なく着氷させ、『Never enough』に合わせて雄大なスケーティングを披露した。

2日目は2級女子からスタート。まずは佐藤和奏(安全3)が笑顔でリンクインした。『Gift of a Friend』の美しいメロディーに乗せて、次々とジャンプを決めていく。優美な滑りを見せ、最後はスピンで演技を締めくくった。
続いて丸尾有咲(安全3)が登場する。ターンしながら滑り始め、『 Flower Dance』のきらびやかな音色に合わせたスケーティングを披露。ジャンプも全て着氷させ、まとまった演技を見せた。
井上果穂(文3)は『千と千尋の神隠し』の壮大な曲調を捉えながら滑っていく。冒頭のジャンプで転倒してしまったものの、それ以外のジャンプはミスなく着氷。スピード感のある滑りで見る者を引きつけた。

2級男子には今津駿介(情2)がエントリー。『Dancing On My Own』に乗せ、情感たっぷりとリンクを大きく使ったスケーティングを披露する。回転不足になってしまったジャンプもあったが、終始笑顔で滑り切った。

続いて行われたのは1級男子。関大からは清水颯泰(環都2)が出場した。冒頭から高難易度の1回転ジャンプを着氷させる。『La Campanella』の美しい旋律に合わせた華麗な滑りを披露し、3位で表彰台に上った。

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△清水

初級男子には王梓丞(経1)が登場した。コンビネーションを含む全てのジャンプを着氷。さらに回転の速いスピンを見せる。『Space』のピアノの音に合わせてなめらかなスケーティングを披露し、初級男子で優勝を果たした。

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△王

整氷後に行われたのは初級女子。李怡萱(環都2)はほとんど全てのジャンプをミスなく降り、最後にはスピンを華麗に決める。美しい滑りで『Memory』の世界観を表現。5位に入り、笑顔で表彰状を受け取った。

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△李

最後に行われたのは新人戦女子。フィギュアスケートを初めて1年以内の選手だけが出場できる部門だ。まずは井上羽菜(社1)が登場。最初のジャンプは転倒してしまったが、最後まで堂々と滑り切る。『Journey To Fantasy Springs』のきらめく音色に合った滑りを見せた。
昨年6月に関大アイススケート部に入部した西垣綾乃(情2)。ジャンプ全てをきれいに着氷させる。『When Will My Life Begin』の明るいリズムに乗って、笑顔あふれる演技を見せた。関大勢の最後には髙橋実桜(情1)が登場。ジャンプで転倒してしまう場面もあったが、終始笑顔で滑り切る。『Can you fell the love Tonight』の華麗なメロディーに合わせたスケーティングを披露した。

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△西垣

今シーズン最後の大会で多くの入賞者が誕生した関大。学年関係なくリンクサイドから応援する姿や演技中の拍手、声援はお互いを支える強さとなった。来シーズン以降も関大らしさを引き継ぎ、それぞれが唯一無二の輝きを放つ。【文:中吉由奈/写真:金佐康佑、市場薫、中吉由奈】

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